会議でヒーローになれる人、バカに見られる人
2005年11月5日紙版発売
吉岡英幸 著
四六判/224ページ
定価1,518円(本体1,380円+税10%)
ISBN 4-7741-2565-2
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書籍の概要
この本の概要
まったりした会議の空気がイヤ。てきぱきと議事を進めたい,自分のアイデアをさっくり通したい。でも,会議を仕切る権限がない……。そんな方におくるのが本書です。
仕切る立場にない人が,会議を思いどおりにコントロールする秘訣は「会議のヒーロー」になること。時間の感覚がまったくないバカや,重箱の隅ばかりつつくバカをシャットアウト,あなたが会議を変えてしまいましょう。
賢く振る舞える人のまわりにはいつも賢い人がいるもの。会議を変えれば,会社のビジネスチャンスだけでなく,あなた個人のビジネスチャンスも飛躍的に広がります。
こんな方におすすめ
- 会議の席で、アイデアや意見をどんどん通したい方
- 非効率的で空気がよどんでいる会議を変えたいとお考えの方
- 会議のたびに損な役回りを押しつけられているとお悩みの方
目次
第1章 仕切られる側だからこそ目的と戦略を持て!
- 〜会議・議論には3つのシチュエーションがある〜
- 1 業務会議 〜絶対に損をしないことをめざす〜
- 職場の上下関係がそのままルールになる
- ゴールのメニューは4タイプある
- "会議の敗者"には絶対になるな
- 2 社外交流会 〜自己顕示欲の異種格闘技戦〜
- 「オレがオレが」の戦いが始まる
- 優秀な人間は優秀そうな人間にしか関心を示さない
- "自分資産"と"自己演出力"で価値は決まる
- 3 グループワーク 〜誰もが仕切り役の座をめざす〜
- 上下関係がリセットされた公平な戦いの場
- 仕切り役デビューのチャンスがきた
- 仕切り役にのしあがるために欠かせないもの
第2章 会議・議論ではじけるバカの生態を知る
- 〜10のキャラクター"ギロン戦隊ジューレンジャー"〜
- 1 時間のない世界からの使者"ナガインジャー"
- ファシリテーションの仕事が教えてくれたこと
- バカは行動別に10のキャラクターに分かれる
- 快感をむさぼるナガインジャー
- ナガインジャーは"ほめ殺し"で対処せよ
- "貢献のエクスタシー"は会議の媚薬
- 2 会議こそがマイステージ"メダツンジャー"
- とにかく目立ってナンボの人々
- メダツンジャーのアドリブ芸を引き出せ
- 究極の選択で暴走をシャットアウト
- 3 重箱の隅を宇宙に変える"ツツクンジャー"
- ジューレンジャー最強の戦士
- ツツクンジャーの勝ちをコールせよ
- 斬られることも大人の対応
- 4 言いたいことはなんだろな?"トブンジャー"
- それは言葉のワープか?
- "音飛び防止メモリー"が欠けてます
- トブンジャーはこのひとことで片をつけよ
- 5 遅れてきた反逆児"ムクレンジャー"
- 心に傷を持つ繊細な戦士
- 癒しは人のためならず
- ムクレンジャーの勇気ある声に耳を傾けよ
- 6 ストップ・ザ・暴走"マキコムンジャー"
- 巻き込むことはいいことだが
- からまれるから目線を合わせられない
- マキコムンジャーにパスを回すな
- 7 沈黙のテロリスト"ダマルンジャー"
- 禁断の最終兵器ちゃぶ台返しを忍ばせる
- 純粋無垢な正論に敵はなし
- 爆弾を抱いて眠らせろ
- 8 熱いトークでサムさ炸裂"スベルンジャー"
- それはもう匠の技
- どんどんイジろう
- 脱線話を沈黙させる仕事人
- 9 ヘコませてやれ!"カシコインジャー"
- はっきり言ってイヤミなヤツ
- 知ったかぶりの限界をつつけ
- イケニエのヤギは血祭りに上げよ
- 10 ハートで仕切れ!"シキルンジャー"
- "仕切る技術"ではなく"仕切られる理由"
- 仕切り役の資格があるか?
- "会議本"についてまわる誤解
第3章 業務会議で負けは許されない
- 〜上下関係に支配される場で損をしないための技術〜
- 1 一番エライ人の意見を最初に確認せよ
- "ロード・オブ・ザ会議"がすべてを握る
- 彼のハラは最初から決まっている
- ココロを探るインタビュー・テクニック
- 2 7文字以内で結論を述べよ
- なにをどうすれば"簡潔"になるのか?
- 意味を素因数分解するということ
- 準備しておきたい要約のパターンは3つ
- 3 3分の2まで黙っていたら最後まで黙りとおせ
- ここまできたら引き返せない"帰還不能点"
- "ちゃぶ台ポイント"通過後に新しい意見はご法度
- 3分の2を過ぎたら"創造的相槌"をせよ
- 4 会議の負けは,はがれない負のレッテルと心得よ
- 会議は常に3派に分かれる
- "どんな意見か"より"誰の意見か"
- "セレブ勝ち組"たるゆえんに学べ
- 5 1勝1敗の法則で考えよ
- 会議で実感する幸せは分配制
- 1勝1敗は会議の間中起こっている
- 小さな負けにこだわるな
- 6 会議はセレモニーと心得よ
- 犯してはならない"掟"がある
- くだらない掟こそ日本の職場の秩序
第4章 ツワモノぞろいの社外交流会で頭一つ抜け出す
- 〜自己顕示欲の頂上決戦で頭をよく見せる技術〜
- 1 自家製の仕込みで「ほぉっ」と感心させよ
- 引用と受け売りは違う
- くだらなくていい,目のつけどころで勝負せよ
- キリの悪い数字が説得力を持つ
- 2 自慢話は戦略的にひけらかせ
- 自慢価値の目減りに注意
- 自慢話の賞味期限は2年間
- 有名人自慢はグレーでまぶせ
- 3 比喩のマジックでその場を一変させよ
- 比喩は頭の瞬発力をアピールしてくれる
- たとえることを習慣とせよ
- 一度だけ使うことに意味がある
- 4 ネーミング上手は会議・議論でモテる
- ネーミングはセンスと創造性の結晶体
- ネーミングは自信ありげに繰り返し使え
- パフォーマンスだけで終わらないネーミングの奥深さ
- 5 頭がいいヤツに頭がいいと思わせよ
- 頭のいい人からのお墨つき
- スペシャルな問いかけでツボを刺激せよ
- 周到に,でもさりげなく手のひらの上でころがせ
- 6 露出を絞って存在感に磨きをかけよ
- 頭のよさの真価はいないときにあらわれる
- 顔の安売りに気をつけよ
第5章 グループワークで眠ったままの力を発掘する
- 〜誰もが仕切り役をめざす場でしたたかに仕切る技術〜
- 1 まずはライバルと安全パイを見極めよ
- 平和だが,みんな仕切りたがっている
- フォーメーションを頭に描いてマークに入れ
- 序盤は戦わないことが戦いになる
- 2 カミングアウトでみんなの心を揺さぶれ
- 人の心を震わせるのは失敗談
- カミングアウトの魔力
- 正しいカミングアウトで評価を高めよ
- 3 いざというときの"あなた派"を形成すべし
- ダマルンジャー発見! 優しく保護せよ
- 味方の質ではなく,味方の数
- 陽のあたらないキャラを抱き込め
- 4 書記をするならしたたかな企みを持て
- 議事の絵を描くのは書記である
- ホワイトボードで議論を意のままにする禁断テクニック
- 5 ヒーロー登場のタイミングを見極めよ
- そのタイミングがヒーローを求める
- 6 真のリーダーとしての完結をめざして
- 他人の発言をまとめに引用せよ
- 成果を他人の手柄として認められるか?
- 仕切り役があなたのキャリアの可能性を切り開く