温暖化が進むと「農業」「食料」はどうなるのか?

[表紙]温暖化が進むと「農業」「食料」はどうなるのか?

紙版発売

A5判/216ページ

定価2,178円(本体1,980円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3945-6

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この本の概要

気温上昇は世界の食料,日本の農業にとってプラスか,マイナスか?

食料自給率が40%の日本にとって,温暖化が世界の食料生産にダメージを与えることは価格高騰など深刻な影響をもたらします。国内の生産現場に目を転じると,温暖化の問題は将来のことではなく,すでに主要な農産物で影響が顕在化していることが明らかになっています。いま農業生産の現場で起きていること,これからの影響予測,そして温暖化によるマイナスを克服するための取り組みについて解説します。

こんな方におすすめ

  • 農業,食品関連のビジネスに携わっている方
  • 農業,食料について学んでいる方
  • 日本の食料事情に不安を覚えている方

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「農」「食」も温暖化の影響が避けられない
日本の農業の現場で,さまざまな温暖化の影響がすでに顕在化していることが全国調査で明らかになりました。

著者プロフィール

杉浦俊彦(すぎうらとしひこ)

1963年愛知県生まれ。安城東高校,京都大学農学部農学科を卒業後,1987年農林水産省入省。同省果樹試験場にて,気象と作物の生育との関係について研究を開始。1997年果樹の生育予測技術に関する研究で京都大学より博士(農学)を授与される。

省庁の研究機関が独立行政法人化され,農業,食料に関する日本最大の研究機関となった農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)本部において,2005年に日本の農業に及ぼす温暖化の影響に関して,初めての全国実態調査を遂行し,とりまとめる。

現在は農研機構果樹研究所において,温暖化が日本の農業に及ぼす影響の評価や温暖化適応技術開発のプロジェクトリーダーとして研究を推進している。専門は農業気象学。