電子工作のための PIC16F1ファミリ 活用ガイドブック

[表紙]電子工作のための PIC16F1ファミリ 活用ガイドブック

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B5変形判/440ページ

定価3,520円(本体3,200円+税10%)

ISBN 978-4-7741-5646-0

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書籍の概要

この本の概要

8ビットマイコンのスタンダード「PIC16F」に,「PIC16F1」ファミリが加わりました。「PIC16F1」ファミリは,従来の「PIC16F」の強化版という位置づけで,ピンの互換性を保ちながらも,よりC言語での開発に適したアーキテクチャになっています。メモリを増強し,内蔵モジュールも強化してより高度な機能を実現しました。また速度も速くなり,命令も49命令に増加したため,さまざまな制約から解放され,より開発しやすくなりました。本書では,PIC16F1ファミリのアーキテクチャ,新しい開発環境であるMPLAB IDE Xの使い方,CによるPICのファームウェア開発方法,内蔵モジュールの使い方と具体的な製作例などについて,詳細に解説します。

こんな方におすすめ

  • 新しいF1ファミリを使いたい方
  • 新しい開発環境MPLAB X IDEを使ってみたい方

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今すぐPIC16F1ファミリに乗り換えよう!
「電子工作のためのPIC16F1ファミリ 活用ガイドブック」が発売されました。

目次

第1章 F1ファミリの概要

  • 1-1 F1ファミリの位置づけと特徴
  • 1-2 F1ファミリと従来PIC16ファミリとの差異
  • 1-3 F1ファミリの種類
  • 1-4 F1ファミリのデモボード
  • コラム PICマイコンの歴史

第2章 F1ファミリのアーキテクチャ

  • 2-1 全体構成とCPUコアの構成と動作
  • 2-2 メモリアーキテクチャ
  • 2-3 コンフィギュレーションワードとIDワード
  • 2-4 リセット
  • 2-5 クロック
  • 2-6 ウォッチドッグタイマ(WDT)
  • 2-7 低消費電力化
  • 2-8入出力ピンのハードウェア

第3章 開発環境とMPLAB X IDEの使い方

  • 3-1 開発環境の概要
  • 3-2 ツールの種類と使い方
  • 3-3 MPLAB X IDEの入手とインストール
  • 3-4 MPLAB X IDEの使い方
  • 3-5 エディタの使い方
  • 3-6 シミュレータの使い方
  • 3-7 PICkit 3による実機デバッグ

第4章 C言語プログラミング概要

  • 4-1 C言語プログラミングの基本
  • 4-2 割り込みの使い方と書式

第5章 PIC16F15xxファミリの使い方

  • 5-1 PIC16F15xxファミリの構成と特徴
  • 5-2 タイマの使い方
  • 5-3 10ビットA/Dコンバータモジュールの使い方
  • 5-4 アナログコンパレータ関連モジュール
  • 5-5 次世代モジュールと使い方
  • 5-6 製作例 RCサーボを使った太陽電池雲台

第6章 PIC16F18xxファミリの使い方

  • 6-1 PIC16F18xxファミリの構成と特徴
  • 6-2 RS232C通信とEUSARTモジュール
  • 6-3 SPI通信とMSSP(SPIモード)
  • 6-4 I2C通信とMSSP(I2Cモード)
  • 6-5 製作例1 超小型デジタル電圧計
  • 6-6 製作例2 データロガーの製作

第7章 PIC16F17xxファミリの使い方

  • 7-1 PIC16F17xxファミリの構成と特徴
  • 7-2 12ビットA/Dコンバータの使い方
  • 7-3 8ビットD/Aコンバータの使い方
  • 7-4 オペアンプの使い方
  • 7-5 コンパレータの使い方
  • 7-6 高機能PWMコントローラ(PSMC)の使い方
  • 7-7 製作例 マルチメータの製作

第8章 PIC16F19xxファミリの使い方

  • 8-1 PIC16F19xxファミリの構成と特徴
  • 8-2 LCDドライバドライバモジュールの使い方
  • 8-3 製作例 LCメータの製作

第9章 その他のモジュール

  • 9-1 内蔵EEPROMの使い方
  • 9-2 CCPとECCPモジュールの使い方

著者プロフィール

後閑哲也(ごかんてつや)

1947年生まれ。子供のころに電子工作に魅了され,大学,仕事とすべて電子の世界を歩む。この子供のころからの電子工作の趣味の世界と,仕事としているコンピュータの世界を融合した遊びの世界をホームページや書籍で紹介し続けている。