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Webサイトも刷新! GNOME 44を搭載したFedora Linux 38がリリース

Fedoraプロジェクトは4月18日(米国時間⁠⁠、⁠Fedora Linux 38」の正式リリースを発表した。新バージョンのリリースにともない、FedoraプロジェクトのWebサイトもリニューアルされており、Fedoraユーザが目的の情報にたどり着きやすいデザインへと変更されている。

リニューアルされたThe Fedora ProjectのWebサイト
fedoraproject.orgトップページ

Fedora 38では、カーネルに2023年2月にリリースされたLinux 6.2を採用、デフォルトデスクトップ環境には3月にリリースされたGNOME 44が搭載されている。GNOME 44にアップデートされたことでファイルチューザーやクイック設定メニューやコアアプリケーションで大幅な変更が実施されており、UXが向上している。

また、Fedora 38では新しいサードパーティリポジトリ機能として、Flathub(Flatpakアプリのリポジトリ)コンテンツのフィルタリングは行われなくなっており、追加のソフトウェアリポジトリがより簡単に選択できるようになっている(サードパーティリポジトリは手動で有効にする必要がある⁠⁠。

Fedora 38におけるその他のおもな変更点は以下の通り。

  • 新しいSpinの追加 …Budgie Desktop / Sway(最新のWaylandプロトコルを使用⁠⁠ / Phosh(GNOMEベースのモバイル用Waylandシェル)
  • システムサービスがシャットダウンをブロックする時間を短縮、サービスにより電源オフが遅延させられたとしても以前より混乱が減少
  • Rustで書かれたOpenPGPのコマンドライン「Sequoia OpenPGP」パーサによりセキュリティが向上したRPMパッケージマネージャ(独自の実装からOpenPGPベースに)
  • パッケージマネージャがMicrodnfからdnf5に変更
  • 開発環境のアップデート …GCC 13、Glibc 2.37、Golang 1.20、LLVM 16、Ruby 3.2、PHP 8.2など

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