標準プログラマーズ ライブラリシリーズC言語 プログラミングの初歩の初歩
2002年4月12日紙版発売
西村広光 著
B5変形判/344ページ
定価2,398円(本体2,180円+税10%)
ISBN 4-7741-1460-X
書籍の概要
この本の概要
本書では,プログラムを作るとはどういうことなのかという基本的な考え方と,C言語を通してプログラムとはどのように組み立てていくものなのか
を学習していきます。プログラミングの「何を学んだ」ことにより「何ができるようになったのか」が理解できるでしょう。
こんな方におすすめ
- 「プログラミングって何?」というところからプログラミングを学びたい方
- 文法を学ぶよりも実際にプログラム組みながら学びたい方
目次
第1章 プログラムってなんだろう?
- 1.1 コンピュータにとってプログラムってどんなもの?
- 1.1.1 コンピュータ,プログラム,人間の関係
- 1.1.2 融通のきかないコンピュータ
- 1.1.3 コンピュータがわかる言葉ってどんなもの?
- 1.1.4 より簡単にコンピュータに指示を伝えるための方法とは?
- 1.1.5 やさしく巧妙なプログラム
- 1.2 プログラミングに必要なこと
- 1.2.1 プログラミングの考え方に慣れること
- 1.2.2 プログラミングに必要な3つの知識
- 1.3 プログラムの考え方
- 1.3.1 問題の曖昧なところをはっきりさせる
- 1.3.2 問題を細かく分解して整理する
- 1.3.3 柔軟な発想で考える
- 1.4 プログラムの作り方
- 1.4.1 いろいろなプログラミング言語
- 1.4.2 プログラムを書く(コーディング)
- 1.4.3 プログラムを翻訳する(コンパイルとリンク)
- 1.4.4 プログラムを実行し,正しく動いているか調べる(動作確認)
- 1.4.5 プログラムの誤りを修正する(デバッグ)
第2章 データを入力して,結果表示してみよう
- 2.1 結果を表示するということ
- 2.2 結果を表示するプログラムを書く
- 2.2.1 ソースプログラムの作成
- 2.2.2 ソースプログラムのコンパイルとリンク
- 2.2.3 プログラムの実行
- 2.2.4 表示のサンプルプログラムを応用してみる
- 2.3 プログラムの詳細
- 2.3.1 C言語の構成と記述規則
- 2.3.2 プログラムを見やすくするために
- 2.3.3 結果を表示する関数printf()の詳細
- 2.4 値を記憶しておく箱を利用して結果を求めて表示する
- 2.4.1 変数という箱を準備する
- 2.4.2 データ型の種類と詳細
- 2.5 プログラムを実行しながら,さまざまな結果を得るには?
- 2.5.1 プログラムを実行中に,値を入力する
- 2.5.2 入力を受ける関数scanf()の詳細
- 2.6 ここまでの知識でどんなことができるのか?
第3章 プログラムの処理の流れを理解し,使いこなす
- 3.1 プログラムの代表的な処理の流れにはどんなものがあるのか?
- 3.2 もし○○ならば処理Aを,そうでなかったら処理Bを行う(条件分岐処理)
- 3.2.1 処理の流れをあらわすと
- 3.2.2 もし○○ならば処理1を行い,そうでなければ処理2を行う(ifとelse)
- 3.2.3 もしA==○ならば処理1を,A==△ならば処理2を,A==□ならば処理3を行う(switch case)
- 3.2.4 分岐処理の詳細
- 3.2.5 どんなときにどの分岐処理を使えばよいのか?
- 3.3 同じ処理を繰り返す(繰り返し処理)
- 3.3.1 同じ処理を繰り返したい場合とは?
- 3.3.2 決まった回数繰り返す(for文)
- 3.3.3 ○○となるまで何度でも繰り返す(while文)
- 3.3.4 次のことを繰り返す,ただし,○○となったら終了する(do while文)
- 3.3.5 繰り返し処理の詳細
- 3.3.6 どんなときにどの繰り返し処理を使えばよいのか?
- 3.4 ここまでの知識でどんなことができるのか?
第4章 たくさんの値を記憶する(配列の利用)
- 4.1 たくさんの値を記憶する必要性
- 4.1.1 ここまでの記述方法での限界
- 4.2 配列とは値を入れる箱(変数)をまとめて棚を作ること
- 4.3 いろいろな棚(配列)の作り方
- 4.3.1 一列に並べて,何番目として管理する(1次元配列)
- 4.3.2 処理を簡単化するための発想の流れ
- 4.3.3 棚を作り,何段目の何番目として管理する(2次元配列)
- 4.4 配列の使用方法の詳細
- 4.4.1 変数の復習
- 4.4.2 配列の変数宣言の記述方法
- 4.4.3 配列の扱い方
- 4.5 どんなときに配列を使えばよいのか?
- 4.6 配列を「繰り返し処理」と組み合わせて何倍も便利に!
- 4.7 ここまでの知識でどんなことができるのか?
第5章 データを保存する・保存したデータを読み出す
- 5.1 データを保存すること,保存したデータを読み出すこと
- 5.2 ファイルを利用してデータを入力するにはどのようにすればよいのか?
- 5.2.1 大量のデータを入力して結果を表示させる
- 5.2.2 入力するデータをテキストファイルにしておくと
- 5.3 ファイルを利用してデータを出力するにはどのようにすればよいのか?
- 5.3.1 結果を画面に表示するプログラム
- 5.4 結果を保存しておき,次回プログラムを実行したときに保存データを読み込む
- 5.5 ファイルを利用するときにはエラー処理も必須
- 5.5.1 実用的なファイルのオープン方法
- 5.6 ファイルの利用方法の詳細
- 5.6.1 ファイルを操作できる状態にする,操作を終える(fopen,fclose)
- 5.6.2 ファイルから読み込む,ファイルに書き出す(fscanf,fprintf)
第6章 プログラムで文字を扱うには?
- 6.1 プログラムで文字を扱うということ
- 6.2 C言語で文字列を扱うにはどうしたらよいのか?
- 6.2.1 文字列を扱うには配列を使う
- 6.2.2 文字列の代入方法
- 6.3 コンピュータでは文字をどのように扱っているの?
- 6.3.1 すべての文字は番号で管理されている!?
- 6.3.2 文字型の1次元配列の中身
- 6.3.3 文字を比較する?
- 6.4 文字の基本的取り扱い方の整理
- 6.5 基本的な文字の取り扱い方の詳細
- 6.5.1 文字列の読み込み・ファイル入力方法の詳細
- 6.5.2 文字列の表示・ファイル出力方法の詳細
- 6.6 文字列を操作する便利な関数
- 6.6.1 C言語の標準にはない関数を利用する方法
- 6.6.2 文字列をコピーする
- 6.6.3 文字列をつなぎ合わせる
- 6.6.4 文字列を比較する
- 6.6.5 何文字あるか調べる
- 6.7 便利な文字列操作関数の詳細
- 6.8 文字列を利用する応用場面
- 6.9 ファイルの中身をすべて読み出す
第7章 自分で便利な関数を作り,利用する
- 7.1 標準で用意されている関数と自分で作る関数
- 7.1.1 C言語は,関数で成り立っている
- 7.1.2 用意されている関数がなければ自分で作る!?
- 7.1.3 便利な関数は誰かが作ってくれている!?
- 7.2 自分で関数を作って,利用してみよう
- 7.2.1 関数を作る場面1:何度も使う記述は1回だけにまとめる
- 7.2.2 関数を作る場面2:プログラムを機能別に見やすくまとめる
- 7.2.3 関数を作る場面3:他のプログラムでも利用できる資源をつくる
- 7.3 さまざまな関数を作ってみよう
- 7.3.1 変数を渡さない関数
- 7.3.2 変数を渡すが,変数の値は変更しない関数
- 7.3.3 変数を渡し,変数の値を変更する関数
- 7.3.4 配列を関数に渡して利用する
第8章 データをまとめて管理する(構造体)
- 8.1 どんなふうにデータをまとめて扱うと便利か?
- 8.2 実際にデータをまとめてプログラミングをしてみよう
- 8.2.1 単純にデータをまとめる
- 8.2.2 構造体×配列で効果絶大!
第9章 プログラミングの道はまだまだ続く
- 9.1 ここまでに紹介しなかった「実際に使えるプログラミング技法」
- 9.1.1 簡単な,変数・配列の初期化記述方法
- 9.1.2 何度も記述する定数をあらかじめ定義しておく
- 9.1.3 ファイルの名前を与えて読み込む・書き出す
- 9.1.4 何行書いてあるかわからないファイルを全部読み込みたい
- 9.1.5 乱数を利用したプログラミング
- 9.2 デバッグに役立つ小技!
- 9.2.1 コンパイラのエラーがどこを指すのかを特定する小技
- 9.2.2 コンパイルは正常終了し,実行結果がおかしくなるときのエラー箇所を見つける小技
- 9.2.3 エラーの場所がわかったあと,どうする?
- 9.2.4 便利な道具「デバッガ」を使う
- 9.3 これからどのようなことを学んでいけばよいのか?
- 9.3.1 次に学びたいことは
- 9.3.2 さらにプログラミング技術を高めるために
- 練習問題の解説編
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