Visual Basic 2005による[入門]WEBデータベースプログラミング
2007年5月22日紙版発売
谷尻かおり 著
B5変形判/352ページ/CD1枚
定価3,278円(本体2,980円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3109-2
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書籍の概要
この本の概要
最近,小規模な店舗や事業所などでも,従来型のデータベースシステムではなくWEBデータベースシステムへの需要が増大しています。運用上,比較的柔軟性があり拡張性にも優れていることが,その理由でしょう。しかし,それにもかかわらず,解説書が乏しいという現実がありました。
本書は,まずWEB+DBを概観するところから始まり,最後には(簡単ではありますが)一応のシステムを完成させるところにまで至ります。この手のプログラミングでは必ず顧慮すべき作法や定石から具体的な実現方法まで,その基礎を習得していただけます。
こんな方におすすめ
- WEBデータベースシステムの構築を考えている方
- 業務に絡んで基本的な知識を得なければならない方
目次
第1章 クイックツアー
- 1 このツアーで体験すること
- 1.1 ツアーの参加資格
- 1.2 ツアーに必要な道具
- 1.3 ツアーの見どころ
- 1.4 ツアーを始める前に
- 2 新しいWebサイトを作成する
- 2.1 新規Webサイトの作成
- 2.2 Visual Web Developerの画面構成
- 3 最初のページを作成する
- 3.1 ページのデザイン
- 3.2 ページを読み込んだときに実行するプログラム
- 3.3 Buttonをクリックしたときに実行するプログラム
- 3.4 新しいページを追加する
- 4 開発サーバー上でアプリケーションを実行する
- 4.1 デバッグの開始
- 4.2 動作を確認する
- 5 データベースにアクセスするページを作成する
- 5.1 データベースを準備する
- 5.2 サイトにデータベースを追加する
- 5.3 データベースに接続するコントロール
- 5.4 取得したデータを表示するコントロール
- 5.5 アプリケーションを実行する
- 6 Webアプリケーションが動くしくみ
- 6.1 基本の動作
- 6.2 ポストバック
- 6.3 画面の遷移
- 6.4 データアクセス
- 7 作成したWebアプリケーションを公開する
- 7.1 IISの準備
- 7.2 公開する前の準備
- 7.3 Webサイトのコピー
- 7.4 アクセス許可の設定
- 7.5 Webアプリケーションを実行する
- 8 ツアーのまとめ
第2章 データアクセスの基本
- 1 データアクセスに必要なもの
- 2 データアクセスのしくみ
- 2.1 AccessDataSourceコントロールのプロパティ
- 2.2 データバインド
- 2.3 データの取得
- 2.4 データの更新
- 3 デザイナを利用してコマンドを作成する
- 3.1 テーブルまたはビューからコマンドを自動生成する
- 3.2 クエリビルダを利用してコマンドを作成する
- 4 パラメータクエリを作成する
- 4.1 パラメータとは?
- 4.2 ページのデザイン
- 4.3 パラメータにコントロールの値を代入する
- 4.4 パラメータクエリを実行する
第3章 データアクセス用のコントロール
- 1 データバインドコントロール
- 2 GridViewコントロール
- 2.1 データソースと連結する
- 2.2 GridViewの外観を変更する
- 2.3 列幅を設定する
- 2.4 列見出しを変更する
- 2.5 データの表示書式を設定する
- 2.6 1ページに表示する行数を制限する
- 2.7 ページ切り替えボタンのスタイルを変更する
- 2.8 独自のページ切り替えボタンを作成する
- 2.9 列に並べ替えを設定する
- 2.10 選択や編集の機能を追加する
- 2.11 ボタンの表示形式を変更する
- 2.12 フィールドの値を使って行を選択する
- 2.13 フィールドの値をハイパーリンクにする
- 2.14 選択ボタンをクリックしたときにプログラムを実行する
- 2.15 [削除]ボタンをクリックしたときに確認メッセージを表示する
- 2.16 押されたボタンを確認する
- 2.17 選択した行の行番号を取得する
- 2.18 GridViewに表示した行数を取得する
- 2.19 複数フィールドの値を一列に表示する
- 2.20 登録されているデータの代わりに任意の文字列を表示する
- 2.21 Yes/No型,Bool値に応じて任意の文字列を表示する
- 3 DetailsViewコントロール
- 3.1 データ連結とページング
- 3.2 DetailsViewのカスタマイズ
- 3.3 組み込みの編集機能を追加する
- 4 FormViewコントロール
- 4.1 データ連結とページング
- 4.2 FormViewの外観を設定する
- 4.3 テンプレートを利用して表示形式をカスタマイズする
- 4.4 テンプレート上のコントロールを参照する
- 4.5 データ入力モードを変更する
- 4.6 独自の動作を行うボタンを追加する
- 5 DataListコントロール
- 5.1 データソースと連結する
- 5.2 DataListの外観を設定する
- 5.3 列数と方向を設定する
- 5.4 選択機能を追加する
- 5.5 削除機能を追加する
- 6 Repeaterコントロール
- 6.1 一覧表を作成する
- 6.2 選択した行の値を取得する
- 6.3 フッターに合計を表示する
- 7 ListBoxコントロールとDropDownListコントロール
- 7.1 データベースから取得したデータを表示する
- 7.2 リストに複数フィールドの値を表示する
- 7.3 項目を選択したときにプログラムを実行する
- 7.4 DropDownListの初期値として空白を表示する
- 7.5 リストに表示する項目を動的に作成する
- 8 マスター/詳細形式でデータを表示する
- 8.1 使用するデータベース
- 8.2 GridViewで選択した行に関連する情報をGridViewに表示する
- 8.3 GridViewで選択した行に関連する情報を別ページのGridViewに表示する
- 8.4 FormViewとGridViewを使ってマスター/詳細フォームを作成する
第4章 データ編集用のページを作成する
- 1 データ編集時の画面遷移
- 2 データ編集用のページを作成する
- 2.1 データ更新用のコマンド
- 2.2 既存のデータを編集する
- 2.3 新しいレコードを追加する
- 2.4 同一ページで編集と追加を実行できるようにする
- 2.5 エラー処理を追加する
- 3 入力したデータを検証する
- 3.1 検証のタイミング
- 3.2 無入力を許可しないようにする
- 3.3 2つの値を比較する
- 3.4 入力できる数値や日付を指定する
- 3.5 入力できる値の範囲を指定する
- 3.6 決まった書式で入力する
- 3.7 エラーメッセージをまとめて表示する
- 3.8 2つ以上の検証コントロールを使用したときにエラーの表示位置を自動調整する
- 3.9 [キャンセル]ボタンを有効にする
- 4 複数ユーザーの同時実行を制御する
- 4.1 複数ユーザーの使用時に注意すること
- 4.2 オプティミスティック同時実行制御とは?
- 4.3 オプティミスティック同時実行制御用のコマンド
- 4.4 同時実行違反時にエラーメッセージを表示する
- 4.5 編集対象のレコードが見つからないとき
第5章 画像データを扱うデータベース
- 1 データベースを設計する
- 2 イメージデータを登録する
- 2.1 イメージをデータベースに登録する
- 2.2 データベースからイメージデータを読み込む
- 3 画像のパスを登録する
- 3.1 イメージをファイルに保存する
- 3.2 画像パスを利用してイメージを表示する
第6章 ユーザー認証を行う
- 1 ユーザー認証の方法
- 2 ユーザー認証に必要なもの
- 3 ユーザー認証の方法
- 3.1 画面遷移
- 3.2 データ閲覧用のページ
- 3.3 データ編集用のページ
- 3.4 ログイン用のページ
- 3.5 ロールとユーザーアカウントの作成
- 3.6 アクセス規則の作成
- 3.7 ユーザー認証の動作を確認する
- 3.8 ユーザーの権限を調べる
- 4 認証用のコントロール
- 4.1 ログイン画面を作成する
- 4.2 新しいアカウントの作成画面を作成する
- 4.3 パスワードリカバリ画面を作成する
- 4.4 ログイン状態を表示する
- 4.5 パスワードの変更画面を作成する
第7章 一歩進んだデータアクセス
- 1 ADO.NETとは?
- 1.1 ADO.NETの全体像
- 1.2 AccessDataSourceコントロールとADO.NET
- 1.3 データアクセスの方法
- 2 接続型データアクセスの基本
- 2.1 .NETデータプロバイダのクラス
- 2.2 データベースに接続する
- 2.3 コマンドを作成する
- 2.4 データを取得する
- 2.5 取得したデータをGridViewに表示する
- 2.6 パラメータクエリを実行する
- 2.7 データベースを更新する
- 3 ADO.NETを使ってみよう
- 3.1 ListBoxコントロールのリストを作成する
- 3.2 n個のパラメータを使ってデータを抽出する
- 3.3 接続型のデータアクセスではできないこと
第8章 サンプルアプリケーション
- 1 アプリケーションの機能
- 2 画面遷移
- 2.1 ホーム(Default.aspx)
- 2.2 データ閲覧画面(Detail.aspx)
- 2.3 書籍レポート入力(Entry.aspx)
- 2.4 分類で検索(CategorySearch.aspx)
- 2.5 キーワードで検索(KeywordSearch.aspx)
- 2.6 発行日で検索(DateSearch.aspx)
- 2.7 書籍レポート編集(EditList.aspx)
- 2.8 データ編集画面(Edit.aspx)
- 3 データベースのデザイン
- 3.1 使用するデータベース
- 3.2 サイトにデータベースを追加する
- 3.3 イメージデータの保存方法
- 4 ページのデザイン
- 4.1 サイトマップ(Web.sitemap)
- 4.2 マスターページ(MasterPage.master)
- 4.3 スタイルシート(StyleSheet.css)
- 4.4 ホーム(Default.aspx)
- 4.5 データ閲覧画面(Detail.aspx)
- 4.6 画像データ表示画面(ImageView.aspx)
- 4.7 書籍レポート入力(Entry.aspx)
- 4.8 登録完了画面(EntryFinish.aspx)
- 4.9 分類で検索(CategorySearch.aspx)
- 4.10 キーワードで検索(KeywordSearch.aspx)
- 4.11 発行日で検索(DateSearch.aspx)
- 4.12 書籍レポート編集(EditList.aspx)
- 4.13 データ編集画面(Edit.aspx)
- 4.14 ログイン画面(Login.aspx)
- 5 プログラムリスト
- 5.1 データ閲覧画面(Detail.aspx.vb)
- 5.2 画像データ表示画面(ImageView.aspx.vb)
- 5.3 書籍レポート入力(Entry.aspx.vb)
- 5.4 登録完了画面(EntryFinish.aspx.vb)
- 5.5 分類で検索(CategorySearch.aspx.vb)
- 5.6 キーワードで検索(KeywordSearch.aspx.vb)
- 5.7 発行日で検索(DateSearch.aspx.vb)
- 5.8 書籍レポート編集(EditList.aspx.vb)
- 5.9 データ編集画面(Edit.aspx.vb)
- 6 アプリケーションを実行する前に
- 6.1 アクセス規則の作成
- 6.2 ユーザーアカウントの作成
- 6.3 スタートページの設定
付録1 Webアプリケーションのヒント
- 1 Webページのデザイン
- 1.1 スタイルシートを利用して既定のフォントを設定する
- 1.2 マスターページを利用してデザインを統一する
- 1.3 サイトマップを作成する
- 1.4 ポストバック時にページのスクロール位置を保持する
- 1.5 スタートページを設定する
- 2 基本の動作
- 2.1 初回リクエスト時のみ処理を実行する
- 2.2 ページを移動する
- 2.3 指定したページを別ウィンドウに表示する
- 2.4 選択した行に関連する情報を別ウィンドウに表示する
- 2.5 プログラムの実行中に警告メッセージを表示する
- 3 ページ間でデータを共有する方法
- 3.1 クエリ文字列を利用する
- 3.2 セッション変数を利用する
付録2 基本のSQLステートメント
- 1 SQLの概要
- 1.1 SQLとは?
- 1.2 SQLの書き方
- 2 選択用のコマンド
- 2.1 すべての行を取得する
- 2.2 一意の行のみ取得する
- 2.3 抽出条件を設定する
- 2.4 並べ替えを設定する
- 3 更新用のコマンド
- 3.1 UPDATEコマンド
- 3.2 DELETEコマンド
- 3.3 INSERTコマンド
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これだけはおさえたい データベース基礎の基礎 ―設計と運用の基本からSQLの書き方まで―
OracleやAccessなどではなくデータベースそのものを解説している本には,やさしいが結局のところ本質はわからない本か,本当の専門書かのいずれかしかありませんでした...