「デジタル一眼レフ」 作品づくりのコツ教えます
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工藤智道 写真・文
(株)シータス 編 - 定価
- 2,288円(本体2,080円+税10%)
- 発売日
- 2007.11.9[在庫なし]
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 160ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3253-2
サポート情報
概要
本書は、デジタル一眼レフシリーズ、『感動写真の撮り方教えます』、『プロ級写真の撮り方教えます』に続く第3弾です。今回は、撮影後の「現像」と「仕上げ」を中心に解説しています。
デジタル一眼レフで撮った写真を納得のゆく「作品」に仕上げる、そのためのノウハウを紹介します。自然風景・花・建物・人・生き物など、撮影対象別に解説しています。RAW現像の基本となるホワイトバランスや露出、コントラストなどの調整から、作品に合った紙選びまで、ワンランク上の「デジタル作品」を作る方法を伝授します。
こんな方にオススメ
- デジタル一眼レフでRAW現像を行ってみたい人
- 撮った写真を「作品」として仕上げてみたい人
- デジタル一眼レフの表現の幅を広げたい人
目次
Gallery
Part-1 作品をつくる前に
- より完成度の高い作品にするために
- デジタル画像の種類JPEGとRAW
- 作品に仕上げるまでのワークフロー
- RAW現像のできるさまざまなソフトウェア
Part-2 作品を撮る・つくる
- 自然風景
- 霞んでしまった富士山をメリハリのある写真にする
- くすんでしまった緑をフィルム調に仕上げる
- 紅葉のくすんだ色を鮮やかにする
- 南国の空の青さを引き出し鮮やかな発色に仕上げる
- 夕焼け空を好みの色調にする
- 渓流の清涼感と水の透明感を引き出す
- 滝の流れの白さを引き出す
- 雪山の冷たさを表現する
- 斜めになった水平線を直し迫力のある写真に仕上げる
- 花
- 桜の淡い色合いを引き出す
- 紫色の花を綺麗な発色にする
- 花畑の多彩な色を調整する
- 青空が背景の花を鮮やかにする
- 建物
- 建物の斜め・ゆがみを大判カメラで撮ったように直す
- 昔に撮影された写真のようにセピア調にする
- イルミネーションの写真をソフトフォーカス風に仕上げる
- ポートレート
- 色かぶりを取り自然な雰囲気にする
- 人の肌の色かぶりを綺麗に直す
- 逆光で暗くなってしまった人物を明るくする
- クラシックカメラで撮影したような雰囲気に仕上げる
- RAWデータからソフトフォーカスにする
- 生きもの
- 動物園の写真を自然の中で撮ったような雰囲気にする
- 写ってしまった余分なものを消す
- その他
- 天候の悪い写真を雰囲気のある写真に仕上げる
- モノクロームで被写体の質感と迫力を出す
- 邪魔なものを消してスッキリと仕上げる
- 暗室で行った作業と同じように写真を仕上げていく
Part-3 プリントで仕上げる
- プリンタの種類
- Photoshopの出力設定
- いろいろなプリント
- 写真をプリントするための紙を選ぶ
- Camera RAWの基本的な機能
デジタル一眼レフ用語事典
プロフィール
工藤智道
日本写真芸術専門学校卒業後、風景写真家の竹内敏信氏に師事。4年間のアシスタントを経て独立。日本の自然風景、都市風景を撮り、夜景や花火の撮影もこなす。「CAPA」や「デジキャパ!」「日本カメラ」などの写真専門誌で撮影、執筆を数多く手がける。主な著書は「ゼロから始める風景写真の撮り方」(学習研究社)や「極楽デジカメライフ」(日経BP社)。キヤノンEOS学園講師、オリンパスデジタルカレッジ講師。
著者の一言
最近のデジタル一眼レフはとても優秀で誰でもきれいな写真が撮れるようになってきました。デジタル一眼レフで撮影した写真はパソコンで見るだけではなく一枚の作品として完成させたいものです。プリントしてこそ作品といえます。撮影した写真をより綺麗に、そして魅力的な作品に仕上げるためにはパソコンでのレタッチが重要なフィニッシュワークとなります。そんな作品作りの為の方法を様々な作例を通して一冊の本にしました。