SE・IT技術者研修 標準テキスト
2003年7月31日紙版発売
村田修,羽生章洋,小野田学二,堀道子 著
A5判/192ページ
定価1,848円(本体1,680円+税10%)
ISBN 4-7741-1794-3
書籍の概要
この本の概要
ソフト会社にプログラマとして入社して5年ほどたつと,SE研修を受けて,SEとしてさらにプロジェクトマネージャーとして仕事の全体をまとめる仕事に就くことになります。どんなソフト会社もSE研修は実施しています。本書はそのベーシックな教科書です。こうした書籍はありませんでした。
目次
第1章 Javaとオブジェクト指向設計
- 1-1 なぜいまJavaか
- (1) Javaの特徴
- (2) Javaの歴史
- 1-2 オブジェクトプログラミングの考え方
- (1) モノの特徴-テレビの例を見てみよう
- (2) モノは組織される
- (3) モノは依頼を受けて動く
- (4) カプセル化
- (5) インターフェース
- (6) オブジェクトプログラミングの考え方
- (7) 昔ながらの見方と比較してみよう
- (8) 現実の姿と比べてみよう
- (9) オブジェクト指向開発のメリット
- 1-3 クラスってなに
- (1) クラスとオブジェクト
- (2) 分類することは人の常(クラスの誕生)
- (3) 動くのはオブジェクト クラスは定義
- (4) システムにとって意味のある面だけを見る
- (5) 分類の基準は一意ではない
- 1-4 クラスをどのように設計するか
- (1) 例題の概要
- (2) システム全体の機能を把握する(ユースケース図)
- (3) クラスの発見手順(重要概念の把握)
- (4) クラス図(クラスとその関係)の作成
- (5) オブジェクト図について
- (6) クラス図の段階
- (7) クラスの例(概念図作成)
- (8) 相互作用図(メッセージのやりとり)の作成
- (9) ステートチャート図(オブジェクトの状態遷移)
- (10) クラスに責務を割り当てる
- (11) クラスを見直す(分析図作成)
- (12) クラスの追加(設計図作成)
- 1-5 UMLの紹介
- (1) UML誕生の経緯
- (2) UMLの特徴
- (3) UMLのダイアグラム
- (4) UMLを適切に使う
- (5) UMLモデリングツール
- (6) UML認定試験
- (7) UMLを使って開発を委託する
- 1-6 そのほかのオブジェクト指向の主な概念
- (1) 継承・抽象クラス・ポリモフィズム
- (2) 委譲
- (3) アーキテクチャ
- (4) パッケージ(サブシステム)に分ける
- (5) コンポーネント図(ファイルの関係)
- (6) 配置図(物理的な構造)
- (7) 開発プロセス スパイラル型開発
- 1-7 まとめ
第2章 SEべからず
- 2-1 SEって何だろう
- (1) SEは何のためにいるのだろう
- (2) システムに関わるものを理解する
- (3) プロということ
- 2-2 問題解決の話
- (1) 問題と課題
- (2) 素朴な疑問を大切に
- 2-3 設計の話
- (1) 技術研鑚を忘れない
- (2) 部分最適化に陥らない
- (3) コンピュータでできること・できないこと
- 2-4 まとめ
第3章 ITシステムを顧客に企画提案する
- 3-1 ITコーディネータ人材像
- 3-2 BPR推進手順ならびにパターンについて
- 3-3 ケーススタデイ
第4章 プロジェクト推進にあたって
- 4-1. プロジェクト推進におけるPMの役割
- (1)準備での役割
- (2)PMが果たすべきリスクの予測・検証・評価
- (3)PMの責任と権限
- (4) 各段階での課題と対策方法
- 4-2 ソリューションツールを検討する際の考慮点
- 4-3 開発局面に絞った場面で「開発リーダー」の行うべき作業と留意事項
第5章 コミュニケーション ヒアリングならびにプレゼンテーション技法について
- 5-1 ヒアリング実施時の体制について
- 5-2 ヒアリング準備にあたって
- 5-3 結果の整理,分析
- 5-4 経営層へのトップインタビュー実施にあたって
- 5-5 ヒアリング実施時のユーザとのコミュニケーションならびに結果分析にあたって
- 5-6 プレゼンテーション実施にあたって
- 5-7 プレゼン実施内容のケーススタディ
- 5-8 ITコンサルタント・コーディネータとして一層の飛躍のために
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