Visual Basic 2005による[実践]データベースプログラミング
2006年6月14日紙版発売
谷尻かおり 著
B5変形判/344ページ/CD1枚
定価3,608円(本体3,280円+税10%)
ISBN 4-7741-2805-8
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書籍の概要
この本の概要
昨今,Visual Basic.NETを使ったデータベースプログラミングのニーズが徐々に増してきているように見受けられます。しかも,ここへきて開発環境のバージョンアップが重なり,新規開発にいっそうの弾みがつくことも予想されます。
本書は,好評既刊『VB.NETによる[実践]データベースプログラミング』に取って代わるものです。2002→2003のときと違って2003→2005ではプログラミング手法が激変しているため,差分の勉強さえすればOKというわけにも行きません。本書で学習してください。
こんな方におすすめ
- これからデータベースプログラミングを勉強する方
- 経験はあるがVisual Basic 2005では初めてという方
目次
第1章 はじめてのデータベース・アプリケーション
- 1 データベース・アプリケーションとは?
- 1.1 データベース・アプリケーションの役割
- 1.2 アプリケーションに必要なもの
- 1.3 本書で使用するデータベース
- 2 デザイナを使ってみよう
- 2.1 [データソース構成ウィザード]の使い方
- 2.2 単一テーブルにアクセスする
- 2.3 メイン/サブテーブルにアクセスする
- 3 デザイナが作った部品
- 3.1 データ接続
- 3.2 データセット
- 3.3 データアクセス用のコンポーネント
- 3.3.1 DataSetオブジェクト
- 3.3.2 TableAdapter
- 3.3.3 BindingSourceコンポーネント
- 3.3.4 BindingNavigatorコントロール
- 3.4 フォームのデザイン
- 3.5 プログラム
- 4 もっとデザイナを利用する
- 4.1 フォームに配置するコントロールの種類を変更する
- 4.2 フォーム上のコントロールにデータを連結する
- 4.3 特定のレコードを抽出する
- 4.4 抽出する値をパラメータにする
- 4.5 データテーブルやフィールドの名前を変更する
- 5 デザイナにはできないこと
第2章 データアクセスの基本
- 1 データセットの役割
- 1.1 データベースとアプリケーション
- 1.2 データセットの特徴
- 1.3 データセットにデータを取得する
- 1.4 データセット内のデータを使ってデータベースを更新する
- 2 Windowsフォームとデータバインディング
- 2.1 データバインディングのしくみ
- 2.2 TextBoxコントロール
- 2.3 DataGridViewコントロール
- 2.4 ComboBoxコントロール,ListBoxコントロール
- 2.5 BindingNavigatorコントロール
- 2.6 データバインドをプログラムで設定する
- 3 DataGridViewコントロールの使い方
- 3.1 列数と行数を調べる
- 3.2 カレントセルの列番号と行番号を調べる
- 3.3 新しい行の行番号を調べる
- 3.4 指定したセルの値を参照する
- 3.5 指定したセルをカレントにする
- 3.6 選択中のセルの個数と内容を参照する
- 3.7 選択中の行数と行番号を参照する
- 3.8 すべてのセルを選択状態にする
- 3.9 選択した内容をクリップボードにコピーする
- 3.10 選択を解除する
- 3.11 DataGridViewの左上隅に表示するセルを指定す
- 3.12 列幅を自動的に調節する
- 3.13 列幅を数値で指定する
- 3.14 特定の列を非表示にする
第3章 Windowsフォームを使ったデータベース操作
- 1 データアクセス用のコンポーネントをプログラムで宣言する
- 2 BindingNavigatorコントロールを自作する(その1)―レコードの移動
- 2.1 データテーブルに含まれる総レコード数
- 2.2 編集対象のレコード
- 2.3 指定したレコードに移動する方法
- 2.4 レコードの移動方法
- 2.5 レコードを移動するプログラム
- 3 BindingNavigatorコントロールを自作する(その2)―レコードの追加と削除
- 3.1 新しいレコードを追加する
- 3.2 表示中のレコードを削除する
- 3.3 追加と削除を行うプログラム
- 4 抽出と並べ替え
- 4.1 検索したレコードをフォームに表示する
- 4.2 抽出したレコードだけを表示する
- 4.3 フィールドの値を使って並べ替える
- 4.4 抽出と並べ替えを行うプログラム
第4章 ADO.NETの基本
- 1 ADO.NETとは?
- 1.1 ADO.NETの全体像
- 1.2 .NETデータプロバイダの役割
- 1.3 データベースにアクセスする方法
- 2 ADO.NETを利用するには?
- 2.1 参照設定
- 2.2 .NETデータプロバイダのクラス
- 3 接続型のデータアクセス
- 3.1 データベースに接続する
- 3.2 データを取得する
- 3.3 DataReaderの内容を参照する
- 3.4 データベースを更新する
- 3.5 テーブルに登録されているレコード数を調べる
- 4 非接続型のデータアクセス
- 4.1 データを取得する
- 4.2 データベースを更新する
- 5 ウィザードが設定した接続文字列を使う
- 5.1 アプリケーション構成ファイル
- 5.2 接続文字列を参照する
第5章 データセットを使ったデータベース操作
- 1 データセットのオブジェクトモデル
- 1.1 オブジェクトの階層構造
- 1.2 コレクションとオブジェクト
- 1.3 オブジェクトを参照する方法
- 2 DataTableを使ったデータ操作
- 2.1 DataTable内のすべてのレコードにアクセスする
- 2.2 新しいレコードを追加する
- 2.3 指定した行番号のレコードを編集する
- 2.4 指定した行番号のレコードを削除する
- 2.5 主キーフィールドを使ってレコードを検索する
- 2.6 主キー以外のフィールドでレコードを検索する
- 3 データベースの更新
- 3.1 更新のしくみ
- 3.2 行の状態とバージョン
- 3.3 変更内容を調べる
- 3.4 変更の種類を指定してデータベースを更新する
- 3.5 編集の確定と取り消し
- 3.6 AcceptChangesメソッドを使うときに注意すること
- 4 DataViewを使ったデータ操作
- 4.1 データテーブルとデータビュー
- 4.2 データビューを作成する
- 4.3 フィルタを設定する
- 4.4 レコードを並べ替える
- 4.5 新しいレコードを追加する
- 4.6 既存のレコードを編集する
- 4.7 既存のレコードを削除する
- 4.8 DataViewを使って編集したとき
- 4.9 1レコードを検索する
- 4.10 複数のレコードを抽出する
- 5 DataTableを作成する
- 5.1 DataViewからDataTableを作成する
- 5.2 DataSetにDataTableを追加する
- 5.3 DataReaderから作成する
- 5.4 XMLファイルから作成する
- 5.5 データテーブルのコピーを作成する
- 5.6 データテーブルに他のテーブルの内容を結合する
- 5.7 データテーブルを作成する
第6章 CrystalReportsを使った印刷
- 1 CrystalReportsとは?
- 2 レポートウィザードの使い方
- 2.1 プロジェクトにレポートを追加する
- 2.2 ウィザードを使ってレポートを作成する
- 2.3 レポートをプレビューするプログラム
- 3 CrystalReportsデザイナの使い方
- 3.1 レポートのセクション
- 3.2 テキストオブジェクトを追加する
- 3.3 フィールドを追加する
- 3.4 レコード番号を追加する
- 3.5 グループを追加する
- 3.6 集計フィールドを追加する
- 3.7 改ページを設定する
- 4 抽出したレコードだけを出力する
- 4.1 抽出条件を追加する
- 4.2 パラメータのオプション
- 4.3 抽出条件を削除する
- 5 パラメータの値をプログラムで代入する
- 5.1 パラメータを管理するオブジェクト
- 5.2 レポートを出力するプログラム
- 6 メイン/サブレポートの作成
- 6.1 必要なデータソース
- 6.2 メイン/サブレポートの作成
第7章 PrintDocumentを使った印刷
- 1 印刷の基本
- 1.1 印刷のしくみ
- 1.2 文字列を描画する
- 1.3 直線を描画する
- 1.4 プレビューを実行する
- 2 データテーブルの内容を印刷する
- 2.1 すべてのレコードを印刷する
- 2.2 複数ページに印刷する
- 2.3 フィールド名を出力する
- 2.4 1ページに印刷できる行数を求める
第8章 アプリケーション開発のヒント
- 1 データソース
- 1.1 複数のテーブルを結合する
- 1.2 データテーブルに集計フィールドを追加する
- 1.3 フィールドのプロパティを設定する
- 1.4 TableAdapterに削除コマンドを追加する
- 1.5 TableAdapterに追加コマンドを追加する
- 1.6 TableAdapterに更新コマンドを追加する
- 1.7 TableAdapterにクエリを追加する
- 1.8 TableAdapterにパラメータを含んだクエリを追加する
- 1.9 TableAdapterに単一の値を取得するコマンドを追加する
- 1.10 テーブルに関連付けられていない単独のクエリを作成する
- 2 Windowsフォームとデータ入力
- 2.1 BindingNavigatorの各ボタンの動作をカスタマイズする
- 2.2 ルックアップフィールドを作成する(TextBoxコントロール)
- 2.3 ルックアップフィールドを作成する(DataGridViewコントロール)
- 2.4 間違った値を入力したときに警告する(TextBoxコントロール)
- 2.5 間違った値を入力したときに警告する(DataGridViewコントロール)
- 2.6 主キーに重複した値を入力したときに警告する(TextBoxコントロール)
- 2.7 主キーに重複した値を入力したときに警告する(DataGridViewコントロール)
- 2.8 主キーフィールドに値が入力されていないときに警告する
- 2.9 データテーブルで発生したエラーを削除する
- 2.10 レコードの編集を確定または取り消す
- 2.11 メイン/サブフォームでリンクフィールドの値を自動的に表示する
- 2.12 メイン/サブフォームで表示中のレコードを削除する
- 2.13 集計フィールドに計算結果を表示する
- 2.14 DataGridViewコントロールに表示されているデータを使って集計する
- 3 データベースの更新
- 3.1 DataRowを編集したことにする
- 3.2 メイン/サブテーブルで削除した内容を保存する
- 3.3 メイン/サブテーブルで追加した内容を保存する
- 3.4 メイン/サブテーブルで変更した内容を保存する
- 3.5 プロジェクトの終了時に未保存のデータがないか確認する
- 4 データのエクスポート
- 4.1 データテーブルの内容をCSV形式のファイルに出力する
- 4.2 データテーブルの内容をXML形式のファイルに出力する
- 付 録 サンプルアプリケーション ―注文伝票管理システム―
- 1 サンプルアプリケーションの機能
- 1.1 注文伝票の入力
- 1.2 伝票の印刷方法
- 1.3 商品登録
- 1.4 顧客登録
- 1.5 社員登録
- 2 データソースの構成
- 2.1 手動で作成するコマンド
- 2.2 フィールドのプロパティ
- 3 フォームのデザイン
- 3.1 伝票の入力画面(Form1.vb)
- 3.2 印刷画面 ―表示中の伝票(frmPrint.vb)
- 3.3 印刷画面 ―日付指定用(frmPrint2.vb)
- 3.4 商品登録画面(frmGoods.vb)
- 3.5 顧客登録画面(frmCustomers.vb)
- 3.6 社員登録画面(frmEmployee.vb)
- 4 レポートのデザイン
- 4.1 サブレポート(rpSub.rpt)
- 4.2 メインレポート ―表示中の伝票(rpMain1.rpt)
- 4.3 メインレポート ―日付指定用(rpMain2.rpt)
- 5 プログラムリスト
- 5.1 伝票の入力画面(Form1.vb)
- 5.2 印刷画面 ―表示中の伝票(frmPrint.vb)
- 5.3 印刷画面 ―日付指定用(frmPrint2.vb)
- 5.4 商品登録画面(frmGoods.vb)
- 5.5 顧客登録画面(frmCustomers.vb)
- 5.6 社員登録画面(frmEmployee.vb)
- 5.7 データセット(OrderDataSet.vb)
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