データベース管理者のための イラスト図解Oracleのしくみ
2008年12月25日紙版発売
IPイノベーションズ 著
B5変形判/216ページ
定価2,508円(本体2,280円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3728-5
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書籍の概要
この本の概要
Oracle Database 11gの管理者の方のために,データベースの作成や操作管理などを解説しています。それに加えて,OEM(Oracle Enterprise Manager:ブラウザによる操作)とコマンドの両方で,内部でどのような動きをしているのかを図解しています。
こんな方におすすめ
- Oracleデータベース初心者
- OracleでWebベースでデータベースを管理している人
- ブラウザ操作とコマンド操作の相互理解のために
目次
第1章 Oracleサーバーの構造
1.1 Oracleサーバー
- Oracleサーバーの構成
1.2 メモリー構造
- システム・グローバル領域(SGA)
- プログラム・グローバル領域(PGA)
1.3 プロセス構造
- サーバー・プロセス
- バックグラウンド・プロセス
1.4 データベースの構造
- データベースの物理構造
- データベースの論理構造
第2章 メモリー管理
2.1 自動メモリー管理
- 自動メモリー管理の設定
- MEMORY_TARGETと他の初期化パラメータとの関係
- 自動メモリー管理のパラメータと自動共有メモリーのパラメータとの関連性
- Oracle Enterprise Managerによる自動メモリー管理
2.2 自動PGAメモリー管理
- 自動PGAメモリー管理の設定
- Oracle Enterprise ManagerによるPGAサイズ情報の確認
2.3 自動共有メモリー管理
- 自動共有メモリー管理の設定
- Oracle Enterprise Managerによる自動共有メモリー管理
- Oracle Enterprise ManagerによるSGAサイズ情報の確認
第3章 Oracleサーバーの起動と停止
3.1 Oracleサーバーの起動
- Oracleサーバーの起動コマンド
- Oracleインスタンスの起動状態(NOMOUNT)
- データベースのマウント状態(MOUNT)
- データベースのオープン状態(OPEN)
3.2 Oracleサーバーの停止とコマンドのオプション
- [SHUTDOWN]コマンドのオプション
- SHUTDOWN NORMAL
- SHUTDOWN TRANSACTIONAL
- SHUTDOWN IMMEDIATE
- SHUTDOWN ABORT
3.3 Oracle Enterprise ManagerによるOracleサーバーの起動と停止
- Oracle Enterprise Managerによる操作手順
- Oracleサーバーの起動と停止
第4章 データベースの作成
4.1 データベース作成前の作業
- オペレーティング・システム環境の設定
- Windowsのサービスの作成
- Oracleインスタンス識別子(SID)の決定
- データベース管理者の認証方法の決定
- 初期化パラメータ・ファイルの作成
- CREATE DATABASE文の作成
4.2 データベースの作成
- Oracleインスタンスの起動
- CREATE DATABASE文の実行
4.3 データベース作成後の作業
- 表領域の追加作成
- データ・ディクショナリ・ビューの作成
- データベースのバックアップ
4.4 Database Configuration Assistant
- (DBCA)ツールを使ったデータベースの作成"
- DBCAによるデータベースの作成・削除
第5章 制御ファイルの管理
5.1 制御ファイルに記録されている情報と多重化
- 制御ファイルに記録されている情報
- 制御ファイルの多重化
- 制御ファイルの多重化の手順
5.2 制御ファイルに障害が発生した場合の対応
- 制御ファイルのバックアップ
- 既存の制御ファイルの使用
- 制御ファイルの再作成
- バックアップされた制御ファイルの使用
5.3 OMFによる制御ファイルの管理
- OMFによる初期化パラメータの指定
5.4 Oracle Enterprise Managerによる制御ファイルの管理
- 制御ファイルの選択
- 制御ファイルの名前と保存ディレクトリ画面の表示
第6章 REDOログ・ファイルの管理
6.1 REDOログ・グループとREDOログ・ファイル
- REDOログ・ファイルの内容と役割
- REDOログ・グループとREDOログ・メンバー
- LGWR(ログ・ライター)によるREDOログ・グループへの書き込み
- REDOログに関する情報
6.2 REDOログ・グループの管理
- REDOログ・グループの追加
- REDOログ・グループの削除
- REDOログ・メンバーの追加
- REDOログ・メンバーの削除
- OMFによるREDOログ・ファイルの管理
6.3 アーカイブREDOログ・ファイルの管理
- アーカイブREDOログ・ファイル
- ARCHIVELOGモードへの変更
- ARCHIVELOGモードの初期化パラメータ
6.4 オンラインREDOログ・ファイルのリカバリ
- オンラインREDOログ・ファイルに障害が発生した場合
- 多重化されたオンラインREDOログ・グループのメンバーに障害が発生した場合
- オンラインREDOログ・グループのメンバーに障害が発生した場合
6.5 オンラインREDOログ・ファイルの構成と格納についての考慮
- REDOログ・ファイルの監視
6.6 Oracle Enterprise ManagerによるREDOログ・グループの管理
第7章 表領域とデータ・ファイルの管理
7.1 表領域とは
- 表領域
- セグメント
- エクステント
- データ・ブロック
- データ・ファイル
7.2 表領域の種類
- SYSTEM表領域
- SYSAUX表領域
- 一時表領域
- UNDO表領域
- ユーザー・データ表領域
7.3 ローカル管理表領域とディクショナリ管理表領域
- ローカル管理表領域
- ディクショナリ管理表領域
7.4 表領域の作成
- ユーザー表領域の作成
- UNDO表領域の作成
- 一時表領域の作成
7.5 表領域の管理
- 表領域のオンライン・オフライン化
- 表領域の読み書き可能化・読取り専用化
- 表領域の削除
- 表領域のサイズ拡張
7.6 OMF
- OMFとは
- OMFによる表領域の作成
7.7 データ・ファイルに関する情報
- dba_data_filesの問合せ例
- v$datafileの問合せ例
7.8 データ・ファイルのリカバリ
- アーカイブログモードでオフラインにできないデータ・ファイルの障害
- アーカイブログモードでオフラインにできるデータ・ファイルの障害
- データベースがアーカイブログモードでない場合
7.9 Oracle Enterprise Managerによる表領域の管理
- 表領域の参照
- 表領域の作成
第8章 記憶領域構造の管理
8.1 記憶領域構造と管理
- セグメント
- エクステント
- エクステントを割り当てる際の指定
- データ・ブロックの構造
- 自動セグメント領域管理
8.2 セグメントやエクステントの情報の参照
- dba_segments
- dba_extents
- dba_free_space
8.3 Oracle Enterprise Managerによる記憶領域情報の確認
- セグメント情報の参照
- エクステント情報の参照
第9章 UNDO管理
9.1 UNDOセグメントの役割
- UNDOセグメントの機能
9.2 自動UNDO管理
- 自動UNDO管理と初期化パラメータ
9.3 UNDO表領域
- UNDO表領域の作成
- UNDO表領域の切り替え
- UNDO表領域のサイズの求め方
9.4 UNDOセグメントに関する情報の参照
- データ・ディクショナリ・ビュー
9.5 Oracle Enterprise ManagerによるUNDO管理
- UNDO管理の情報
第10章 表の管理
10.1 スキーマ
- スキーマとは
- スキーマ・オブジェクト
- スキーマ・オブジェクトの命名規則
10.2 表とは
- 表の構成
- 行の格納
10.3 表の作成
- CREATE TABLE文を使った表の作成
10.4 データ型
- スカラ型
10.5 表の管理
- 表定義の変更
- 表セグメントの移動
- 表の切捨て
- 表の削除
- 列の削除
- 既存の列定義の変更
- 表への列の追加
- 表の列名の変更
- 表を読取り専用にする
10.6 表情報の参照
- データ・ディクショナリ・ビュー
10.7 Oracle Enterprise Managerによる表の管理
- スキーマページ画面
- 表の検索
- 表の作成
第11章 索引の管理
11.1 索引とは
- 索引の構造
- ROWIDの機能
11.2 索引の作成
- 索引の作成構文
- 索引の定義
- STORAGE句の変更
11.3 索引に関する情報の参照
- dba_indexes
- dba_ind_columns
11.4 Oracle Enterprise Managerによる索引の管理
- 索引の管理画面
- 索引の検索
- 索引の作成
第12章 ユーザーの管理
12.1 ユーザーの定義
- ユーザーの作成
- sysおよびsystem
- ユーザーの定義内容の変更
- ユーザーの削除
- ユーザーのパスワード
12.2 管理権限
- 権限の種類
12.3 ユーザー・ロールの管理
- 事前定義済みロール
- ロールの操作
12.4 ユーザー情報の参照
- データ・ディクショナリの指定
12.5 Oracle Enterprise Managerによるユーザーの管理
- ユーザーの管理画面
- ユーザーの作成
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