エコラボFILEシリーズ企業のためのやさしくわかる「生物多様性」

[表紙]企業のためのやさしくわかる「生物多様性」

紙版発売

A5判/216ページ

定価2,178円(本体1,980円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4043-8

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この本の概要

「生物多様性」という言葉は,「生物の保護や環境の保全」という意味でとらえられがちだが,実は,企業活動と切っても切り離せないもの。今後は,生物資源およびその多様性の「持続的な利用」が重要となる。つまり,経済活動の中で,どのように生物多様性を維持し,利用していくか。本書は,企業やビジネスの側面から生物多様性を考え,どのようにビジネスとして生物多様性に関わっていくか,そこにどんなビジネスチャンスとリスク(環境コストなど)がかかってくるのかを,世界各国の最新の取り組みを紹介しつつ,解説するものである。

こんな方におすすめ

  • 企業と環境との関わり,ビジネスチャンスを考えたい人
  • 生物多様性について知りたい人
  • 環境問題に興味のある人

著者の一言

世界では今,経済や企業の競争力を定義するルールが変わり始めています。生物多様性に取り組むことが,リスクをチャンスに変える,大きな鍵を握る時代になってきたのです。地球温暖化と同じく,これからは目をつぶることのできない生物多様性について,先見の明とビジョンを持ったビジネス界の方々を後押しする一助となれば,という思いで本書を書き下ろしました。「生物多様性って何?」「社内でうまく伝えられなくて困っている」―こうした疑問にお答えします。

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著者プロフィール

枝廣淳子(えだひろじゅんこ)

環境ジャーナリスト・翻訳家・有限会社イーズ代表

2つの会社を経営するかたわら,執筆,講演,翻訳,環境NGO運営など,環境を軸にマルチキャリアを展開。これらの活動経験やノウハウを活かし,ビジョンづくりや自分マネジメントのコーチングを提供するほか,「システム思考」の普及に力を入れている。著書に『地球とわたしをゆるめる暮らし』(大和書房),『エネルギー危機からの脱出』(ソフトバンククリエイティブ),訳書に『不都合な真実』(ランダムハウス講談社),『つながりを取りもどす時代へ』(大月書店)ほか多数。


小田理一郎(おだりいちろう)

有限会社チェンジ・エージェント代表取締役

多国籍企業で10年間,製品責任者・経営企画室長として事業戦略立案遂行の実務にあたる。その後米国で企業の社会的使命の追及と非営利組織マネジメントの強化のためのコンサルティング会社を設立。現職ではサステナビリティ経営のコンサルティング,ステークホルダー・ダイアログのファシリテーション,リーダーシップ研修などを行う。共著書『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』(東洋経済新報社),翻訳書『システム思考』(東洋経済新報社)。