逆引き PIC電子工作 やりたいこと事典
2019年4月26日紙版発売
2019年4月26日電子版発売
後閑哲也 著
B5変形判/336ページ
定価3,058円(本体2,780円+税10%)
ISBN 978-4-297-10283-8
書籍の概要
この本の概要
機能が豊富で,速度・アナログ制御・省電力性・コストの面でもアドバンテージをもつPICマイコン。そんなPICマイコンの使い方を,目的別にやりたいことから引ける,逆引きタイプのガイドブックです。LED/液晶/スイッチ/大容量メモリ/モータ/リモコン/スマホなどとの通信/センサ/音/インターネット/IoTなど,電子工作のためのレシピを幅広く掲載。目的によって,PICの内蔵モジュールだけで実現したり,外部ハードウェアを連携させたりしながら最適な方法を紹介し,回路図やプログラム例も交えて使って詳しく解説しています。問題解決にもアイディア出しにも,初心者にも経験者にも役に立つ,手元に置いておきたい1冊です。
こんな方におすすめ
- 電子工作で実現してみたいアイディアをお持ちの方
- キットの組立やお手本通りの工作から卒業したい方
著者の一言
はじめに より
筆者は,これまで多くのマイクロチップ社のPICマイコンを使い続けてきましたので,多くの情報や製作例が溜まっているのですが,あちこちで紹介しているためそれぞれがバラバラの状態となっていました。
そこで,本書では,マイクロチップ社の8ビットPICマイコンをメインにして,最新情報や実際の使用例をひとつに集めて整理してみました。
スイッチやLEDの使い方から,カラーグラフィック液晶表示器,モータ,多くのセンサの使い方,さらにはBluetooth無線,Wi-Fiを使ってインタネットに接続する方法などなどについて,使いやすい市販部品や,回路図,プログラム例を紹介しています。
初心者の方から,ベテランの方々を含めて,ちょっとアレを使ってみたいというとき,辞書代わりに本書を使っていただけば何らかのお役に立つのではないかと思います。
しかし,流石に量が多くすべての項目の詳細までは書き切れていません。そこで,開発環境や内蔵モジュールの使い方,コード自動生成ツール(MCC)の使い方などの詳細については,前著「C言語によるPICプログラミング大全」を参照して頂ければより深く理解できるものと思います。
両方の書を手元に置いていただき,使うものの対応ページをさっと開いて参考にしていただくことで,読者の製作や設計開発にちょっとでもお役に立てば幸いです。
この書籍に関連する記事があります!
- PICでやりたいことを実現するには?
- 電子工作の世界に踏み込んで,キットを作ったり,本に書いてあるとおりの工作をいくつかこなしたりしていくと,やがて自分の思いついたアイディアを実現したくなるものです。
本書のサンプル
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
この本に関連する書籍
-
C言語&MCCによる PICプログラミング大全
名著「C言語によるPICプログラミング大全」がさらに使いやすくなりました。 PICのプログラム開発のためには,統合開発環境である「MPLAB X IDE」が便利です。さらに,...
-
電子工作のための PIC18F Q シリーズ活用ガイドブック
PIC18F Q シリーズは,PICマイコンの中でもリアルタイム制御向けの最新のシリーズです。8ビットマイコンとしては最大級のメモリ容量(最大128kバイト)を誇り,クロック...
-
C言語による PICプログラミング大全
2002年に初版,2009年に第2版を発売した名著「C言語によるPICプログラミング入門」が大幅リニューアルし「大全」として生まれ変わりました。CコンパイラはMicrochip Tec...
-
PICと楽しむ Raspberry Pi活用ガイドブック
その手軽さから電子工作愛好者に多用されているPICマイコンは,センサやモータなどのきめ細かな制御や,高速なフィードバック制御なども得意です。その反面,ネットワー...
-
電子工作のための PIC16F1ファミリ 活用ガイドブック
8ビットマイコンのスタンダード「PIC16F」に,「PIC16F1」ファミリが加わりました。「PIC16F1」ファミリは,従来の「PIC16F」の強化版という位置づけで,ピンの互換性を...