GNS3によるネットワーク演習ガイド
CCENT/CCNA/CCNPに役立つラボの構築と実践

この本の概要

GNS3はOSSのネットワークシミュレータです。ネットワーク技術に関するトレーニングや机上検証用として,世界中で利用されています。本書は,IPネットワークの基礎やGNS3の使い方だけでなく,スイッチングやIPマルチキャスト,VPNなどを実際に構築&検証する方法まで説明しているので,ネットワーク技術の理解をより深められます。また,シスコ技術者認定のCCENT/CCNA/CCNPに挑戦する方にとって最適な自習環境になるでしょう。
なお,本書はCisco IOSをGNS3上でエミュレートして解説するので,Cisco IOSイメージの入手が必要になります。詳細は,第3章の「3-1-1:IOSイメージの入手方法」(P.69)を確認してください。本書では次の2つの方法を紹介しています。

  • CiscoのパートナーアカウントでCiscoの公式サイトにログインして目的のIOSイメージをダウンロードする
  • 個人で入手した本物のCiscoルータからIOSイメージをコピーする

こんな方におすすめ

  • 駆け出しネットワークエンジニア,ネットワーク検証にGNS3を活用したい方,CCENT/CCNA/CCNP受験者,CCIEをいつか取りたい人,サーバエンジニア,インフラエンジニア

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

著者プロフィール

関部然(せきべぜん)

ネットワークエンジニア
2006年,東北大学大学院修士課程修了。同年,NTT東日本に入社し,NGN(次世代ネットワーク)のNNI(network-network interface)関連のネットワーク方式の検討と検証業務を経て,2013年よりサイバーセキュリティ担当としてセキュリティ施策の検討,セキュリティ関連製品の社内導入の検討および公開サーバへの不正アクセスの対策などに従事。2018年からNTTコミュニケーションズにて国際海底ケーブルの構築と運用に関するエンジニアリング業務に従事している。著書に,『Splunkではじめるビッグデータ分析』(2015,秀和システム)や『ネットワークエンジニアのためのヤマハルーター実践ガイド』(2016,技術評論社)がある。