SEのための 29歳からのキャリア向上計画
2010年7月16日紙版発売
山崎有生 著
A5判/288ページ
定価2,178円(本体1,980円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4322-4
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書籍の概要
この本の概要
SEやプログラマーが苦手とするヒューマン・スキル(コミュニケーション/ネゴシエーション/リーダーシップ)に関する本です。ITスキル標準のスキル項目をベースに解説し,読者が独習できるようにしています。IT業界に従事する人材の特徴としてスキルアップに関心を持つ人の多いことが挙げられます。ITスキル標準にはセールスやコンサルタント,プロジェクトマネジメントなど全部で11の職種が定義されていますが,中でも,あらゆる職種にわたって必要とされているのが,本書のテーマである3つの「ヒューマン・スキル」なのです。
こんな方におすすめ
- 中堅と呼ばれるようになってきた立場のエンジニア
- 今後のキャリアについて考えているエンジニア
- 一目置かれるような円滑な仕事のしかたを知りたい方々
目次
- はじめに
第1章 コミュニケーション力のつけ方
- コミュニケーションとは何か?
- コミュニケーションの方法は4つ
- IT業界で特にコミュニケーションが重視されるのは,なぜか?
- コミュニケーションで最も大切なこと
- 相手を知ることからコミュニケーションは始まる
- コミュニケーションにおける1Wayと2Way
- コミュニケーションに必要な論理性の鉄則
- なぜ,コミュニケーションに論理性が必要なのか?
- 誰もがすぐに論理的になれる方法
- P・PREP法の応用
- 論理ピラミッドでより完全な論理になる
- 論理ピラミッドの7原則
- 論理は3つの基本形
- 未来を予想する方法
- プレゼンテーションは3つのC
- 1つ目のC=内容構成
- 2つ目のC=情報の視覚化
- プレゼン資料はどうあるべきか?
- スライドのデザインはどうするべきか?
- 3つ目のC=聴衆とのコミュニケーション
- プレゼンテーションにおける緊張対策
- プレゼンテーションでの話し方
- 質疑と発問
- 文章作成のコツ
- 文章作成のコツ
- それでも文章が書けないときは
- コミュニケーション[事例]解説
第2章 ネゴシエーション力のつけ方
- 交渉の本当の目的
- 交渉の目的は“きょうそう”である
- 交渉の目的は鳥の目で
- 交渉が嫌いになるもう1つの原因
- ネゴシエーションの目標とは?
- 目的と目標の違い
- 交渉の目標設定
- 交渉のリスク・マネジメント
- 交渉のフレームワーク
- 交渉の5つの武器
- 交渉プロセスのあり方
- 「力関係」
- 力関係を分析する際の5つの力
- 力関係を強める4つの戦略
- 「心理」における鉄則
- 説得の秘密
- 聴くスキル
- 「論理」の鉄則
- 「逆提案」の鉄則
- パイをふくらませる「価値の相対理論」
- 「妥協」の鉄則
- ネゴシエーション[事例]解説
第3章 リーダーシップ力のつけ方
- リーダーシップとは何か?
- リーダーシップは3つのEである
- マネジメントとリーダーシップの違い
- どちらに適性があるか?
- 3つのスキル
- 分析が先かビジョンが先か?
- ビジョンとは何か?
- 将来ビジョンの表現方法
- 分析が先か? ビジョンが先か?
- 他者の力を引き出すために
- 本当に“答”は相手の中にあるのか?
- なぜ,パートナーが必要なのか?
- IT業界とコーチングの関係
- コーチングとティーチングの違い
- 質問はコーチング最大の武器である
- 質問はコーチングの最大の武器である
- なぜ,コーチングでは“なぜ”を問わないのか?
- 答えが出ないほど良い質問をしてみる
- コーチングの4ステップ
- 4センテンスでできるコーチング
- リーダーシップ(コーチング)[事例]解説
- ファシリテーションとは?
第4章 3つのスキルをキャリアアップにどう活かすのか?
- “強み”を伸ばしてキャリアアップ
- 優秀な人が共通で持っている3つのもの
- マイコンを持っている
- メタ認知を持っている
- 自分株式会社を持っている
- おわりに
付録 ITスキル標準のパーソナルスキルと本書の対応表(ITスキル標準との適合88.9%)
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