Visual C#.NETによる [実践]データベースプログラミング
2002年11月27日紙版発売
谷尻かおり 著
B5変形判/408ページ/CD1枚
定価3,278円(本体2,980円+税10%)
ISBN 4-7741-1621-1
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書籍の概要
この本の概要
データベースプログラミングは,今後ますます需要が増大すること必至の,実践的な世界です。Visual C#.NETでの開発を依頼されたという方も,いまのところそうでない方も,徹底的に身につけておく価値のあるスキルと言えます。本書で,考え方と実現方法を学んでください。
こんな方におすすめ
- Visual C# .NETでデータベースプログラミングをしている方
- プログラマーとしての幅を広げたい方
著者の一言
ADO.NETにはデータベースにアクセスするためのツールが豊富に用意されており,そのすべてを理解するのは大変です。本書はよく利用する機能に的を絞り,小さなアプリケーションを作成しながらADO.NETを学習できるようになっています。本書で解説した小さな機能を組み合わせて,最終章では注文管理システムを完成させます。実践場面での使い方を理解できるのではないかと思います。
目次
第1章 ADO.NETの概要
- 01 Visual Studioとデータベース
- 1.1 データベースとは?
- 1.2 Visual Studioが扱うデータソース
- 1.3 データベースとアプリケーションの関係
- 02 ADO.NETとは?
- 2.1 .NETデータプロバイダ
- 2.2 データセット
- 03 ADO.NETの特徴
- 3.1 非接続型のアーキテクチャ
- 3.2 XMLの採用
- 3.3 開発のしやすさ
- 04 ADO.NETとADOの違い
- 4.1 データ接続
- 4.2 データを保持する方法
- 4.3 レコードの扱い
- 4.4 どちらを利用するか
- 05 Windowsアプリケーションを作成する方法
- 06 本書で使用するデータベース
第2章 データアクセスの基本
- 01 データの流れ
- 02 簡単なアプリケーション
- 03 データ接続
- 3.1 サーバーエクスプローラ
- 3.2 データリンクプロパティ
- ■ プロバイダ
- ■ データソース
- 3.3 データ接続のプロパティ
- 3.4 データ接続の操作
- 04 コネクションとデータアダプタ
- 4.1 コネクションのプロパティ
- 4.2 データアダプタのプロパティ
- 4.3 コマンドを削除する
- 4.4 データアダプタ構成ウィザード
- 05 データセット
- 5.1 データセットの生成
- 5.2 XMLスキーマ
- 06 データのバインディング
- 6.1 データバインディングの種類
- 6.2 データグリッドのプロパティ
- 6.3 テキストボックスのプロパティ
- 6.4 データセットにデータを読み込む
- 6.5 データセットの変更をデータベースに通知する
- 6.6 データセットの初期化
第3章 Windowsフォームとデータ操作
- 01 レコードの移動
- 1.1 レコードの扱い方
- 1.2 CurrencyManagerオブジェクトとBindingContextオブジェクト
- 1.3 レコード位置
- 1.4 レコード数
- 1.5 先頭レコードに移動
- 1.6 1つ前のレコードに移動
- 1.7 次のレコードに移動
- 1.8 最終レコードに移動
- 1.9 サンプル:――フォームにレコード移動ボタンを追加する
- 1.10 データグリッドとレコード位置
- 02 レコードの編集
- 2.1 レコードの編集を取り消す
- 2.2 レコードの編集を終了する
- 2.3 新しいレコードを追加する
- 2.4 レコードを削除する
- 2.5 データセットの編集を取り消す
- 2.6 変更されたかどうかを調べる
- 2.7 変更の種類を調べる
- 2.8 更新したレコード数を調べる
- 2.9 サンプル:―― 編集機能を持ったフォームを作成する
- 03 レコードの検索
- 3.1 レコードを参照する
- 3.2 レコードを検索する
- 3.3 検索条件の書き方
- 3.4 サンプル:―― 検索機能を持ったフォームを作成する
- 04 レコードの抽出
- 4.1 パラメータクエリとは?
- 4.2 パラメータクエリの作成
- 4.3 抽出条件の書き方
- 4.4 パラメータに値を代入する
- 4.5 パラメータクエリを利用するときに注意すること
- 4.6 サンプル:―― 抽出したレコードをフォームに出力する
- 05 データグリッドの使い方
- 5.1 データを連結する
- 5.2 データグリッド内のレコード数
- 5.3 セルの値を参照する
- 5.4 フォーカスのあるセル
- 5.5 データグリッドのスタイル
- 5.6 セルのスタイル
- 06 リストボックス,コンボボックスの使い方
- 6.1 コントロールとデータテーブル
- 6.2 主なプロパティ
- 6.3 リスト用のデータを取得する
- 6.4 注意すること
第4章 データビューを使ったデータ操作
- 01 データビューとは?
- 1.1 データビューでできること
- 1.2 データビューを作成する前に
- 1.3 データビューの作成
- 1.4 コントロールに連結する
- 1.5 データビューを利用するときに注意すること
- 02 レコードの並べ替え
- 2.1 並べ替えの順序
- 2.2 並べ替え順序を指定する
- 2.3 サンプル:―― ラジオボタンを利用して並べ替えを指定する
- 03 レコードの検索
- 3.1 レコードを検索する
- 3.2 検索したレコードをフォームに表示する
- 3.3 サンプル:―― 検索結果をデータグリッドで確認する
- 04 レコードの抽出
- 4.1 抽出条件の書き方
- 4.2 サンプル:―― 抽出したレコードをデータグリッドに出力する
- 05 レコードの編集
- 5.1 編集可能なデータビュー
- 5.2 レコードを参照する
- 5.3 フィールドに値を代入する
- 5.4 新しいレコードを追加する
- 5.5 レコードを削除する
- 5.6 編集の取り消し
- 5.7 サンプル:―― データビューでレコードを編集する
第5章 データテーブルを使ったデータ操作
- 01 レコードの編集
- 1.1 フィールドに値を代入する
- 1.2 新しいレコードを追加する
- 1.3 レコードを削除する
- 1.4 編集の取り消し
- 1.5 サンプル:―― データテーブルでレコードを編集する
- 02 データベースの更新
- 2.1 更新の方法
- 2.2 行の状態とバージョン
- 2.3 RowStateプロパティとUpdateメソッド
- 2.4 編集された行の取得
- 03 レコードの検索
- 3.1 レコードを検索する
- 3.2 テーブルに主キーを設定する
- 3.3 検索したレコードを削除する
- 3.4 サンプル:―― テーブルから特定のレコードを削除する
- 04 レコードの抽出
- 4.1 フィルタを設定する
- 4.2 抽出したレコード
- 4.3 サンプル:―― 抽出したレコードをリストボックスに出力する
- 05 レコードの並べ替え
第6章 コマンドとSQLステートメント
- 01 コマンドのパラメータ
- 1.1 パラメータの種類
- 1.2 パラメータのプロパティ
- 1.3 更新のしくみ
- 02 SQLステートメントの書き方
- 2.1 選択コマンド
- 2.2 追加コマンド
- 2.3 削除コマンド
- 2.4 更新コマンド
- 2.5 手動でデータアダプタのコマンドを作成する
- 03 データコマンドとデータリーダー
- 3.1 データコマンドとは?
- 3.2 データコマンドの作成
- 3.3 データコマンドを実行するには?
- 3.4 データリーダーの利用
- ■ ExecuteReaderメソッド
- ■ データリーダー内のレコードにアクセスする
- ■ データリーダー内のレコードを参照する
- ■ データリーダーの終了
- ■ サンプル:―― データリーダーの内容をリストボックスに出力する
- 3.5 データベースの更新
- ■ ExecuteNonQueryメソッド
- ■ データコマンドを実行するときに注意すること
- ■ サンプル:―― データベースを更新する
第7章 マスター/詳細フォーム
- 01 マスター/詳細フォームとは?
- 02 リレーションシップの作成
- 2.1 リレーションシップとは?
- 2.2 リレーションシップを設定できるテーブル
- 2.3 リレーションシップの追加
- 2.4 データグリッドに連結する
- ■ マスターテーブルをデータグリッドに連結する
- ■ 詳細テーブルをデータグリッドに連結する
- 2.5 データの取得と更新
- 03 レコードの編集
- 3.1 参照整合性とは?
- 3.2 テーブルを関連付けて更新するには?
- 3.3 マスター/詳細フォームでの変更
- ■ マスターテーブルをデータグリッドに連結したとき
- ■ マスターテーブルをテキストボックスに連結したとき
- 3.4 マスターテーブルの編集
- ■ レコードの追加
- ■ レコードの削除
- 3.5 詳細テーブルの編集
- 3.6 サンプル:―― 編集機能を持ったマスター/詳細フォームを作成する
- 04 テーブルの結合
- 4.1 テーブルを結合するために必要な条件
- 4.2 結合テーブルの作り方
- 4.3 結合テーブルを更新するには?
- 4.4 演算フィールドを作成する
第8章 レポートを作成する
- 01 レポートを出力するには?
- 1.1 CrystalReportsデザイナとは?
- 1.2 レポートのデータソース
- 1.3 Windowsフォームでレポートをプレビューするには?
- 1.4 レポートを出力する手順
- 1.5 注意すること
- 1.6 サンプル:―― テーブル内のすべてのレコードを出力する
- 02 CrystalReportsデザイナの使い方
- 2.1 オブジェクト位置/サイズを変更する
- 2.2 テキストボックスを追加する
- 2.3 フィールドを追加する
- 2.4 直線を追加する
- 2.5 オブジェクトの書式を変更する
- 2.6 通貨記号を追加する
- 2.7 連番を出力する
- 2.8 グループごとに出力する
- 2.9 集計フィールドを作成する
- 2.10 改ページする
- 2.11 非表示のセクションを出力する
- 2.12 レポートのセクション
- 03 特定のレコードだけを出力する
- 3.1 レポートを作成する手順
- 3.2 パラメータフィールドを追加する
- 3.3 抽出条件を設定する
- 04 パラメータの値をプログラムで設定する
- 4.1 名前空間の指定
- 4.2 パラメータを管理するオブジェクト
- 4.3 パラメータを設定する手順
- 4.4 サンプル:―― 特定のレコードを出力する
- 05 マスター/詳細レポートを作成する
- 5.1 マスター/詳細レポートとは?
- 5.2 必要なデータソース
- 5.3 サブレポートの挿入
- 5.4 レポートのリンク
- 5.5 プレビューの方法
- 5.6 サンプル:―― マスター/詳細レポートを作成する
第9章 プログラムによるデータアクセス
- 01 名前空間の指定
- 02 コネクションの作成
- 2.1 接続文字列
- 2.2 接続の確立と解除
- 03 データアダプタの作成
- 3.1 選択コマンド
- 3.2 更新用のコマンド
- 3.3 コマンドのパラメータ
- 04 データセットの作成
- 05 エラー処理
- 06 サンプル
第10章 サンプルアプリケーション
- 01 注文管理の概要
- 02 「顧客管理」の機能一覧
- 2.1 伝票入力
- 2.2 伝票印刷
- 2.3 顧客検索
- 2.4 商品登録
- 2.5 顧客登録
- 2.6 社員登録
- 03 データセットの生成
- 3.1 伝票入力用のフォーム(frmDenpyo)
- 3.2 リレーションシップの作成
- 3.3 その他のフォーム
- 04 フォーム/レポートのデザイン
- 4.1 メイン画面(frmMain)
- 4.2 伝票入力(frmDenpyo)
- 4.3 伝票印刷(frmPreview)
- 4.4 伝票印刷2(frmPreview2)
- 4.5 顧客検索(frmFind)
- 4.6 商品登録(frmShohin)
- 4.7 顧客登録(frmKokyaku)
- 4.8 社員登録(frmShain)
- 4.9 検索(frmDlg)
- 4.10 rptSub.rpt
- 4.11 rptMainNo.rpt
- 4.12 rptMainDate.rpt
- 05 プログラムリスト
- 5.1 メイン画面(frmMain)
- 5.2 伝票入力(frmDenpyo)
- 5.3 伝票印刷(frmPreview)
- 5.4 伝票印刷2(frmPreview2)
- 5.5 顧客検索(frmFind)
- 5.6 商品登録(frmShohin)
- 5.7 顧客登録(frmKokyaku)
- 5.8 社員登録(frmShain)
- 5.9 検索(frmFind)
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