知りたい!ジブンの体と健康シリーズあなたの血管を長持ちさせる6つの方法
−生活習慣の改善から血管年齢を若返らせて,循環器系疾患を防ぐ−
−生活習慣の改善から血管年齢を若返らせて,
2017年1月7日紙版発売
池谷敏郎 著
四六判/224ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-8642-9
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書籍の概要
この本の概要
心筋梗塞,脳梗塞,大動脈解離など,突然死をもたらす血管事故はたくさんあります。でも「コロリと逝く」ならまだマシなほう。後遺症が残ると,もっとつらい生活がそのあとずっと続くのです。そんな「突然訪れる」と思われがちな血管事故にも,実は「前兆」があります。早期発見と適切な治療で血管事故の多くは防げます。そんな前兆の発見の仕方と,諸悪の根源である動脈硬化を予防し,しなやかで健康的な血管を維持するための6つの鉄則をご紹介。年には勝てないなんてことはありません。若さを保ち,突然死からあなたの命を守ります。
こんな方におすすめ
- 血管が固くなった人,高血圧の人,動脈硬化の人,心筋梗塞・脳梗塞・脳卒中を患った人
目次
序章 前兆
血管の病気は気づいたときにはもう進行している!
- 症例1 何となくだるく,がんばりがきかない
- 症例2 普段どおりに歩いているのに,同伴者より遅れてしまう
- 症例3 肩こりがいつまでも治らない
- 症例4 ものを落としたのに,すぐに拾えなかった
- 症例5 血圧の薬を飲んでいるが,元気が出ず,頭がぼんやりとする
- 症例6 立ち小便をしたら尿が泡立っていた
- 症例7 昼間に眠くなってしょうがない
- 症例8 歩くと足が痛い
- 症例9 フットサルの試合中,急に胸の痛みが!
第一章 血管と血流,血圧の仕組みを知っておく
- 全身を巡る血液のルートを探る
- 血流は「ダム」によって調整されている
- 血管の構造はどうなっている?
- では血圧とは何だろう?
- 適切な血圧の考え方をもっと深めよう
- がんばっても老化には勝てない?
第二章 血管の老化から起きるさまざまな病気
- 血管の病気は動脈の老化から始まる
- 脳周辺の病気
- 大動脈周辺の病気
- 冠動脈周辺の病気
- 腎動脈周辺の病気
- 末梢動脈周辺の病気
- 動脈硬化と関わりの深い意外なこと
- 寒暖差が突然に命を奪う
第三章 生活習慣病を克服するきっかけ 健康診断を舐めてはいけない
- 生活習慣病を回避するための準備
- あなどってはいけない健康診断の中身
- 数値を詳しく見てみよう
- 表には現れない「隠れ生活習慣病」
- 発症する前に持つべき「血管病識」
- 健康診断があなたの命を守る
第四章 生活習慣を見直し,血管と血液のコンディションを整える
- 血管年齢と血管力とは
- サラサラ血,ドロドロ血のウソ・ホント
- 血管力をダメにする「4+α」の悪
- スムーズな血流を促すNOの力
- 「体内時計」が血管事故を防ぐ
- 質の良い睡眠をとる方法とは
- 性格によって寿命が縮まる?
- Cタイプ,Dタイプも危険
- バカにはできない歯周病の落とし穴
- 自分の寿命がわかる「テロメア」とは
- 血管の老化を示すサインはシミ
- 女性が男性よりも血管事故が少ない理由
第五章 血管力を高める食生活のススメ
- プラークを安定化させて血管事故を減らす
- 「なんちゃって糖質制限」のすすめ
- 食の順番を入れ替えるだけで効果あり
- 体内時計で決まる適切な食事時間
- 体内時計の遺伝子と動脈硬化の関係
- 油には良い油と悪い油がある
- 塩分の取り過ぎが危険な理由
- 「ファイトケミカル」を朝食に
- 納豆の謎がわかってきた
- 日光浴させた玉ねぎで血管事故防止
- 決して甘くない「スイートメモリー」
- 働く人々の食生活で工夫すべき点とは
第六章 血管を若返らせるための運動
- つらくない有酸素運動じゃないと続かない
- ちょっとした日常の行動を運動と考える
- 「ふくらはぎを揉むこと」は本当に正しいか
- 「NO体操」の最新バージョン「桃太郎体操」
- 場所を取らず手軽にできる「池谷式」体操
- 1分30秒を上手に活用する
- サウナの入り方には要注意
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