SEのための 「どこでもやれる力」の付け方
2008年1月26日紙版発売
野口和裕 著
A5判/232ページ
定価2,178円(本体1,980円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3366-9
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書籍の概要
この本の概要
最近の開発は個人ではなくチームで行われますが,本書には,そういった環境で仕事をする際に重要になることがまとめられています。技術力だけではないその種のスキルは,どんな開発現場に赴くかわからないフリーのSEとなって仕事をしていく上でも,もちろん企業内での開発を続けるにあたっても圧倒的に有利かつ不可欠です。なにより,それがなければ,一人前のSEとして自立することはできません。
本書には,著者のノウハウのすべてが詰まっています。
こんな方におすすめ
- いまの仕事が自分に向いているか不安になっている若いSE
- このままの仕事を続けていいのか悩んでいる中堅SE
- 今後の身の振り方を考えることが多くなったベテランSE
目次
- 本書の構成
第1部 新人SE時代
第1章 4つの原則
- 社内で「できるやつ」と思われるための4原則
- 仕事は自分のために
- 仕事は義務?
- ピラミッドは奴隷が作ったか?
- 義務感を超えるもの
- 自分を信じる
- 顧客の悩みは何か
- 自己満足プログラムを作らないためには?
- 救世主SEか? セールスマンSEか?
- 相手を理解する
- 自分にできることを考える
- 顧客に信用されると……
- 武器を持つこと
- 先輩を出し抜け!
- 武器は両手に
- 右手に持つもの
- 左手に持つもの
- もうひとつの武器
- どんな仕事にも全力で取り組むこと
- 経験が大切!
- 不本意な仕事から得たもの
- 【コラム】情報発信
第2部 中堅SE時代
第2章 コミュニケーション力
- なんといっても大事なコミュニケーション
- コミュニケーションのポイント
- 信頼を築く方法
- [その1]挨拶
- 目を見ての挨拶
- 目を見て話すお客さん
- [その2]ホワイトボードを使ったコミュニケーション
- [その3]メールを使ったコミュニケーション
- メールを送る際の3つのポイント
- [その4]相手の言葉で話すこと
- コミュニケーションの要点 -まとめ
- 【コラム】リビングで話しましょう
第3章 チームワーク力
- チームを作る
- 良いチームの条件
- 健全なチームの作り方
- 率直な会話を可能にするもの
- リーダーのやること①―お手本を見せる
- 率直にしゃべるコツ
- 三部構成のⅠメッセージ
- Ⅰメッセージを使うと
- 【コラム】オープンに話すこと
- リーダーのやること②―安全保障人になる
- 発言者の安全を確保する
- 対立を解消する方法
- 対立はどこから来るか?
- ステップ1:背景を理解する
- ステップ2:双方が納得するアイデアを出す
- WIN-WINの後で……
- 対立のおかげで
- 【コラム】SEの仕事
- チームワークの要点 -まとめ
- 【コラム】会議のコツ
第4章 育てる力
- 人を育てる力が必要な理由
- 新人を育てる
- 一人前のSEになるための時間
- 失敗から学ぶ
- 体験から学ぶ
- 振り返り
- 振り返りのポイント
- 部下のやる気を引き出す -魔法の質問
- 部下のやる気を引き出す -できるようになったイメージ
- 育てる力の要点 -まとめ
- 【コラム】心に残るリーダー
第3部 ベテランSE時代
第5章 進路の選択基準
- 好きなことがしたい
- 独立してみたら……
- 選択の基準
- 3つの選択基準
- 違い その1 -顧客を選べる
- 違い その2 -協力することができる
- 違い その3 -協力者が現れる
- 違い その4 -自信ができる
- 違い その5 -決断ができる
- 好きなことを見つける
- 子ども時代
- 学生時代
- 就職
- 転職
- 強みを見つける
- やるべきことを見つける
- 天職
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