Fedoraプロジェクトは10月28日、「 Fedora Linux 43」のリリースを発表した。6月にプロジェクトリーダーに就任したJef Spaletaのもとでリリースされた最初のバージョンであり、Spaletaは「このコラボレーションを統括する機会を得て、ふたたびFedoraプロジェクトに戻ってこれたことをとてもうれしく思っている」とコメントしている。
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Fedora Linux 43はLinuxカーネルに9月にリリースされたLinux 6.17 、デフォルトデスクトップ環境には同じく9月にリリースされたGNOME 49 が搭載されている。なおGNOMEに関してはX11パッケージが削除され、Waylandのみのサポートとなっている。
パッケージ管理システムとしては最新のRPM 6.0が含まれており、指紋または完全なキーIDによるOpenPGP、パッケージごとに複数の署名、パッケージビルド時の自動署名、GnuPGの代替としてのSequoia-sqによる署名などがサポートされている。また、インストーラのAnacondaではRPMパッケージのインストール用のDNF 5、Fedora Spinsで使用されるAnaconda Web UIのデフォルト使用などがアップデートされており、さらにx86アーキテクチャにおけるUEFIベースのFedoraインシデントは、すべてにおいてGPTパーティションテーブルの使用が強制される(x86のMBR上のUEFIを禁止) 。
なお、Fedoraプロジェクトでは今回のリリースを祝う「Fedora Linux 43リリースパーティ」を11月21日にバーチャルで開催する予定だ。