Vim scriptテクニックバイブル
Vim使いの魔法の杖

[表紙]Vim scriptテクニックバイブル 〜Vim使いの魔法の杖

紙版発売
電子版発売

A5判/320ページ

定価2,838円(本体2,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-6634-6

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電子版

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書籍の概要

この本の概要

普段Vimを使っている人を対象に,カスタマイズをする際,ちょっとしたことをスクリプトで書く手助けとなる本を企画します。便利さを知ると既存のプラグインをカスタマイズしたり,自分でスクリプトを書いて,自分の使いやすいようにVimエディタを強化したいという欲が出てきます。そこで初心者にも教科書として使えるようにVim scriptの基礎から丁寧に解説します。最新のVim7.4対応。

こんな方におすすめ

  • Vimを利用している
  • 既になんらかのプログラミング言語を習得している
  • なによりもVimスクリプトを学んでみたい
著者プロフィール

KoRoN

Vimの日本語向けWindowsバイナリを配布して約20年。Vimスクリプトのマニュアルであるeval.txtを最初に翻訳したり,おそらく当時世界初のVimスクリプトによる本格的アプリケーションChalice(2ちゃんねるブラウザ)を作成したりしました。またVimスクリプトによる補完機能をVimへ実装・提案したのは何を隠そう私です。

mattn(まっつん)

Vim歴約20年のシステムエンジニア。Vimプラグインを作成するかたわらvim\_devにパッチを投げたりしています。プラグインはあまり大量にインストールしていませんが新しいもの好きなので一通り試してみる方です。自作プラグインには,emmet-vim, gist-vim, webapi-vimなどがあり,vital.vimの開発にも参加しています。

Shougo

プログラミングの楽しさが分からなくなっていたときに,Vimスクリプトと出会い,Vimを改造できる面白さに取りつかれた。昔から負けず嫌いな性格なので,既存のVimプラグインやEmacsの拡張機能に対抗して開発を続けていくうちに,数万行ものVimスクリプト資産を作り上げるに至る。自作プラグインに極度に依存したその開発スタイルは一部から闇のVimと呼ばれることもあるらしい。

thinca

Vimを使い始めて間もなくVimスクリプトも書くようになるが,時期や経緯は本人もよく覚えていない。代表作にquickrun.vimやref.vimなどがある。Vimの勉強会やもくもく会に精力的に参加しているほか,毎週土曜夜にオンラインチャット(http://lingr.com/room/vim)にてvimrc読書会を開催している。

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

目次

Chapter 1 Vimスクリプトを実行してみよう

  • 1-1 おなじみ Hello World!
  • 1-2 値と型
  • 1-3 式とその評価

Chapter 2 Vimスクリプト詳説

  • 2-1 スクリプトの実行方法
  • 2-2 変数とそのスコープ
  • 2-3 関数の定義と利用
  • 2-4 制御構文(if,while,例外)
  • 2-5 オブジェクト指向

Chapter 3 Vimの機能の使い方

  • 3-1 Exコマンド 104
  • 3-2 バッファ,ウィンドウ
  • 3-3 正規表現

Chapter 4 Vimからのスクリプト実行方法

  • 4-1 ファイル内のVimスクリプトを実行する 
  • 4-2 キーマップからの呼び出し
  • 4-3 インサートモードからの呼び出し
  • 4-4 オプションで呼び出しを指定する
  • 4-5 ユーザ定義コマンドを用いる
  • 4-6 イベントからの呼び出し
  • 4-7 autoloadによる遅延・自動読み込み

Chapter 5 Vimスクリプトを公開しよう

  • 5-1 Vimプラグインの作成 
  • 5-2 ヘルプを用意する
  • 5-3 プラグインを公開する

Chapter 6 組み込み関数リファレンス

Chapter 7 実践テクニック

  • 7-1 デバッグ手法,テスト手法
  • 7-2 スクリプトに関わるオプションの紹介
  • 7-3 WebAPIの使い方
  • 7-4 vimprocによる非同期処理 
  • 7-5 高速化のテクニック
  • 7-6 外部言語インターフェース
  • 7-7 古典的テクニック
  • 7-8 Vimスクリプトでゲーム