超時短
超時短
Lightroom Classic「RAW現像と補正」速攻アップ!
- 藤島健 著
- 定価
- 1,848円(本体1,680円+税10%)
- 発売日
- 2018.2.21 2018.2.26
- 判型
- A5
- 頁数
- 160ページ
- ISBN
- 978-4-7741-9602-2 978-4-7741-9661-9
概要
フォトグラファーの定番現像ソフトといえばLightroom Classic。人物・動物・風景など、被写体別・シーン別のRAW現像のノウハウを実践的な作例で豊富に解説しました。また、写真処理の快適な環境を構築し、撮影データの取り込み→ファイルの管理と検索→現像・補正→書き出し・印刷と、完成データの出力に至るまでの作業全体を効率化する時短テクニックも紹介します。これ1冊でLightroom Classicの賢い使い方を知っておけば、理想の作品づくりがもっと楽に早くできます。最新CC v7.1対応です。
こんな方にオススメ
- Adobe Lightroom Classicを使ってRAW現像をしたい方
- 人物・動物・風景などシーン別の現像と補正技術を知りたい方
- 大量の写真を効率よく管理・検索して補正・出力をしたい方
目次
- 効率のいい作業環境を整える
Part1 データ読み込みと管理のワザ
- 1 大切な写真の保存場所を固定しよう
- 2 読み込み時にプレビューを生成しよう
- 3 [現像設定]で読み込み時に調整を適用する
- 4 定型の読み込み処理をプリセットで管理する
- 5 カタログは分けるべきか
- 6 カタログ内のフォルダ分けを考えよう
- 7 読み込み時に共通するキーワードをつけよう
- 8 カタログの写真にキーワードをつける
- 9 スプレーツールでらくらくキーワード設定
- 10 ライブラリフィルターで写真を探す
Part2 RAW現像の基本操作
- 11 クイックコレクションに一時的に写真を集める
- 12 よく使う補正はプリセット登録する
- 13 簡単に複数の画像に同じ調整を行なう
- 14 スマートプレビューを使ってRAWデータなしで調整
- 15 仮想コピーでバリエーションを作る
- 16 キーボードを使ってすばやく操作する
- 17 補正前後の画像を並べて比較する
- 18 ゴミを消す
- 19 傾きをなおす
- 20 必要に応じてトリミングする
- 21 露出オーバー・アンダーを調整する
- 22 ホワイトバランスを整える
Part3 実践RAW現像テクニック~人物・動物
- 23 肌を滑らかにする
- 24 肌の色を健康的にする
- 25 人物以外の背景を色鮮やかにする
- 26 目立つ影を薄くする
- 27 擬似ソフトフォーカスで柔らかな雰囲気に
- 28 逆光で暗くなっている人物を明るく
- 29 目を明るくして目力を強調
- 30 肌の透明感を演出する
- 31 目立つ傷跡やほくろを消す
- 32 唇の色を健康的にみせる
- 33 目の下の影や隈を目立たなくする
- 34 しわを目立たなくする
- 35 デコルテをきれいにみせる
- 36 毛並みの緻密さをより高める
- 37 羽のディテールを柔らかく表現する
- 38 動物の皮膚の質感再現を高める
Part4 実践RAW現像テクニック~風景
- 39 露出オーバーの写真を救う
- 40 露出アンダーの写真を救う
- 41 色かぶりを補正する
- 42 木々のグリーンをきれいに
- 43 青空をより印象的に
- 44 朝焼け・夕焼けの空の色を印象的に
- 45 桜の花をより色濃く
- 46 紅葉の色を鮮やかに
- 47 夏らしい空気感を作り出す
- 48 金属の硬質な感じを強調する
- 49 電球の暖かみがある色を強調する
- 50 細部の描写をよりくっきりさせる
- 51 料理をおいしそうにみせる
- 52 雪景色をよりそれらしくみせる
- 53 夜景をより夜景らしく
- 54 雨に濡れた被写体をよりそれらしく
- 55 かすみを除去して景色をはっきりさせる
- 56 自然の霧を増やしてより幻想的に
- 57 写真をモノトーンにする
- 58 HDR 写真の作成
- 59 建物のゆがみを補正する
- 60 現実には見られない不思議なイメージに
Par5 書き出し・プリントの効率化
- 61 用途別に書き出しプリセットを作成しよう
- 62 プリセットを使いやすく整理する
- 63 コンタクトシートを使って画像を比較する
- 64 よく使うプリント形式をテンプレートにする
- 付録 RAW現像でよく使うショートカットキー一覧
プロフィール
藤島健
作品作りの中で自分が持つイメージを実現するためのツールとして活用できるであろうと考えてPhotoshopを導入。銀塩写真が主流の頃からデジタルデータとしての写真を扱っている。コマーシャルやエディトリアルの撮影の他、スキー、サイクルロードレース、B.LEAGUE他、各種スポーツ撮影をライフワークとしながら、撮影以外にもPhotoshop関連やカラーマネージメントなど、写真に関係する書籍や記事の執筆なども行なっている。
著者の一言
Adobe Photoshop Lightroom ClassicはデジタルカメラのRAWデータを管理したり、現像処理するためのソフトウェアです。ほぼすべてのメーカーのRAWデータを扱え、新機種が登場したときにはアップデートで対応されるのでさまざまなカメラのRAW データを取り扱うことができます。また、PSD、TIFF、JPEG のような画像データにも対応しているので、写真画像の統合管理にも重宝する仕様になっています。
メインの機能であるRAW 現像と呼ばれる処理においても非常に豊富なパラメータが用意されているので、頭の中にあるイメージ通りに写真を仕上げていくことができますが、機能が豊富なためにどう現像処理したらいいか迷ってしまうこともあるかもしれません。本書では、余計な時間を省いて効率よく作業できるように、シチュエーションごとの効果的な現像処理パラメータや、プリント時の時短のためのヒントなどを紹介しています。
豊富な機能のすべてについて触れているわけではありませんが、現像処理や画像管理など、おもだった作業の効率アップに役立つと思いますので、ワークフロー確立のための参考としてください。
(「はじめに」より)