ACCESS VBA 実用プログラミング
[Access2003対応]
2004年7月8日紙版発売
谷尻かおり 著
B5変形判/336ページ/CD1枚
定価2,838円(本体2,580円+税10%)
ISBN 4-7741-2063-4
ただいま弊社在庫はございません。
書籍の概要
この本の概要
Microsoftのオフィス製品の主力が2003に移行したのを機に,ACCESS VBAを使ったプログラミングの入門書を刷新します。これまでは初級(マクロ)と応用(VBA)に分けて刊行してきましたが,今回の2003対応版では両者を併せて刊行し,本書だけで初級から応用までをカバーします。入門者にも,ある程度の知識がある方にも満足していただけるものと思います。
こんな方におすすめ
- Access 2003を徹底的に使いこなしたい方
- 仕事でAccess 2003を使っている方
著者の一言
この本はAccessでアプリケーションを開発するために必要な知識をまとめたものです。マクロやVBAの経験がなくても無理なく学習が進められるように,第1部では概念や開発環境の使い方を丁寧に解説しました。第2部ではマクロを中心に,実践で使える事例を紹介しています。また,第3部ではVBAでデータベースを操作する方法も学習します。この本1冊で,基礎はもちろん,実用的なプログラムの開発までサポートします。
目次
第1部 プログラミング入門
第1章 マクロとVBAの七不思議
- 1 マクロとかVBAって何をするものですか?
- 2 なぜマクロやVBAが必要なんですか?
- 3 マクロやVBAを使って,いったい何ができるんですか?
- 4 マクロだけじゃダメですか?
- 5 VBAとマクロの違いは何ですか?
- 6 マクロとVBA,どちらを使ったほうがいいですか?
- 7 マクロやVBAを使うには,何か特別な知識が必要ですか?
第2章 マクロの基本
- 1 基本の作り方
- 1.1 マクロウィンドウの起動
- 1.2 マクロ名の入力
- 1.3 アクションを選択する
- 1.4 引数を設定する
- 1.5 マクロを保存する
- 1.6 マクロを実行する
- 1.7 アクションの実行順序
- 2 マクロの編集
- 2.1 マクロウィンドウを開く
- 2.2 アクションを挿入する
- 2.3 アクションを削除する
- 2.4 アクションをコピーする
- 2.5 アクションの順番を入れ替える
- 3 マクロの管理
- 3.1 マクロとマクロオブジェクト
- 3.2 マクロの参照方法
- 3.3 読みやすいマクロの書き方
- 4 マクロの使い方
- 4.1 マクロをイベントに割り当てる
- 4.2 起動時にマクロを実行する
- 4.3 マクロをキーに割り当てる
- 5 条件式を使ったマクロ
- 5.1 「もしも」のときだけアクションを実行する
- 5.2 条件式の書き方
- 5.3 「もしも」のときに複数のアクションを実行する
- 5.4 「そうでないとき」にアクションを実行する
- 5.5 「もしも」がたくさんあるとき
- 6 マクロのデバッグ方法
- 6.1 マクロのシングルステップ実行
- 6.2 アクションをコメントアウトする
第3章 マクロからVBAへ
- 1 マクロをVBAに変換する
- 1.1 フォームマクロをVBAに変換する
- 1.2 変換されたプログラム
- 1.3 プログラムの保存場所
- 2 VBAに変換するメリット
- 3 マクロのアクションをプログラムで実行する
- 3.1 DoCmdオブジェクト
- 3.2 VBAに置き換えられるマクロのアクション
- 3.3 VBAに置き換えられないマクロのアクション
- 4 Visual Basic Editorの使い方
- 4.1 プログラム開発用のウィンドウ
- 4.2 フォームモジュールとイベントプロシージャ
- 4.3 コードウィンドウの使い方
- 4.4 プログラムの入力時にヒントを表示する
- 4.5 Accessウィンドウに戻る
第4章 Visual Basicの基本
- 1 イベントプロシージャの作り方
- 1.1 コードビルダを使う
- 1.2 イベントプロシージャの名前
- 1.3 プログラムを実行する
- 1.4 プログラムを保存する
- 2 プログラミングの約束事
- 2.1 読みやすいプログラムの書き方
- 2.2 オブジェクトの参照方法
- 2.3 Meプロパティの利用
- 2.4 大文字と小文字の区別
- 3 プログラムの書き方
- 3.1 値の代入
- 3.2 計算式の書き方
- 3.3 変数の使い方
- 3.4 関数の呼び出し
- 3.5 メソッドの実行
- 4 条件判断を使ったプログラム
- 4.1 「もしも」のときに実行するプログラム
- 4.2 「もしも」がたくさんあるとき(Else Ifステートメント)
- 4.3 「もしも」がたくさんあるとき(Select Caseステートメント)
- 4.4 2つの条件式を組み合わせる
- 5 繰り返しを使ったプログラム
- 5.1 決まった回数の繰り返し
- 5.2 「〜の間」繰り返す
- 6 エラー処理
- 6.1 エラー処理の基本形
- 6.2 エラー処理の書き方
- 7 オブジェクトに関連しないプログラム
- 7.1 プロシージャの種類
- 7.2 プロシージャの保存場所
- 7.3 モジュールの作成
- 7.4 Subプロシージャの作成
- 7.5 Subプロシージャの利用
- 7.6 Functionプロシージャの作成
- 7.7 Functionプロシージャの利用
- 8 プログラムのデバッグ方法
- 8.1 イミディエイトウィンドウに値を表示する
- 8.2 ブレークポイントの利用
- 8.3 イミディエイトウィンドウで変数の値を調べる
- 8.4 イミディエイトウィンドウでプログラムを実行する
第2部 ケーススタディ
第5章 マクロを使おう
- 1 フォームの操作
- 1.1 フォームを開く
- 1.2 特定のレコードだけをフォームに表示する
- 1.3 指定した位置にフォームを開く
- 1.4 フォームを閉じる
- 2 入力を支援する
- 2.1 値が入力されているかどうかを調べる
- 2.2 入力した値が間違っているときに再入力を促す
- 2.3 コントロールの使用可/不可を変更する
- 2.4 入力した値に応じてフォーカスを移動する
- 3 レコードを検索する
- 3.1 [検索と置換]ダイアログボックスを利用する
- 3.2 先頭レコードから検索を開始する
- 3.3 連続して検索する
- 4 レコードを抽出する
- 4.1 フィルタを使って抽出する
- 4.2 抽出したレコードをサブフォームに表示する
- 4.3 トグルボタンを使って抽出する
- 4.4 複数の条件でレコードを抽出する
- 4.5 指定したフィールドで並べ替える
- 5 レコードを削除する
- 5.1 表示中のレコードを削除する
- 5.2 特定のレコードを一度に削除する
- 5.3 メイン/サブフォームでレコードを削除する
- 6 レポートの操作
- 6.1 レポートをプレビューする
- 6.2 フォームで抽出したレコードをレポートに出力する
- 6.3 印刷するレコードがないときに処理を中止する
- 6.4 レコードの抽出条件をレポートに出力する
- 7 データベースを管理する
- 7.1 Excel形式のデータをインポートする
- 7.2 CSV形式のファイルからインポートする
- 7.3 HTML形式のファイルに出力する
- 8 アプリケーション構築のヒント
- 8.1 データベースウィンドウを最小化する
- 8.2 データベースを閉じる
- 8.3 Accessを終了する
第6章 VBAを使おう
- 1 フォームを開くときに標題を変更する
- 2 メッセージボックスを使って処理を分岐する
- 3 抽出したレコード数を調べる
- 4 独自のレコード移動ボタンを作る
- 5 印刷時に[印刷]ダイアログボックスを表示する
- 6 1レコードごとに色分けして出力する
第7章 カスタムメニューを作ろう
- 1 マクロからメニューを作る
- 1.1 カスタムメニューの作り方
- 1.2 メニュー用マクロの名前の付け方
- 1.3 メニュー用のマクロを作る
- 1.4 マクロからメニューを作成する
- 1.5 メニューバーを構築する
- 1.6 メニューのカスタマイズを行う
- 2 カスタムメニューをフォームで利用する
- 2.1 フォームにメニューを追加する
- 2.2 組み込みツールバーを非表示にする
- 3 VBAを使ってメニューを作る
- 3.1 Functionプロシージャの作成
- 3.2 メニューにFunctionプロシージャを割り当てる
第3部 上級プログラミング
第8章 ADOを使ったデータベース操作
- 1 ADOの概要
- 1.1 ADOとデータベースの関係
- 1.2 ADOオブジェクトの階層構造
- 1.3 ADOオブジェクトを使ってできること
- 2 オブジェクト変数の宣言
- 2.1 変数の宣言方法
- 2.2 オブジェクトの関連づけ
- 2.3 オブジェクトへの参照を無効にする
- 3 基本の使い方
- 3.1 基本のプログラム
- 3.2 カレントデータベースに接続する
- 3.3 レコードを取得する
- 3.4 レコードセットの内容を確認する
- 3.5 オブジェクトを閉じる
- 4 レコードを移動する
- 4.1 レコードを移動できる範囲
- 4.2 すべてのレコードを参照する
- 4.3 Bookmarkプロパティを利用した移動
- 5 レコードを更新する
- 5.1 レコードを編集する
- 5.2 レコードを追加する
- 5.3 レコードを削除する
- 6 レコードを検索する
- 6.1 先頭レコードから検索を開始する
- 6.2 次のレコードを検索する
- 7 レコードを抽出する
- 7.1 指定した条件を満たすレコードを抽出する
- 7.2 フィルタを解除する
- 8 レコードを並べ替える
- 8.1 指定したフィールドで並べ替える
- 8.2 並べ替えができるレコードセット
- 8.3 並べ替えを解除する
第9章 DAOを使ったデータベース操作
- 1 DAOの概要
- 1.1 DAOとは?
- 1.2 DAOを使う場面
- 2 基本の使い方
- 2.1 基本のプログラム
- 2.2 オブジェクト変数の宣言
- 2.3 フォームのレコードソースを取得する
- 2.4 レコードソースとRecordsetCloneプロパティ
第10章 SQLステートメントを使ったデータベース操作
- 1 クエリのSQLビュー
- 2 SQLステートメントの読み方
- 2.1 選択クエリ
- 2.2 必要なレコードだけを取得する
- 2.3 レコードを並べ替える
- 2.4 パラメータクエリ
- 2.5 更新クエリ
- 2.6 追加クエリ(他テーブルから追加する)
- 2.7 追加クエリ(1レコードを追加する)
- 2.8 削除クエリ
- 2.9 テーブル作成クエリ
- 3 SQLステートメントを実行する
- 3.1 SQLステートメントを使うときに注意すること
- 3.2 選択クエリ
- 3.3 パラメータクエリ
- 3.4 アクションクエリ
第11章 ADOXを使ったデータベース操作
- 1 ADOXの概要
- 1.1 ADOXとデータベースの関係
- 1.2 ADOXを利用する前に
- 2 基本の使い方
- 2.1 基本のプログラム
- 2.2 オブジェクト変数を宣言する
- 2.3 データベースに接続する
- 2.4 コレクション内のオブジェクトを参照する
- 2.5 カタログを閉じる
この本に関連する書籍
-
ここが知りたかった! Access VBA 500の技
既刊「VBAプログラミング 500の技」と「VBAがわかる 500の技」からAccessに関する記事,また新規TIPSも大幅に加筆し,AccessにおけるVBAのテクニックを500集めたリファ...
-
Visual Basic 6による [基本] データベースプログラミング(Access2000/2002データ形式対応)
バージョンアップなどで開発のための環境が大きく変わったことにより,以前は何の問題もなく動いていたプログラムが動かなくなった,使えなくなったなどの声が,看過で...
-
Access 2002対応 ACCESS VBA 応用プログラミング
ACCESSVBAの学習に最適な教材です。基本的には項目ごとに学習を進めることを前提としていますが,それぞれのテーマごとに細かく見出しを設定し,これまでの経験で発生し...
-
Access 2002対応 ACCESS VBA 初級プログラミング
Access2002が発売されて,企業のシステムなども徐々に,このバージョンへと移行しつつあるように見受けられます。新規システムの構築やメンテナンスなども,今後は,Acc...