Visual Basic .NETによる [実践] データベースプログラミング
2003年3月27日紙版発売
谷尻かおり 著
B5変形判/432ページ/CD1枚
定価3,278円(本体2,980円+税10%)
ISBN 4-7741-1695-5
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書籍の概要
この本の概要
なかなか世間の対応が進まなかった.NETですが,ここへきて発注が増えてきているようにも見受けられます。しかし,これまでに蓄積してきたプログラミングの知識だけでは,完全に作り上げることは困難です。本書で,もう一段の知識を習得なさってください。
こんな方におすすめ
- Visual Basic .NETでのデータベースプログラムを開発している方
- .NET対応の必要に迫られている方
- 新しいデータベースプログラミングに挑戦しようという方
著者の一言
ADO.NETにはデータベースを操作するためのコンポーネントが豊富に用意されています。本書は,その中でも特に重要と思われるコンポーネントに的を絞り,簡単なサンプルを作りながら,その使い方を理解できるようにしたものです。第10章では,それまでの説明に利用したサンプルを合体させて,1つのアプリケーションを完成させます。アプリケーションの構築方法や,場面に応じてコンポーネントを使い分ける方法も理解していただけると思います。
目次
付属CD-ROMの使い方
第1章 ADO .NETの概要
- 01 ADO .NETとADO
- 1.1 データアクセス用のコンポーネント
- 1.2 データを保持する方法
- 1.3 レコードの扱い方
- 1.4 接続方法
- 02 ADO .NETのしくみ
- 2.1 データベースにアクセスする方法
- 2.2 .NETデータプロバイダ
- 2.3 データセット
- 03 ADO .NETの特徴
- 3.1 非接続型のアーキテクチャ
- 3.2 XMLの採用
- 3.3 デザインツール
- 3.4 開発のしやすさ
- 04 ADOとADO .NETの使い分け
- 05 本書で使うデータベース
第2章 データアクセスの基本
- 01 Windowsアプリケーションの開発手順
- 02 デザイナを利用したアプリケーション開発
- 03 データ接続
- 3.1 データ接続の役割
- 3.2 データリンクプロパティ
- 3.2.1 [プロバイダ]ページ
- 3.2.2 [接続]ページ
- 3.3 デザイン時にデータベースに接続する
- 3.3.1 データベースの構造を確認する
- 3.3.2 データを参照する
- 3.4 データベースの接続とサーバーのリンク
- 04 データアダプタとコネクション
- 4.1 データアダプタの種類
- 4.2 コマンドとデータアダプタのプロパティ
- 4.2.1 コマンドの種類
- 4.2.2 コマンドのプロパティ
- 4.2.3 コマンドの削除
- 4.3 コネクションのプロパティ
- 4.4 コマンドを実行する
- 4.4.1 データを取得する
- 4.4.2 データベースを更新する
- 05 データセット
- 5.1 データアダプタとデータテーブル
- 5.2 データテーブルのマッピング
- 5.3 データセットの再構築
- 06 Windowsフォームとデータ連結
- 6.1 データ連結の種類
- 6.2 データグリッド
- 6.2.1 主なプロパティ
- 6.2.2 データグリッドのスタイル
- 6.2.3 列のスタイル
- 6.3 テキストボックス
- 6.4 コンボボックス,リストボックス
- 6.4.1 データテーブルとの関係
- 6.4.2 主なプロパティ
第3章 Windowsフォームを使ったデータベース操作
- 01 レコードの移動
- 1.1 レコードの扱い方
- 1.2 CurrencyManagerオブジェクト
- 1.3 BindingContextオブジェクト
- 1.4 レコード位置
- 1.5 レコード数
- 1.6 レコードを移動する方法
- 1.6.1 先頭レコードへ
- 1.6.2 1つ前のレコードへ
- 1.6.3 次のレコードへ
- 1.6.4 最終レコードへ
- 02 レコードの編集
- 2.1 更新のしくみ
- 2.2 更新したレコード数を調べる
- 2.3 編集を終了する
- 2.4 レコードの編集を取り消す
- 2.5 新しいレコードを追加する
- 2.6 レコードを削除する
- 2.7 データグリッドでの編集
- 2.8 変更されたかどうかを調べる
- 2.9 データセットをもとに戻す
- 2.10 データセットを初期化する
- 03 レコードの抽出
- 3.1 レコードを抽出するSQLステートメント
- 3.2 パラメータクエリとは?
- 3.3 パラメータに値を代入する
- 3.4 パラメータクエリを利用するときに注意すること
- 3.5 抽出条件の書き方
第4章 データテーブルを使ったデータベース操作
- 01 データベースの更新
- 1.1 更新のしくみ
- 1.2 行の状態とバージョン
- 1.3 データセットの更新
- 1.4 データベースの更新
- 1.5 編集した行の取得
- 02 レコードの編集
- 2.1 レコード数とレコード位置
- 2.2 フィールドの参照方法
- 2.3 フィールドに値を代入する
- 2.4 新しいレコードを追加する
- 2.4.1 新しいレコードの作成
- 2.4.2 レコードの追加
- 2.5 レコードを削除する
- 2.6 データテーブルの編集を取り消す
- 2.7 データテーブルを初期化する
- 03 レコードの検索
- 3.1 主キーを設定する
- 3.2 レコードを検索する
- 3.3 検索したレコードを削除する
- 3.4 検索したレコードをフォームに表示する
- 04 レコードの抽出
- 4.1 レコードを抽出する
- 4.2 抽出したレコード数
- 4.3 抽出したレコードをフォームに表示する
- 4.4 抽出条件の書き方
- 4.5 複数の抽出条件を指定する
- 05 レコードの並べ替え
- 06 テーブルの結合
- 6.1 結合に必要な条件
- 6.2 結合テーブルの作り方
- 6.3 結合テーブルを更新する
- 6.4 デザイン時に演算フィールドを作成する
- 6.5 実行時に演算フィールドの値を更新する
- 6.6 フィールドの値を使って計算する
第5章 データビューを使ったデータベース操作
- 01 データビューとは?
- 1.1 データビューでできること
- 1.2 データビューの作成
- 1.3 主なプロパティ
- 1.4 コントロールに連結する
- 1.5 データの読み込みと更新
- 02 レコードの編集
- 2.1 編集可能なデータビュー
- 2.2 データビューのレコード数
- 2.3 フィールドの参照方法
- 2.4 フィールドに値を代入する
- 2.5 レコードの編集を終了する
- 2.6 レコードの編集を取り消す
- 2.7 新しいレコードを追加する
- 2.8 レコードを削除する
- 2.9 データビューの編集を取り消す
- 2.10 データビューがコントロールに連結されているとき
- 03 レコードの並べ替え
- 3.1 並べ替えの種類
- 3.2 デザイン時に並べ替えを指定する
- 3.3 実行時に並べ替えを指定する
- 3.4 複数のフィールドを使って並べ替える
- 04 レコードの検索
- 4.1 レコードを検索する
- 4.2 検索したレコードをフォームに表示する
- 4.3 検索したレコードを削除する
- 05 レコードの抽出
- 5.1 デザイン時に抽出条件を指定する
- 5.2 実行時に抽出条件を指定する
第6章 コマンドとデータリーダー
- 01 SQLステートメント
- 1.1 コマンドを手動で作成する
- 1.2 選択コマンド
- 1.3 追加コマンド
- 1.4 削除コマンド
- 1.5 更新コマンド
- 02 コマンドのパラメータ
- 2.1 パラメータの種類
- 2.2 主なプロパティ
- 2.3 更新のしくみ
- 03 データベースの直接操作
- 3.1 データコマンドとデータリーダー
- 3.2 データコマンドを実行するには?
- 3.3 データコマンドの作成
- 3.4 結果セットを返すデータコマンド
- 3.4.1 コマンドを実行する
- 3.4.2 データリーダーにアクセスする
- 3.4.3 データリーダーの内容を参照する
- 3.4.4 データリーダーの終了
- 3.5 結果セットを返さないデータコマンド
- 3.5.1 コマンドを実行する
- 3.5.2 注意すること
第7章 メイン/サブフォーム
- 01 メイン/サブフォームとは?
- 02 リレーションシップの作成
- 2.1 リレーションシップとは?
- 2.2 リレーションシップに必要な条件
- 2.3 リレーションシップを作成する
- 2.4 コントロールに連結する
- 2.4.1 メインテーブルをデータグリッドに連結する
- 2.4.2 サブテーブルをデータグリッドに連結する
- 2.5 データを取得する
- 03 レコードの編集
- 3.1 参照整合性
- 3.2 連鎖更新と連鎖削除
- 3.3 メイン/サブフォームとレコードの編集
- 3.3.1 レコードの追加
- 3.3.2 レコードの削除
第8章 レポートの作成
- 01 レポートを出力する方法
- 1.1 CrystalReportsデザイナ
- 1.2 レポートのデータソース
- 1.3 プレビューに使うコンポーネント
- 1.4 レポートをプレビューするには?
- 1.4.1 レポートにデータテーブルを連結する
- 1.4.2 CrystalReportViewerにレポートを連結する
- 1.5 注意すること
- 02 レポートを作成する手順
- 03 CrystalReportsデザイナの使い方
- 3.1 レポートのセクション
- 3.2 オブジェクトの書式を変更する
- 3.3 特殊フィールドを追加する
- 3.4 テキストオブジェクトを追加する
- 3.5 フィールドを追加する
- 3.6 直線を追加する
- 3.7 グループを追加する
- 3.8 集計フィールドを追加する
- 3.9 改ページする
- 04 特定のレコードだけを出力する
- 4.1 パラメータを含んだレポートの作り方
- 4.2 パラメータフィールドの作成
- 4.3 抽出条件の設定
- 4.4 パラメータを削除する
- 05 パラメータの値をプログラムで設定する
- 5.1 パラメータを管理するオブジェクト
- 5.2 パラメータを設定する手順
- 06 メイン/サブレポートの作成
- 6.1 メイン/サブレポートとは?
- 6.2 必要なデータソース
- 6.3 サブレポートの挿入
- 6.4 レポートのリンク
- 6.5 プレビューの方法
第9章 プログラムによるデータアクセス
- 01 データアクセスに必要なオブジェクト
- 02 コネクションの作成
- 2.1 接続文字列
- 2.2 接続と切断
- 03 データアダプタの作成
- 3.1 選択コマンドの作成
- 3.2 更新用コマンドの作成
- 3.3 パラメータの作成
- 3.3.1 パラメータのプロパティ
- 3.3.2 パラメータをコレクションに追加する
- 3.3.3 注意すること
- 04 データセットの作成
- 05 コントロールに連結する
- 5.1 データグリッドに連結する
- 5.2 テキストボックスに連結する
- 06 エラー処理
第10章 サンプルアプリケーション
- 01 注文管理システムの位置づけ
- 02 注文管理システムの特徴
- 2.1 MDIフォームの採用
- 2.2 メイン/サブフォームで注文伝票を入力
- 2.3 新規伝票の追加とキャンセル
- 2.4 注文NOと日付の自動設定
- 2.5 顧客/社員の入力を簡易化
- 2.6 商品名と単価/金額の自動表示
- 2.7 入力中の伝票をプリンタに出力
- 2.8 注文NO/日付の範囲を指定してプリンタ出力
- 2.9 注文履歴の表示
- 2.10 タブコントロールを利用したデータ抽出
- 2.11 データのエクスポート
- 2.12 各種検索
- 03 データセットの生成
- 3.1 データ接続の作成
- 3.2 データアダプタの作成
- 3.2.1 T_メイン
- 3.2.2 T_サブ
- 3.2.3 T_商品
- 3.2.4 T_顧客
- 3.2.5 T_社員
- 3.3 データセットの生成
- 3.4 リレーションシップの定義
- 3.5 データセットクラスのインスタンス
- 04 フォームのデザイン
- 4.1 メイン画面(Form1)
- 4.2 伝票入力(frmDenpyo)
- 4.3 伝票印刷(frmPreview)
- 4.4 伝票印刷2(frmPrint)
- 4.5 顧客検索(frmList)
- 4.6 商品登録(frmShohin)
- 4.7 顧客登録(frmKokyaku)
- 4.8 社員登録(frmShain)
- 4.9 検索(frmDialog)
- 05 レポートのデザイン
- 5.1 サブレポート(rptSub)
- 5.2 メインレポート:注文NO(rtpMainNo)
- 5.3 メインレポート:日付(rptMainDate)
- 06 プログラムリスト
- 6.1 メイン画面(Form1)
- 6.1.1 子フォームを表示する
- 6.1.2 CSV形式のファイルに出力する
- 6.1.3 XML形式のファイルに出力する
- 6.2 伝票入力(frmDenpyo)
- 6.3 伝票印刷(frmPreview)
- 6.4 伝票印刷2(frmPrint)
- 6.5 顧客検索(frmList)
- 6.6 商品登録(frmShohin)
- 6.7 顧客登録(frmKokyaku)
- 6.8 社員登録(frmShain)
- 6.9 検索(frmDialog)
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