Visual Basic.NETによる [入門] データベースプログラミング
2003年3月20日紙版発売
谷尻かおり 著
B5変形判/312ページ/CD1枚
定価3,168円(本体2,880円+税10%)
ISBN 4-7741-1694-7
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書籍の概要
この本の概要
Visual Basic .NET(VB .NET)と従来のVisual Basicとは似て非なるものです。これまでの知識だけでは太刀打ちできません。面倒ですが,もう一度学習し直していただく必要があります。でも,大丈夫。本書が,その最短の道をご案内いたします。
こんな方におすすめ
- Visual Basic .NETでのデータベースプログラムを開発している方
- .NET対応の必要に迫られている方
- これからデータベースプログラミングを始めようという方
著者の一言
本書はADO.NETの基本的なコンポーネントの使い方と,それを利用してアプリケーションを構築する方法をまとめたものです。サンプルアプリケーションを完成させるまでには,18個のステップがあります。順を追って読み進めることによって,ADO.NETを利用したアプリケーションの開発手順を身につけることができます。また,各ステップに紹介されているデータ操作のテクニックだけを抜き出して,ご自分のシステムに応用することもできます。
目次
第1章 アプリケーションの完成図
- 01 注文管理システムの外観
- 02 使用するデータベース
- 03 機能一覧
- 3.1 親子関係を持ったテーブルを利用してデータを編集する
- 3.2 親子関係を持ったフォームを利用する
- 3.3 複数のテーブルの情報をデータグリッドに出力する
- 3.4 新規伝票の追加
- 3.5 伝票番号の自動設定
- 3.6 コンボボックスのリストにテーブルデータを表示する
- 3.7 [商品番号]を入力したときに[商品名]と[単価]を表示する
- 3.8 [金額]を自動的に計算する
- 3.9 [合計金額]を自動的に計算する
- 3.10 伝票番号を使って検索する
- 3.11 既存の伝票を削除する
- 3.12 表示中の伝票をプリンタに出力する
- 3.13 顧客情報をCSV形式のファイルに出力する
- 3.14 編集した内容をデータベースに保存する
- 3.15 編集をすべてキャンセルする
- 3.16 終了前に編集状態を確認する
- 04 アプリケーションの開発手順
第2章 データベースの基礎知識
- 01 データベースの用語
- 1.1 テーブル
- 1.2 フィールド
- 1.3 レコード
- 1.4 リレーションシップ
- 1.5 主キーと外部キー
- 1.6 参照整合性
- 1.7 インデックス
- 1.8 問い合わせ
- 1.9 ビュー
- 1.10 データベースの構成
- 02 データベースとVisual Basic .NET
- 03 注文管理用データベースの設計
- 3.1 データベースの設計手順
- 3.2 注文管理用のデータベース
- 3.2.1 [T_メイン]テーブル
- 3.2.2 [T_サブ]テーブル
- 3.2.3 [T_商品]テーブル
- 3.2.4 [T_顧客]テーブル
- 3.2.5 [T_社員]テーブル
- 3.2.6 テーブルどうしの関連付け
- 3.3 Visual Database Toolsでできること
第3章 はじめてのADO .NET
- 01 データの流れ
- 02 はじめて作るデータベースアプリケーション
- 03 データ接続の作成
- 04 データアダプタの作成
- 05 データセットの作成
- 06 Windowsフォームの作成
- 07 プログラミング
- 08 アプリケーションの実行と終了
第4章 ADO .NETの概要
- 01 ADO .NETの特徴
- 02 ADO .NETのコンポーネント
- 2.1 データ接続
- 2.2 データアダプタ
- 2.2.1 データアダプタの役割
- 2.2.2 データアダプタのプロパティ
- 2.2.3 データアダプタの種類
- 2.3 コネクション
- 2.4 データセット
- 2.4.1 データセットの生成
- 2.4.2 XMLデザイナ
- 2.5 ADO .NETとデータベース
- 03 Windowsフォームでのデータアクセス
- 3.1 バインディングの種類
- 3.2 テキストボックスの使い方
- 3.3 データグリッドの使い方
- 3.4 データを取得する
- 3.5 データベースを更新する
- 04 ADO .NETとADO
- 4.1 データベースの接続と解除
- 4.2 データを保持する方法
- 4.3 レコードの扱い方
- 4.4 どちらを使うか
第5章 注文管理システムを作ろう
Step0 その前に
Step1 データ接続とデータの準備
- 01 データ接続の作成
- 02 データの登録
Step2 データベースに接続する
- 01 コネクションとデータアダプタの作成
- 02 データセットの作成
- 03 フォームのデザイン
- 3.1 ファイル名の変更
- 3.2 連結フォームを作成する
- 04 メニューのデザイン
- 05 プログラムリスト
- 5.1 データを取得する
- 5.2 レコードの編集を終了する
- 5.3 アプリケーションを終了する
- 06 確認
- 6.1 スタートアップオブジェクトの設定
- 6.2 確認する項目
Step3 レコード移動ボタンを作成する
- 01 フォームのデザイン
- 02 レコードを移動する方法
- 2.1 レコードの扱い方
- 2.2 フォームとデータテーブル
- 2.3 レコード位置
- 2.4 レコードを移動する
- 2.5 レコード数
- 03 プログラムリスト
- 3.1 レコード位置とレコード数
- 3.2 レコードを移動する
- 3.3 その他のプログラム
- 04 確認
Step4 顧客と担当をコンボボックスで入力できるようにする
- 01 コンボボックスのリストに表示するデータ
- 1.1 顧客の選択に使用するデータ
- 1.2 担当の選択に使用するデータ
- 1.3 データセットの生成
- 02 コンボボックスの使い方
- 2.1 リストに表示するデータ
- 2.2 データベースに連結する
- 03 フォームのデザイン
- 04 プログラムリスト
- 4.1 リスト用のデータを取得する
- 05 確認
Step5 データグリッドに伝票の詳細を表示する
- 01 データグリッドに表示するデータ
- 1.1 テーブルを結合する
- 1.2 演算フィールドを作成する
- 02 リレーションシップを定義する
- 2.1 リレーションシップに必要な条件
- 2.2 既存のデータセットにテーブルを追加
- 2.3 リレーションシップを定義する
- 03 フォームのデザイン
- 3.1 メイン/サブフォームを作成する
- 3.2 データグリッドのスタイルを変更する
- 3.2.1 データグリッドのデザインチ
- 3.2.2 列のデザインチ
- 04 プログラムリスト
- 05 確認
Step6 データグリッドの編集結果を保存する
- 01 コマンドを手動で作成する
- 1.1 更新するテーブル
- 1.2 追加コマンド
- 1.3 削除コマンド
- 1.4 更新コマンド
- 02 プログラムリスト
- 2.1 データグリッドでの編集を終了する
- 2.2 その他のプログラム
- 03 確認
Step7 データグリッドに商品名・単価・金額を表示する
- 01 商品名と単価の表示に使うデータ
- 02 データテーブルの利用
- 2.1 レコードの検索
- 2.2 フィールドに計算結果を出力する
- 03 データグリッドのセル
- 3.1 セルの値を参照する
- 3.2 フォーカスのあるセル
- 04 プログラムリスト
- 4.1 商品名,単価,金額を出力する
- 4.2 その他のプログラム
- 05 確認
Step8 伝票を削除する
- 01 メニューのデザイン
- 02 レコードの削除
- 2.1 メインテーブルのレコードを削除する
- 2.2 サブテーブルのレコードを削除する
- 03 プログラムリスト
- 3.1 表示中のレコードを削除する
- 04 確認
Step9 伝票を追加する
- 01 フォームのデザイン
- 02 レコードの追加
- 2.1 メインテーブルにレコードを追加する
- 2.2 サブテーブルにレコードを追加する
- 03 追加したレコードを取り消す
- 04 プログラムリスト
- 4.1 モジュールレベル変数の宣言
- 4.2 新しいレコードを追加する
- 4.3 編集されたかどうかを調べる
- 4.4 その他のプログラム
- 05 確認
Step10 ここまでのシステムを検証する
- 01 フォーカスの移動順序
- 02 テーブルが空のとき
- 2.1 ボタンを使用できないようにする
- 2.2 テーブルに含まれるレコード数
- 03 新しい伝票の入力画面
- 04 プログラムリスト
- 4.1 コントロールを使用できないようにする
- 4.2 レコード数のチェック
- 4.3 新しい伝票の入力画面
- 4.4 その他のプログラム
- 05 確認
Step11 [注文NO]を自動化する
- 01 フォームのデザイン
- 02 自動連番機能を作成する
- 2.1 [注文NO]に代入する値
- 2.2 フィールドの参照方法
- 03 プログラムリスト
- 3.1 最終レコードの[注文NO]を取得する
- 3.2 追加したレコードに[注文NO]を代入する
- 3.3 レコードの追加操作を取り消したとき
- 04 確認
Step12 合計金額を出力する
- 01 フォームのデザイン
- 02 フィールドの値を使って計算する
- 03 データテーブルにイベントハンドラを追加する
- 3.1 データテーブルのイベント
- 3.2 プロシージャとイベントを対応づける
- 04 プログラムリスト
- 4.1 データグリッドからレコードを削除したとき
- 4.2 その他のプログラム
- 05 確認
Step13 伝票の検索機能を作成する
- 01 モーダルダイアログボックスの作成
- 1.1 プロジェクトにフォームを追加する
- 1.2 フォームのデザイン
- 1.3 フォームの表示方法
- 1.4 フォームにプロパティを追加する
- 02 メニューのデザイン
- 03 レコードの検索
- 3.1 すべてのレコードにアクセスする
- 3.2 レコードを検索する
- 04 プログラムリスト
- 4.1 レコードの検索
- 05 確認
Step14 顧客エクスポート機能を作成する
- 01 データアダプタの作成
- 02 [名前を付けて保存]ダイアログボックスを利用する
- 2.1 SaveFileDialogコンポーネントのプロパティ
- 2.2 ダイアログボックスを表示する
- 03 メニューのデザイン
- 04 テキストファイルに出力する
- 4.1 ファイル出力の手順
- 4.2 StreamWriterオブジェクトの作成
- 4.3 ファイルに1行ずつ出力する
- 4.4 ファイルを閉じる
- 05 プログラムリスト
- 5.1 CSVファイルに出力する
- 5.2 その他のプログラム
- 06 確認
Step15 伝票をプリンタ出力する
- 01 レポートを出力するには?
- 1.1 CrystalReportsデザイナとは?
- 1.2 レポートのデータソース
- 1.3 Windowsフォームでレポートをプレビューする方法
- 1.4 レポートを出力する手順
- 02 レポートを作成する
- 2.1 注文管理システムで使用するレポート
- 2.2 サブレポートの作成
- 2.3 メインレポートの作成
- 2.4 サブレポートの挿入
- 03 CrystalReportsデザイナの使い方
- 3.1 オブジェクトの書式を変更する
- 3.2 特殊フィールドを追加する
- 3.3 テキストオブジェクトを追加する
- 3.4 直線を追加する
- 3.5 レポートのセクション
- 04 プレビュー用のフォーム
- 05 伝票入力用フォームのメニューのデザイン
- 06 プログラムリスト
- 6.1 プレビュー用のフォームを表示する
- 6.2 レポートをプレビューする
- 6.3 フォームを閉じる
- 07 確認
Step16 表示中の伝票だけを印刷する
- 01 レポートにパラメータを追加する
- 1.1 パラメータフィールドの作成
- 1.2 抽出条件の設定
- 02 レポートのパラメータをプログラムで設定する
- 2.1 パラメータを管理するオブジェクト
- 2.2 パラメータを設定する手順
- 03 レポートのデザイン
- 04 フォームのデザイン
- 05 プログラムリスト
- 5.1 レポートのパラメータを設定する
- 06 確認
Step17 データの再読み込みと上書き機能を作成する
- 01 メニューのデザイン
- 02 データベースから再度データを読み込む
- 2.1 データセットの初期化
- 2.2 計算フィールドの削除
- 03 プログラムリスト
- 3.1 再ロードを実行する
- 3.2 上書き保存を実行する
- 04 確認
Step18 データが編集されたかどうかを調べる
- 01 データセットの編集状態を調べる
- 02 プログラムリスト
- 2.1 編集されたかどうかを調べる
- 03 確認
付録1 MSDEを使ってデータベースを作成する
- 01 MSDEのインストール
- 02 SQL Serverの起動
- 03 データベースの作成
- 3.1 データベースの作成
- 3.2 テーブルの作成
- 3.3 テーブルに主キーを設定する
- 3.4 レコードを登録する
- 04 Visual Basicのアプリケーションで利用する方法
付録2 注文管理システムのプログラムリスト
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