超時短シリーズ超時短Photoshop「人物写真の補正」速攻アップ!

書籍の概要

この本の概要

コマーシャル用や,紙やネット媒体の取材記事でも,アイキャッチの鍵を握るのは人物写真です。ところがコストカットのため撮影が悪かったり,クライアントからの支給写真に残念なカットしかないことも日常です。そこをなんとかできるのがプロのわざ。Photoshopのたった数分の作業でずっと「見られる」人物写真にできます。クリエイティブの現場でよくある人物レタッチの方法を逆引きでズバリ回答。レタッチ歴が浅い人はもちろん,経験者でも意外と知らないやり方に気づいて作業がはかどります。

こんな方におすすめ

  • Photoshopでの人物写真の補正の作業を効率よくスピードアップさせたい方
  • 影やしわなどの欠点を修正,肌をきれいにするなど,人物の印象をよくしたい方
  • 使いたい媒体のイメージに合わせて,積極的に人物を加工して使いたい方

著者の一言

Photoshopはさまざまなグラフィック作成に重用されていますが,もともとはフォトレタッチを行なうことを目的に開発されたソフトウェアです。登場から長年の進化を経て,フォトレタッチを行なう上でよほどのことがない限り不可能なことはないといってもいいくらいのソフトに成長しました。
それは人物写真の補正・レタッチにおいても同様です。しかし高機能であるがゆえに,どのような手順で作業したら効率よく結果が求められるか迷ってしまうこともあるでしょう。
本書では人物写真に的を絞り,補正・レタッチが必要となる状況を想定して,それぞれの状況で効率よく結果を求めることができる作業工程を紹介しています。
(「はじめに」より)

この書籍に関連する記事があります!

イライラ作業を3秒で解決! Photoshopの作業時間を短縮しませんか?
Photoshopを使っていると,時間だけ過ぎていって思い通りにならないこと,ありませんか?

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

目次

Part1:人物補正の共通ワザ

  • 01 いつでもやり直しがきく修正の進め方
  • 02 フィルターの適用を様子を見ながら調整したい
  • 03 厳密な選択範囲をすばやく作成するには
  • column あると便利なタブレット

Part2:基本その1~欠点を修正する

  • 04 目立つほくろを消すには
  • 05 歯をより白くするには
  • 06 白目の充血を除いて白くするには
  • 07 髪の毛のはねなどを消して整えるには
  • 08 唇の色を健康的にするには
  • 09 肌を滑らかにするには
  • 10 目の下の隈を消すには
  • 11 頬の赤味を取り除くには
  • 12 眉の形を整えるには
  • 13 しわを目立たなくするには
  • 14 デコルテをきれいにするには
  • 15 肌の透明感を強調するには
  • 16 肌の色を健康的にするには
  • 17 指先をきれいに整えるには
  • 18 目の開き具合を揃えるには
  • 19 逆光で暗くなった顔を明るくするには
  • 20 顔に落ちている影を目立たなくするには

Part3:基本その2~積極的に加工する

  • 21 顔のレタッチに特化した顔ツール
  • 22 あごの形状を整える
  • 23 目をより大きく印象的にする
  • 24 瞳を大きくする
  • 25 瞳にキャッチライトを入れる
  • 26 まつげを伸ばす・増やす
  • 27 鼻を高くみせる
  • 28 小顔にする
  • 29 ウエストを細くする
  • 30 脚を長くする
  • 31 目尻を下げてかわいさアップ
  • 32 口角を上げて笑顔にする
  • 33 髪の色を変える
  • 34 バストを豊かにみせる
  • 35 唇の色を濃くあるいは薄く
  • 36 瞳の色を変える
  • 37 衣装の色を変更する
  • 38 ポーズや衣装の形状を微調整する

Part4:欲しい写真にする~イメージコントロール

  • 39 人物を背景からきれいに切り抜く
  • 40 背景をぼかして人物を目立たせる
  • 41 ソフトフォーカスにする
  • 42 顔の一部(眼)にピントを残して他をぼかす
  • 43 電球の色を強調して暖かみのあるイメージに
  • 44 力強い印象を与える写真にする
  • 45 背景だけをモノクロにして人物を目立たせる
  • 46 写真に躍動感を与える
  • 47 陰影を強調してクールなイメージに
  • 48 女性らしさを前面に出したイメージに仕上げる

付録 人物補正でよく使うショートカットキー一覧

著者プロフィール

藤島健(ふじしまたけし)

作品作りの中で自分が持つイメージを実現するためのツールとして活用できるであろうと考えてPhotoshopを導入。銀塩写真が主流の頃からデジタルデータとしての写真を扱っている。コマーシャルやエディトリアルの撮影の他,スキー,サイクルロードレース,B.LEAGUE他,各種スポーツ撮影をライフワークとしながら,撮影以外にもPhotoshop関連やカラーマネージメントなど,写真に関係する書籍や記事の執筆なども行なっている。