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第701回 ストレージ管理ツール「ディスク」を活用する[2022年版]

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今回はストレージ管理ツール「ディスク(GNOME Disks⁠⁠」を活用する方法を紹介します。第366回をアップデートし,補完する内容です。

「ディスク」とは

Ubuntuにはストレージ管理ツールとして「ディスク(GNOME Disks⁠⁠」が用意されています図1⁠。⁠ディスク」という名称ではあるものの,昨今HDDがメインストレージのPCというのも少なくなってきて,ディスクの管理というのもふさわしくないので本記事ではストレージ管理ツールとします。

図1 うちの「ディスク」はこのような感じ。これでも少し減った

図1

「ディスク」に関しては7年前に第366回で紹介しました。しかし,ユーザーインターフェースが現在と異なることと,第366回ではメニューの紹介になっていて具体的にどう使ったらいいのかわかりにくいので,あらためて紹介します。

なお第645回で紹介したGPartedのほうが高機能ですが,普段使うのであれば「ディスク」のほうがいいでしょう。理由は次項でわかります。

今回は普段使用する機能とストレージを追加するときに使用する機能を分けて紹介します。また第366回にあったUSBメモリーを暗号化する方法もあらためて取り上げます。バックアップは第588回で紹介したTimeShiftを使用するといいでしょう。第588回で述べているとおり,現在はUbuntuのリポジトリからインストールできます。

普段の確認

「ディスク」を起動し,確認したいストレージを選択すると,パーティションの状況と使用量,マウント先などがわかります図2⁠。

図2 ストレージを選択するとパーティションの概要がわかる

図2

ヘッダーバーの「ディスク」の文字列の右にあるのがハンバーガーメニュー,ウィンドウの最小化ボタンの左にあるのがケバブメニューです。ほかのGNOMEアプリケーションはハンバーガーメニューがウィンドウの最小化ボタンの左にあることが多いのですが,そうなっていません。ハンバーガーメニューがシステム全体の設定,ケバブメニューが個別の設定という役割には違いはありませんが,このあたりは「ディスク」を使用するに当たって気をつけるところでしょう。

第697回で紹介したように,SSDでは使用量が増えると速度が低下するという特性がありますので,容量に気を配ることは重要です。

またストレージのステータスを示す「S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology⁠⁠⁠」の確認も重要です。ケバブメニューの「SMARTのデータとセルフテスト」から表示できます図3⁠。ただし,第697回でも紹介したように現在主流になりつつあるNVMe SSDは非対応ですので,注意してください。

図3 見てのとおり,かなり昔に買ったSSDにもかかわらず何の問題もない

図3

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamのメンバー。VirtualBoxなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。