[実践的]ソフトウェア開発工程管理
2000年9月21日紙版発売
竹山寛 著
A5判/232ページ
定価2,508円(本体2,280円+税10%)
ISBN 4-7741-1075-2
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書籍の概要
この本の概要
商品としてのソフトウェアの開発は,少人数のプロジェクトから大規模な開発まで,人が集まって実施するという点で,問題の発生する局面は多々存在します。本書は,豊富な実践経験を持つ著者が,永年にわたって蓄積してきた知識を一挙に公開するものです。
こんな方におすすめ
- ソフトウェア開発に携わっている方
- 初めてソフトウェア開発のプロジェクトに参加する方
目次
第1章 ソフトウェアの開発
- 1・1 ソフトウェア開発の手順
- 1・2 ソフトウェアの設計
- 1・2・1 基本設計
- 1・2・2 機能設計
- 1・2・3 詳細設計
- 1・3 ソフトウェアの開発と製造
- 1・3・1 プログラミング
- 1・3・2 テスト仕様書
- 1・3・3 プログラム変更管理
- 1・3・4 テスト進捗管理
第2章 管理とは何か
- 2・1 管理に対する考え方
- 2・2 開発工程と管理
第3章 開発と管理
- 3・1 開発管理で用いるドキュメント
- 3・1・1 アローダイアグラム(作戦遂行戦略図)
- 3・1・2 工程管理表
- 3・1・3 テスト進捗管理(バグ発生/テスト消化曲線)
- 3・1・4 目標設定
- 3・2 アローダイアグラム
- 3・2・1 アローダイアグラムの利用
- 3・2・2 アローダイアグラムを利用する上でのポイント
- 3・3 目標の設定
- 3・3・1 プログラミング
- 3・3・2 テスト項目
- 3・3・3 摘出不良件数
- 3・4 開発管理マスタードキュメント
- 3・4・1 工程管理表
- 3・4・2 ILUO(モジュール関連図)管理
- 3・5 テスト進捗管理
- 3・5・1 テスト進捗管理の事例
- 3・5・2 発生/テスト消化曲線でのテスト進捗管理のポイント
第4章 品質と管理
- 4・1 品質の管理
- 4・2 品質とコスト
- 4・3 不良の分析
- 4・3・1 プログラム変更管理表
- 4・3・2 不良摘出状況分析/予測
第5章 開発における実践アドバイス
- 5・1 設計段階
- 5・1・1 アローダイアグラムの日程は逆から立てる
- 5・1・2 アローダイアグラムの項目ははっきりと記載する
- 5・1・3 作業ステップ数はプログラム開発の基準値である
- 5・2 プログラミング段階
- 5・2・1 きれいなプログラムには不良が少ない
- 5・2・2 プログラムの先頭にはヘッダコメントをつける
- 5・2・3 コメントは重要な仕様書である
- 5・2・4 プログラムの入口/出口は1カ所にまとめる
- 5・2・5 プログラムのステップ数は,50ステップを目安にする
- 5・2・6 インデンティングはあまり深くしない
- 5・2・7 例外処理,異常処理はメイン処理の外に置く
- 5・2・8 アセンブラ言語で記述することをおそれてはいけない
- 5・2・9 罠を張るプログラムを仕込んでおく
- 5・2・10 重要な処理についてはシミュレーションを行う
- 5・2・11 チューニングは諸条件を考慮して注意深く行う
- 5・2・12 作業エリアの定義は正確に行う
- 5・2・13 ソースの管理は体系的に行う
- 5・3 テスト段階
- 5・3・1 テストの目的を認識しておく
- 5・3・2 テスト項目作成の際は,不良があることを前提にする
- 5・3・3 マトリックスチェックリストは,机上,単体テストに利用する
- 5・3・4 プログラムテスト仕様書は,結合テスト,システムテストに利用する
- 5・3・5 机上デバッグをおろそかにしない
- 5・3・6 机上,単体テスト完了までは,結合テストに移行しない
- 5・3・7 単体デバッグ以降は,メインパスを最優先に完了させる
- 5・3・8 テスト項目件数は,その最適値を求める
- 5・3・9 目標テスト項目件数の配分は,よく考えて行う
- 5・3・10 摘出不良目標件数は,使用に従った開発の証明となる
- 5・3・11 テストプログラムの作成は計画をもって行う
- 5・3・12 負荷テストを前提にテストを実行する
- 5・3・13 入力データは,許されない物もテストしておく
- 5・3・14 モンキーオペレーションも重要なテスト方法である
- 5・3・15 テスト結果の判定は正確に行う
- 5・3・16 不良が発生したら分析を行う
- 5・3・17 類似の不良はステップ数と同じだけあると考える
- 5・3・18 「1と3の法則」に注意する
- 5・3・19 不良の修正では,現象対策ではなく根本原因対策を行う
- 5・3・20 プログラムの修正は完全を期して行う
- 5・3・21 プログラムの変更管理は省かない
- 5・3・22 自前ツールの開発は怠りなく行っておく
- 5・4 管理者としての心構え
- 5・4・1 プロジェクト管理者は,そのあり方を自ら問うべし
- 5・4・2 プロジェクトの開発能力を把握するように努める
- 5・4・3 開発者の技術能力の差を平準化するように努める
- 5・4・4 開発者が達成可能な目標値を定め,「挑戦」する
- 5・4・5 技術能力は個人個人で違い,1人=1人とはいえない
- 5・4・6 つねに新しい試みを行うようにする
- 5・4・7 管理者は,いつも攻撃的であれ
- 5・4・8 油断はプロジェクトを混乱させる
- 5・4・9 数字がすべてを物語るとは限らない
- 5・4・10 管理はビジュアルに行う
- 5・4・11 プロジェクト推進には3つの「山」がある
- 5・4・12 突き当たった「壁」を知るには,ボールを投げてみる
- 5・4・13 決断にはリスクがあることを認識しておく
- 5・4・14 プログラムを切り捨てることも管理者の仕事である
- 5・4・15 遅延を取り戻す特効薬はない
- 5・4・16 分析ができない管理者は去れ
- 5・4・17 過去の失敗は成功への扉の鍵として活かす
- 5・4・18 ソフトウェアは,システムの総仕上げをするものである
- 5・4・19 プログラムの最終評価は,使用する顧客が下す
- 5・4・20 プログラムの品質という物を考え直してみる
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