[改訂新版] 実践COBOLプログラミング入門
2011年2月4日紙版発売
結城圭介 著
B5変形判/480ページ
定価3,740円(本体3,400円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4537-2
書籍の概要
この本の概要
2007年に発売し,好評の「実践 COBOLプログラミング入門」の改訂版です。本書は,例題プログラムを示しながら,COBOLを基本から分かりやすく解説しています。後半は COBOLプログラムをTips形式で説明しているので,読み終わった後もリファレンスとして活用できます。また,今回はPRO*COBOL環境でのデータベースプログラミングの章を追加し,より実践的な内容になりました。
こんな方におすすめ
- 現場でCOBOLを運用している管理者
- 授業や研修などでCOBOLを学習する方
目次
第1章 COBOLプログラミングの前に
- 1-01 COBOLとは
- 1-02 COBOLの特徴
- 1-03 本書で学習する内容
第2章 はじめてのCOBOLプログラミング
- 2-01 例題プログラム「ファイル作成」の仕様
- 2-02 例題プログラム「ファイル作成」のコーディング例
第3章 COBOLプログラムの構成と決まりごと
- 3-01 COBOLプログラムの構成
- 3-02 コーディングの決まりごと
- 3-03 入出力ファイルの詳細や作業場所を定義する
- 3-04 COBOLのデータ構造とデータ定義の基本
- 3-05 項目のデータ型を定義する
- 3-06 数値定数・文字定数・表意定数などについて
第4章 COBOLプログラミング入門
- 4-01 IDENTIFICATION DIVISIONへプログラム名や作成者を定義する
- 4-02 ENVIRONMENT DIVISIONへ入出力情報を定義する
- 4-03 DATA DIVISIONへ入出力レイアウトや作業領域を定義する
- 4-04 PROCEDURE DIVISIONへ処理を記述する
第5章 ファイルの入出力を行うプログラム
- 5-01 MOVE文を使ってデータを転記する
- 5-02 ADD文で単純な加算処理を行う
- 5-03 SUBTRACT文で単純な減算処理を行う
- 5-04 MULTIPLY文で単純な乗算処理を行う
- 5-05 DIVIDE文で単純な除算処理を行う
- 5-06 COMPUTE文と計算式を用いて計算処理を行う
- 5-07 IF~THENで判断と分岐を行う
- 5-08 ファイルのオープン/クローズと読み込みを行う
- 5-09 PERFORM文を使ってサブルーチンを呼び出す
- 5-10 WRITE文を使ってデータをファイルへ出力する
- 5-11 DISPLAY文を使ってメッセージを表示する
- 5-12 例題プログラム「ファイル作成」の解説
第6章 ソートとデータ集計のプログラム
- 6-01 例題プログラム「データ集計処理」の仕様
- 6-02 例題プログラム「データ集計処理」のコーディング例
- 6-03 SORT文を使ってデータの並べ替えを行う
- 6-04 コントロールブレイクとデータの集計
- 6-05 例題プログラム「データ集計処理」の解説
第7章 マッチングのプログラム
- 7-01 例題プログラム「マッチング処理」の仕様
- 7-02 例題プログラム「マッチング処理」のコーディング例
- 7-03 マッチング処理とは
- 7-04 例題プログラム「マッチング処理」の解説
第8章 レポート印刷のプログラム
- 8-01 例題プログラム「レポート印刷」の仕様
- 8-02 例題プログラム「レポート印刷」のコーディング例
- 8-03 レポートの出力先とレポートのレイアウトを定義する
- 8-04 レポートを印刷する
- 8-05 表(テーブル)形式の項目を定義する
- 8-06 表(テーブル)を操作・検索する
- 8-07 部分参照を使って項目の参照・転記を行う
- 8-08 REDEFINES句で項目を再定義する
- 8-09 ACCEPT文を使ってシステム日付やシステム時刻を取得する
- 8-10 例題プログラム「レポート印刷」の解説
第9章 データベースプログラミング
第10章 COBOLプログラミングTIPS
- 【文字列編集】
- 10-01 文字列の出現回数を取得する
- 10-02 文字列の置き換えを行う
- 10-03 文字列を結合す
- 10-04 文字列を分割する
- 【実行制御】
- 10-05 多岐選択を行う
- 10-06 条件が成立するまで処理を繰り返す
- 10-07 一定回数だけ処理を繰り返す
- 10-08 GO TO文でプログラムの流を制御する
- 10-09 別のプログラムを呼び出す
- 【作業領域】
- 10-10 名前が重複しているデータ項目を特定する
- 10-11 同じ名前のデータ項目を一度に転記する
- 10-12 データ項目を一括して初期化する
- 10-13 88レベルを使って値のチェックを簡素化する
- 10-14 数値かどうかを判定する
- 【ファイル・そのほかの入出力】
- 10-15 可変長の順編成・行順編成ファイルを作成する
- 10-16 コンソールや標準入力から情報を受け取る
- 10-17 環境変数やコマンドライン引数の値を受け取る
- 10-18 プログラムの終了時にリターンコードを返す
- 【ソート・マージ】
- 10-19 単純なソートとそのほかのソート
- 10-20 複数のファイルを1つのファイルに結合する
- 【便利な機能など】
- 10-21 非逐次法で表を検索する
- 10-22 COPY文を使って別ファイルの内容を挿入する
- 10-23 関数を使う
付録
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