極めるMac OS X
2002年8月20日紙版発売
新居雅行 著
A5判/400ページ
定価2,508円(本体2,280円+税10%)
ISBN 4-7741-1554-1
ただいま弊社在庫はございません。
書籍の概要
この本の概要
本書は,Mac OSの初歩の基本操作について説明はせず,Mac OS Xのシステムをより深く知りたいという方(特にMac OS 9までの利用者の方)に向け,Mac OS Xを徹底的に使い倒すといった視点で書かれています。
こんな方におすすめ
- Mac OS Xを徹底的に使いたい人。中級者向け。
目次
Chapter 1 Mac OS Xのユーザ管理と起動
- 1.MacOSXの起動ディスク
- SCSIディスクについて
- 起動ディスクとして制約のある機種
- MacOSXでの起動ディスクの切り替え
- MacOS9での起動ディスクの選択
- CD-ROM/DVD-ROMドライブからの起動
- StartupManagerでの起動ディスクの選択
- 同一のディスクにMacOSXとMacOS9がある場合
- MacOSXのシステムが起動しなくなったとき
- 起動ディスク以外での起動をできなくするセキュリティツール
- 2.メンテナンス作業のための起動
- Verboseモード
- シングルユーザモード
- PRAMクリア
- OpenFirmwareと起動プロテクト
- 3.アカウントとログイン
- MacOS9のマルチユーザ機能とUNIXのマルチユーザの違い
- MacOSXでのマルチユーザ機能
- ログインと自動ログイン機能
- ログインの作業とログインウインドウの設定
- 直前にログインしていたユーザの名前を出さない
- ログイン処理のカスタマイズ
- 管理者アカウント
- パスワードを忘れたとき
- 4.追加アカウントの管理
- アカウントの追加が必要なとき
- アカウントの追加方法
- ユーザの変更について
- パスワードの変更方法
- ユーザの削除
- アカウント情報はどこに保存されるのか
- 管理者と普通のユーザの違い
- 5.rootについて
- rootとしての作業を行う一般的な方法
- rootアカウントを有効にする方法
- rootを有効にしなくてもroot権限で作業をする方法
- rootになってファイルを変更する
- 6.システムの起動処理
- システムレベルの起動スクリプト
- システムの初期化処理
- OSサービスの起動
- 起動時に自動的にオープンするアプリケーションや書類
Chapter 2 システムでのファイルの扱い
- 1.ファイルシステム
- ボリュームとフォーマット
- 起動可能なフォーマットの比較
- リソースの扱い
- マウントされているボリューム
- FireWireの外付けハードディスク
- USBのハードディスク
- メモリーカードのマウント
- MOディスクの利用
- ディスクがマウントしないときのチェックポイント
- CD-ROM/CD-Rのフォーマット
- ディスクイメージファイル
- 拡張ボリュームのアクセス権
- ボリュームのアクセス権を無視
- 拡張ボリューム側にあるシステム
- 2.ファイルやディレクトリとフォルダ
- ファイルの情報
- ファイル名と名前と拡張子
- ファイル名に半角のコロンが含まれる場合
- ファイルをFinderで見えなくする
- 見えないディレクトリをFinderで利用する
- ファイルのアクセス権
- システム関連のファイルのアクセス権は変更しないようにする
- Applicationsフォルダが修正できないときの対処ユーティリティ
- “フォルダ階層”と“ディレクトリ階層”
- パスについて
- ボリューム名にスラッシュを入れてはいけない
- 3.アプリケーションとファイル
- 起動するアプリケーション
- MacOSXのアプリケーションと拡張子やファイルタイプの情報
- MacOSXの拡張子
- 文書ファイルと拡張子
- ドラッグ&ドロップへの反応
- 1つのプロセスが同時に開くことができるファイル数
- インストーラとbomについて
- 2つの顔を持つファイル処理機能
- ファイルを開くときや保存時に非表示のディレクトリに移動
- 4.エイリアスとシンボリックリンク
- エイリアスファイルの作成方法
- シンボリックリンクについて
- エイリアスとボリューム
- 5.DiskUtilityとフォーマットの方法
- ドライブとボリュームの情報表示
- ディスクのマウントと取り出し
- ディスクの修復
- フォーマットとパーティション
- 6.CD-RWやDVD-Rの利用
- Finderでのディスクへの書き込み
- 書き込んだディスクがマウントされない場合
- 動作原理をさぐる
- CD書き込み途中で中断した後の容量を回復させる方法
- CD-ROMのコピーを行う
- CDコピーの自動化
- ディスク関連のコマンド
- 7.RAIDを使う
- RAIDとは
- RAIDディスクを構成する
- 1TB以上のボリュームのフォーマットができない
Chapter 3 メモリ管理とプロセス
- 1.実行するソフトウエア
- OS上のプロセス
- プロセスを見る
- プロセスとユーザ
- プロセス情報
- プロセスの強制終了
- スレッドについて
- スレッドを見る
- スレッドの動作と状態
- スレッドの利点
- CPUの稼働状況を見る
- カーネルパニック
- アプリケーションクラッシュ時の情報を残す
- 2.仮想記憶の動作
- そんなに使うの!?仮想記憶のディスクスペース
- 記憶装置の動作
- MacOSXでのメモリ管理
- メモリの利用状況を見る
- 3.MacOSXとパッケージアプリケーション
- Mach-OとCFM
- シングルバイナリとパッケージ
- シングルバイナリとInfo.plistの内容
- パッケージの中身
- アプリケーションの言語ごとのリソース
- アプリケーションの動作を決定付ける設定ファイル
- フレームワーク
Chapter 4 ユーザインタフェースの活用
- 1.Dockの活用
- Dockを考える
- Dockの拡大機能の使い勝手
- Dockの位置と自動表示
- Dockへの登録と削除
- Dockに文書やフォルダを登録する
- Dockのアイコンへのドラッグ&ドロップ
- Dockにしまい込むか,それとも隠すか
- Dockとユーザインタフェース
- Dockに期待するところ
- 2.ウインドウの活用
- ウインドウのタイトルバー
- タイトルバーにあるウインドウ操作のボタン
- ウインドウにあるスクロールバー
- ウインドウの2種類のステート
- フォルダのナビゲート
- 3.MacOSXのメニュー
- メニューの基本
- アップルメニュー
- アプリケーションメニュー
- サービスメニュー
- コンテキストメニュー
- メニュー追加とスクリプトメニュー
- 4.キーチェーンの活用
- キーチェーンの使い勝手
- キーチェーンに対応した機能
- キーチェーンでの記録内容のモデル
- キーチェーンのロックと解除
- キーチェーン情報の管理
- 5.フォント環境
- MacOSXのフォント機能の特徴
- フォントファイルの置き場所と検索順序
- サポートするフォントファイルのフォーマット
- 6.Classicを使う
- けっこう互換性の高いClassic
- Classicのシステムとアプリケーション
- Classicアプリケーションの操作環境
- Classic環境に関する設定
- Classicのバックアップ
- 7.ツールバーとカスタマイズ
- Cocoaアプリケーションのツールバー
- Finderのツールバー
- ツールバーのカスタマイズ
- 8.その他の話題
- マウス&キーボード
- 効率的なバックアップ
- マルチディスプレイとミラーリングによるプレゼンテーション
Capter 5 ネットワーク利用
- 1.設定の基本とEthernet
- Macintoshのネットワークの歴史を簡単に…
- MacOSXのネットワーク機能の特徴
- Ethernetでの接続
- DHCPによるEthernet接続
- 手入力によるEthernet接続
- DHCPルータを利用したEthernet接続
- BootpサーバによるEthernetサーバの設定
- 場所と設定について
- AppleTalkの利用
- プロキシの設定
- Ethernetカードの追加
- 2.AirMacの利用
- AirMacでの接続
- AirMacのプライベートネットワーク
- AirMacBasestationの管理
- AirMacSetupAssistant
- AirMacSeupAdminの利用
- リセットや工場出荷状態からのセットアップ
- 3.モデム&モバイル
- 内蔵モデムでの接続
- PCカードモデムやIrDAモデムでの接続
- モデム接続でのオプション設定
- モデムメニューを使った接続
- InternetConnectの利用
- ネットワーク機能とモバイルの可能性を考える
- 4.ブロードバンド接続
- PPPoEの利用
- DHCPクライアントIDを使う方法
- 普通のEthernet接続でかまわない場合
- 5.ファイル共有などのクライアント
- AppleFilingProtocolのサーバ
- システムの背後での動き
- ログインのオプション
- キーチェーンへの記録内容
- 接続先を記憶して利用する
- AppleTalkのAppleShareサーバへの接続
- Windows向けファイルサーバへの接続
- WebDAVサーバへの接続
- NFSでのファイル共有
- システム環境設定の「インターネット」
- iDiskの利用
- サーバ接続の解除
- sshやtelnetのクライアントになる
- ftpのクライアントになる
- 6.ネットワーク管理
- インタフェース情報(NetworkUtility)
- ルーティングテーブルなどの表示
- pingの送付
- ドメインネームサービスの利用
- 接続先までの経路を示すTraceroute
- ドメイン名の情報を取り出す
- ポートスキャン
- ホスト名とIPアドレスの対応情報をNetInfoに書き込む
- マルチホーミング
- NATについて
- MacOSXでNATを稼働させる
- NATを自動的に起動時に機能させる
- ネットワーク設定の仕組み
- 7.サーバ機能の利用
- サーバ機能をアクティブにする
- ファイル共有サーバ
- 管理者のアカウントでファイル共有サーバを利用
- 一般ユーザでファイル共有にログイン
- どうしてもファイル共有をしたい場合
- ファイル共有を便利にするユーティリティ
- Webサーバ機能
- ftpサーバ機能
- リモートサーバ
この本に関連する書籍
-
Mac OS X ターミナルコマンド ポケットリファレンス
本書は,コマンドベースの操作に的をしぼって,個々のコマンドをリファレンスとしてまとめました。UNIX系の操作になれている方はもちろん,Mac OS Xではじめてコマンド...
-
Mac OS X 実践活用ブック
従来からMac OSを利用しているユーザー中心に,Mac OS XではじめてMacに触れるユーザーにも焦点をあて,インストールから基本操作,システムの理解まで,これまでのMac ...