PICではじめるアナログ回路
- 後閑哲也 著
- 定価
- 3,168円(本体2,880円+税10%)
- 発売日
- 2014.7.2 2014.7.7
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 352ページ
- ISBN
- 978-4-7741-6596-7 978-4-7741-6664-3
概要
我々が普段暮らしているアナログの世界をデジタルの世界であるコンピュータにつなぐためには,A/D・D/A変換や,入力信号を変換・増幅するオペアンプなどのアナログ回路の知識が必要となります。本書では,アナログ回路の基礎やA/D変換・D/A変換の原理と使い方,オペアンプの使い方や直流・交流回路・フィルタの設計法,設計時の精度・電源・ノイズ対策など,アナログ回路設計に必要な知識についてわかりやすく解説します。さらに,PICマイコンに内蔵されているアナログモジュールの使い方を解説し,実際の製作例で応用します。実際に手を動かして作ってみることで,より一層理解が深まります。
こんな方にオススメ
- オリジナルの回路を設計したい方
- オペアンプやA/D変換・D/A変換について知りたい方
目次
第1章 デジタル制御システムと入出力インターフェース
- 1-1 デジタル制御システムの基本構成
- 1-2 インターフェースとシグナルコンディショニング
- 1-3 シグナルコンディショニングの種類
- 1-4 シグナルコンディショニングの課題
第2章 インターフェース用アナログ回路の基礎
- 2-1 アナログとデジタル
- 2-2 増幅
- 2-3 アナログとデジタルの変換の基礎
- 2-4 アナログ・デジタル変換(A/D 変換)
- 2-5 デジタルアナログ変換(D/A 変換)
- 2-6 精度と誤差
第3章 オペアンプの使い方
- 3-1 オペアンプの機能と特性表の見方
- 3-2 オペアンプの基本の回路構成
- 3-3 直流増幅回路の設計方法
- 3-4 交流増幅回路の設計方法
- 3-5 フィルタの基本回路
- 3-6 ノイズ対策
第4章 PIC マイコンとアナログモジュール
- 4-1 PIC マイコンの概要
- 4-2 アナログモジュールの概要
第5章 超音波距離計の製作
- 5-1 超音波距離計の概要
- 5-2 周辺モジュールの使い方
- 5-3 超音波距離計のハードウェアの製作
- 5-4 超音波距離計のファームウェアの製作
- 5-5 超音波距離計の調整と使い方
第6章 バッテリ充放電マネージャの製作
- 6-1 バッテリ充放電マネージャの概要
- 6-2 周辺モジュールの使い方
- 6-3 バッテリ充放電制御ボードのハードウェアの製作
- 6-4 充電制御ボードのファームウェアの製作
- 6-5 タブレットのアプリケーションの製作
- 6-6 充放電マネージャの使い方
- コラムA タブレットにアプリをダウンロードする方法
第7章 ワイアレスオシロスコープの製作
- 7-1 ワイアレスオシロスコープの概要
- 7-2 周辺モジュールの使い方
- 7-3 オシロスコープボードのハードウェアの製作
- 7-4 オシロスコープボードのファームウェアの製作
- 7-5 タブレットのアプリケーションの製作
- 7-6 ワイアレスオシロスコープの使い方
第8章 デジタルマルチメータの製作
- 8-1 デジタルマルチメータの概要
- 8-2 周辺モジュールの使い方
- 8-3 ハードウェアの製作
- 8-4 デジタルマルチメータのファームウェアの製作
- 8-5 デジタルマルチメータの使い方
第9章 ファンクションジェネレータの製作
- 9-1 ファンクションジェネレータの概要
- 9-2 周辺モジュールの使い方
- 9-3 ハードウェアの製作
- 9-4 ファンクションジェネレータのファームウェア
- 9-5 ファンクションジェネレータの使い方
第10章 WAV プレーヤの製作
- 10-1 WAV プレーヤの概要
- 10-2 周辺モジュールの使い方
- 10-3 ハードウェアの製作
- 10-4 WAV プレーヤのファームウェアの製作
- 10-5 WAV プレーヤの使い方
- 参考文献
プロフィール
後閑哲也
1947年生まれ。子供のころに電子工作に魅了され,大学,仕事とすべて電子の世界を歩む。この子供のころからの電子工作の趣味の世界と,仕事としているコンピュータの世界を融合した遊びの世界をホームページや書籍で紹介し続けている。