Software Design plusシリーズHinemos 統合管理[実践]入門

[表紙]Hinemos 統合管理[実践]入門

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B5変形判/520ページ

定価4,070円(本体3,700円+税10%)

ISBN 978-4-7741-6984-2

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書籍の概要

この本の概要

Hinemosは複数のコンピューター群を単一のコンピューターのようなイメージで,一元的に運用管理できるオープンソース・ソフトウェア(OSS)です。国産のオープンソースソフトウェアであり,官公庁や企業などの導入実績も多いのが特徴です。本書はNTTデータ Hinemos開発チームの監修で,より具体的に,想定される事例に基づいて入力パラメータの例を記載し,ユーザ自ら手を動かして実際に利用できることを重視しています。本書を理解すれば,Hinemos技術者認定プログラムのHinemos認定アソシエイト相当の実力がつきます。

こんな方におすすめ

  • Hinemosの導入を検討している方
  • Hinemosを使いたいが,導入に行き詰まっている方
  • Hinemosを徹底的に使いこなしたい方

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今,注目の統合管理ツール―Hinemos統合管理[実践]入門
「ひねもす」は「朝から晩まで続くさま」「一日中」「終日」という意味です。

目次

第1部 導入編
第1章 統合運用管理ツールHinemosとは

  • 1.1 ITシステムの運用管理の重要性
  • 1.2 統合運用管理ツールとは
    • 1.2.1 監視の必要性
    • 1.2.2 性能管理の必要性
    • 1.2.3 ジョブ管理の必要性
    • 1.2.4 統合運用管理ツールの導入メリット
  • 1.3 統合運用管理ツールHinemosとは
    • 1.3.1 Hinemosの歴史と実績
    • 1.3.2 Hinemosの特徴・基本機能

第2部 入門編
第2章 環境準備

  • 2.1 インストールの準備
    • 2.1.1 Hinemosを構成するコンポーネント
    • 2.1.2 システム要件
    • 2.1.3 解説で使用するインストール環境
    • 2.1.4 解説で使用するシステム構成
  • 2.2 Hinemosのインストール
    • 2.2.1 Hinemosマネージャのインストール
    • 2.2.2 Hinemosクライアントのインストール
    • 2.2.3 Hinemosエージェント(Linux)のインストール
    • 2.2.4 Hinemosエージェント(Windows)のインストール
  • 2.3 Hinemosのバージョンアップ
    • 2.3.1 Hinemosマネージャのバージョンアップ
    • 2.3.2 Hinemosクライアントのバージョンアップ
    • 2.3.3 Hinemosエージェント(Linux)のバージョンアップ
    • 2.3.4 Hinemosエージェント(Windows)のバージョンアップ

第3章 基本設定

  • 3.1 Hinemosクライアントの使い方
    • 3.1.1 ログインとログアウト
    • 3.1.2 画面構成と用語説明
    • 3.1.3 クライアント設定
  • 3.2 管理対象のリポジトリ登録
    • 3.2.1 管理対象とリポジトリ
    • 3.2.2 管理対象の登録「ノード」
    • 3.2.3 管理対象のグループ化「スコープ」
    • 3.2.4 あらかじめ用意されたグループ「組み込みスコープ」

第4章 監視

  • 4.1 Hinemosにおける監視の考え方
  • 4.2 [監視]パースペクティブ
  • 4.3 監視入門
    • 4.3.1 ネットワーク疎通を監視する
    • 4.3.2 プロセスを監視する
    • 4.3.3 システムログ(syslog)を監視する

第5章 ジョブ

  • 5.1 Hinemosにおけるジョブの考え方
  • 5.2 [ジョブ]パースペクティブ
  • 5.3 ジョブ入門
    • 5.3.1 ジョブの登録と手動実行
    • 5.3.2 ジョブのスケジュール実行
    • 5.3.3 複数ジョブの順次実行

第3部 実践編
第6章 Hinemosの運用

  • 6.1 運用者の対応
    • 6.1.1 ステータスとイベントの確認
    • 6.1.2 性能情報の分析
    • 6.1.3 ジョブの実行結果の対応
    • 6.1.4 定期的なレポートと監査証跡
  • 6.2 Hinemosのメンテナンス
    • 6.2.1 履歴情報の管理
    • 6.2.2 Javaのメンテナンス
    • 6.2.3 PostgreSQLのメンテナンス
    • 6.2.4 バックアップとリストア
  • 6.3 トラブルシューティング
    • 6.3.1 環境に起因する問題とトラブルシューティング
    • 6.3.2 監視設定数が多いことによる性能問題とトラブルシューティング
    • 6.3.3 不具合に起因する問題とトラブルシューティング
    • 6.3.4 原因不明時のトラブルシューティング

第7章 ユーザ管理と権限管理

  • 7.1 Hinemosにおけるユーザ管理の考え方について
    • 7.1.1 HinemosユーザとHinemosロール
    • 7.1.2 システム権限
    • 7.1.3 オーナーロール
    • 7.1.4 オブジェクト権限
  • 7.2 Hinemosユーザとシステム権限管理
    • 7.2.1 Hinemosユーザの作成
    • 7.2.2 Hinemosユーザのパスワード管理
    • 7.2.3 Hinemosロールの作成
    • 7.2.4 Hinemosロールのシステム権限管理
  • 7.3 オーナーロールとオブジェクト権限によるマルチユーザ管理
    • 7.3.1 各設定へのオブジェクト権限の設定
    • 7.3.2 オブジェクト権限による履歴の参照
  • 7.4 まとめ

第8章 通知

  • 8.1 通知機能の概要
    • 8.1.1 通知の種類と分類
    • 8.1.2 通知の基本設定
    • 8.1.3 本章で共通して使用する設定
  • 8.2 Hinemosクライアントへ最新の状態を表示する
    • 8.2.1 ステータス通知
    • 8.2.2 例題1. サーバのネットワーク疎通状態の表示
    • 8.2.3 例題2. 定期的なメッセージが途絶えたときの表示
  • 8.3 Hinemosクライアントへイベントを表示する
    • 8.3.1 イベント通知
    • 8.3.2 例題1. 障害イベント/復旧イベントの発生
    • 8.3.3 例題2. イベントへのコメント登録
    • 8.3.4 例題3. イベントの確認作業
    • 8.3.5 例題4. イベントのCSVダウンロード
  • 8.4 障害発生時にメールを送信する
    • 8.4.1 メール通知
    • 8.4.2 メールテンプレート
    • 8.4.3 例題1. 簡単なメール送信
    • 8.4.4 例題2. メールテンプレートを使ったメール送信
  • 8.5 障害発生時に他システムへメッセージを送信する
    • 8.5.1 ログエスカレーション通知
    • 8.5.2 例題1. syslogサーバにログエスカレーションする(UDP編)
    • 8.5.3 例題2. syslogサーバにログエスカレーションする(TCP編)
  • 8.6 障害発生時に簡単なコマンドを実行する
    • 8.6.1 コマンド通知
    • 8.6.2 例題1. 障害発生時に警告灯を点灯させる
    • 8.6.3 例題2. 障害発生時にSNMPTRAPを送信する
  • 8.7 障害発生時に自動復旧などの複雑な処理を実行する
    • 8.7.1 ジョブ通知
    • 8.7.2 例題1. プロセス障害発生時に自動で再起動する

第9章 監視の応用

  • 9.1 監視機能の概要
    • 9.1.1 監視の種類と分類
    • 9.1.2 監視の基本設定
    • 9.1.3 本章で共通して使用する設定
  • 9.2 ログファイルの監視
    • 9.2.1 ログファイル監視
    • 9.2.2 例題1. Apacheのエラーログを監視する
    • 9.2.3 例題2. ファイル名に日付があるログを監視する
    • 9.2.4 例題3. Windowsサーバのログファイルを監視する
  • 9.3 起動プロセスの閾値監視
    • 9.3.1 プロセス監視
    • 9.3.2 例題1. Linuxサーバのcrondプロセスを監視する
  • 9.4 ネットワーク疎通の監視
    • 9.4.1 PING監視
    • 9.4.2 例題1. Linuxサーバのネットワーク疎通を監視する
  • 9.5 サーバやネットワーク機器のリソースの監視
    • 9.5.1 リソース監視
    • 9.5.2 例題1. CPU使用率を監視する
    • 9.5.3 例題2. Linuxの大容量ファイルシステムの使用率を監視する
  • 9.6 SNMPTRAPの監視
    • 9.6.1 SNMPTRAP監視
    • 9.6.2 例題1. MIBマスターに登録されているSNMPTRAPを監視する
  • 9.7 Webサーバの監視
    • 9.7.1 HTTP監視
    • 9.7.2 例題1. Apacheの状態を監視する
  • 9.8 ネットワークサービスの監視
    • 9.8.1 サービス・ポート監視
    • 9.8.2 例題1. vsftpd(FTPサーバ)を監視する
    • 9.8.3 例題2. Sendmail/Postfix(SMTPサーバ)を監視する
    • 9.8.4 例題3. Dovecot(IMAP/POP3サーバ)を監視する
    • 9.8.5 例題4. ntpd(NTPサーバ)を監視する
    • 9.8.6 例題5. BIND(DNSサーバ)を監視する
  • 9.9 システムログの監視
    • 9.9.1 システムログ監視
    • 9.9.2 例題1. システムログ(syslog)を監視する
  • 9.10 データベース(RDBMS)の監視
    • 9.10.1 SQL監視
    • 9.10.2 例題1. PostgreSQLのデータを監視する
    • 9.10.3 例題2. Oracle DatabaseやMySQLを監視する
    • 9.10.4 例題3. SQL Serverを監視する
  • 9.11 Windowsサービスの監視
    • 9.11.1 Windowsサービス監視
    • 9.11.2 例題1. IISを監視する
  • 9.12 Windowsイベントの監視
    • 9.12.1 Windowsイベント監視
    • 9.12.2 例題1. eventcreateコマンドで作成したWindowsイベントを監視する
  • 9.13 Hinemosエージェントの監視
    • 9.13.1 Hinemosエージェント監視
    • 9.13.2 例題1. Hinemosエージェントを監視する

第10章 ジョブの応用

  • 10.1 ジョブの概要
    • 10.1.1 ジョブの実行方法
    • 10.1.2 ジョブの状態
    • 10.1.3 ジョブの制御
    • 10.1.4 大規模なジョブネット
    • 10.1.5 他機能との連携
    • 10.1.6 以降の解説で利用するジョブネットの登録
  • 10.2 ファイルの変更検知によるジョブ実行
  • 10.3 ジョブのスキップ
  • 10.4 ジョブの保留
  • 10.5 実行中のジョブに対する操作
  • 10.6 開始遅延
  • 10.7 終了遅延
  • 10.8 多重度
  • 10.9 ジョブ優先度
  • 10.10 ジョブネットのさまざまな構成
    • 10.10.1 例1. バックアップと再起動
    • 10.10.2 例2. 商品情報のアップデート
  • 10.11 複雑なジョブネットの終了判定
    • 10.11.1 ジョブ(単一ノード)の終了判定
    • 10.11.2 ジョブ(複数ノード)の終了判定
    • 10.11.3 ジョブネットの終了判定
  • 10.12 ジョブの設計
  • 10.13 カレンダ機能との連携
    • 10.13.1 [ジョブスケジュール[作成・変更]]ダイアログ
    • 10.13.2 [ジョブ[作成・変更]]ダイアログ
    • 10.13.3 設定したカレンダの動作確認
    • 10.13.4 カレンダを設定する際の注意事項
  • 10.14 監視機能との連携

第11章 カレンダ

  • 11.1 カレンダの概要
  • 11.2 カレンダの作成
    • 11.2.1 カレンダの優先順位
    • 11.2.2 システムログ監視へのカレンダの設定
  • 11.3 基本的なカレンダの設定例
    • 11.3.1 例題1. 複数のカレンダ詳細の組み合わせ
    • 11.3.2 例題2. 稼動時間帯と非稼動時間帯がある日
    • 11.3.3 例題3. 繰り返し利用可能なカレンダパターン
  • 11.4 複雑なカレンダの設定例
    • 11.4.1 例題4. 第一日曜日の翌日
    • 11.4.2 例題5. 月末
    • 11.4.3 例題6. 24時を超えた時刻の設定(48時間制スケジュールの設定)

第12章 性能収集

  • 12.1 性能管理機能の概要
  • 12.2 性能情報のグラフ表示(基本)
  • 12.3 性能情報のグラフ表示(応用)
    • 12.3.1 性能データの内訳
    • 12.3.2 デバイス別の性能データ
    • 12.3.3 簡易な性能分析
  • 12.4 収集値のCSVダウンロード

第4部 応用編
第13章 WebサービスAPI 

  • 13.1 WebサービスAPI概要
  • 13.2 WebサービスAPIを用いたスクリプトの作り方(Python)
  • 13.3 WebサービスAPIを用いたプログラムの作り方(Java)
  • 13.4 パケットキャプチャを用いた動作確認

第14章 監視のカスタマイズ

  • 14.1 カスタム監視
    • 14.1.1 概要
    • 14.1.2 固有の設定項目
    • 14.1.3 実行するコマンドの要件
    • 14.1.4 設計の考え方
  • 14.2 例題1. ローカルサーバの簡単な監視
  • 14.3 例題2. リモート機器の簡単な監視
  • 14.4 例題3. PostgreSQLの高度な監視
  • 14.5 例題4. Apacheの高度な監視

第15章 クラウドの運用管理

  • 15.1 Hinemosによるクラウド運用管理
  • 15.2 Amazon Web Services上のシステム運用管理
    • 15.2.1 事前準備
    • 15.2.2 インストール
    • 15.2.3 アカウントリソースの登録
    • 15.2.4 EC2インスタンスとEBSの操作
    • 15.2.5 自動検知と死活監視の実行
    • 15.2.6 課金アラート
    • 15.2.7 テンプレートの利用

第16章 大規模環境の運用管理

  • 16.1 Hinemosの設定と性能
    • 16.1.1 監視設定と性能
    • 16.1.2 ジョブ設定と性能
    • 16.1.3 性能収集設定と性能
  • 16.2 サイジング
    • 16.2.1 システム構成の調査
    • 16.2.2 簡易な見積もり
    • 16.2.3 スモールセットを利用した見積もり
  • 16.3 チューニング
    • 16.3.1 監視設定における性能限界の見極め
    • 16.3.2 CPUのチューニング
    • 16.3.3 メモリのチューニング
    • 16.3.4 監視設定の変更
  • 16.4 マネージャ多段構成
    • 16.4.1 マネージャ多段構成の概要
    • 16.4.2 マネージャ多段構成の設定方法
  • 付録

    • 付録A Hinemosコンポーネント間の通信
      • A.1 HinemosクライアントとHinemosマネージャの通信
      • A.2 HinemosエージェントとHinemosマネージャの通信
    • 付録B WebサービスAPI
      • B.1 WebサービスAPI一覧
    • 付録C 設定ファイルのパラメータ
      • C.1 Hinemosクライアント
      • C.2 Hinemosマネージャ
      • C.3 Hinemosエージェント
    • 付録D セルフチェックパラメータ
      • D.1 セルフチェックパラメータ一覧
    • 付録E Hinemosログファイル一覧
      • E.1 Hinemosマネージャ
      • E.2 Hinemosエージェント
      • E.3 Hinemosクライアント
    • 付録F 通知変数
      • F.1 通知変数一覧
    • 付録G メッセージとオリジナルメッセージ
      • G.1 メッセージ一覧
      • G.2 オリジナルメッセージ一覧
    • 付録H ノード変数
      • H.1 ノード変数一覧
    • 付録I プラグインID
      • I.1 プラグインID一覧
    • 付録J 操作ログ
      • J.1 操作ログの出力内容の変更
      • J.2 操作ログの出力例
    • 付録K メンテナンススクリプト
      • K.1 メンテナンススクリプト一覧
    • 付録L 収集項目一覧
      • L.1 リソース監視で扱える収集項目(SNMP)

著者プロフィール

倉田晃次(くらたこうじ)

 

澤井健(さわいたけし)