C言語による PICプログラミング大全

[表紙]C言語による PICプログラミング大全

紙版発売
電子版発売

B5変形判/584ページ

定価3,520円(本体3,200円+税10%)

ISBN 978-4-7741-9649-7

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この本の概要

2002年に初版,2009年に第2版を発売した名著「C言語によるPICプログラミング入門」が大幅リニューアルし「大全」として生まれ変わりました。CコンパイラはMicrochip Technology社純正のXC8に,統合開発環境もMPLAB X IDEに変更。さらに,GUI画面の操作で内蔵モジュール設定用の関数が自動的に生成される新プラグイン「MCC(MPLAB Code Configurator)」についても大きく取り上げています。 C言語でPICマイコンのプログラミングを始めたい方から,最新のPICマイコンの機能をとことん使い倒したい方まで,必ず役に立つ1冊です。

こんな方におすすめ

  • C言語でPICマイコンの開発をしたい方
  • MPLAB X IDEやMCCの使い方を知りたい方
  • PICマイコンの内蔵モジュールを使い倒したい方

著者の一言

~本書 はじめにより~

この数年でPICマイコンの最大のファミリであるPIC16Fファミリに,大幅に機能強化されたエンハンスドミッドレンジファミリ,通称PIC16F1ファミリが出揃ってきました。
このファミリはメモリ増強や速度アップ,命令の追加などで「C言語」によるプログラム開発に最適になるように性能強化されています。これに合わせてCコンパイラも「MPLAB XC Suites」として整理され,統合開発環境のMPLAB X IDEと合わせてC言語による開発環境が整いました。そこで,これを機にXCコンパイラによる8ビットPICマイコンのC言語プログラミングの解説をまとめることにしました。
さらに,このPIC16F1ファミリには性能アップだけでなく,「コアインデペンデントペリフェラル(CIP)」と呼ばれる数多くの種類の周辺モジュールが実装されています。このCIPは,一度設定するとプログラム制御なしで独自に動作を継続してくれます。特にモータ制御やLED用スイッチング電源などのアプリケーションでは,フィードバック制御をCIPだけで実行させることができます。これによりハードウェア速度による高速動作が実現され,同時にプログラム負荷を大幅に減らしてくれます。
しかし,CIPは種類が多く,しかも結構複雑な設定が必要なものもあるため,なかなか使い切ることが難しいといわれていました。このため,これらの障壁をなくすことを目的に「MPLAB Code Configurator(MCC)」というプログラムコード自動生成ツールが開発されました。
このMCCを使えば複雑なCIPを,GUIを使った簡単な設定だけで使うことができます。MCCは,設定内容をC言語の初期化関数として生成するだけでなく,CIPを使うために必要な制御関数も生成してくれます。そこで,本書にはC言語の使い方だけでなく,MCCを使ったCIPの使い方も一緒に加えることにしました。しかし,CIPの種類が多いため,ページ数が多くなり過ぎてしまい,一部を技術評論社のウェブサイトからのダウンロードという形にせざるを得ませんでした。両方を合わせてお使いください。
本書により,C言語によるプログラミングでPICマイコンをより簡単に使っていただき,さらにMCCによりCIPを使いこなすことで,より複雑で高機能なアプリケーションを手早く開発していただくことができれば幸いです。

補足情報

なお本書にて作成する演習ボード用のプリント基板を,以下のWebサイトにて頒布しています。

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本書のサンプル

本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。

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