はじめての「情報」「メディア」「コミュニケーション」リテラシー    
                    
                  
                  
                  - 柴岡信一郎,渋井二三男,山下聖美,伊藤景,髙野和彰,李容旭,名手久貴,近藤健史,坂上宏,友村美根子,大石隆介,神崎龍志,中井延美 著
 - 定価
 - 2,068円(本体1,880円+税10%)
 - 発売日
 - 2019.4.13
 - 判型
 - B5
 - 頁数
 - 168ページ
 - ISBN
 - 978-4-297-10491-7 978-4-297-10591-4
 
概要
本書は、近年の学生の導入に必要な「情報」「メディア」「コミュニケーション」のリテラシーの教科書です。大学や専門学校に入学後の最初の土台作りに最適なテキストです。著者はタイケン学園副理事長、柴岡信一郎を筆頭に、渋井二三男(日本ウェルネススポーツ大学)ら多数の先生方で執筆。社会人となる学生に向けて、コミュケーションの大切さや、コンピュータ、メディアについてやさしく解説しています。
こんな方にオススメ
- 大学や専門学校に入った学生、大学や専門学校で教える先生
 
目次
1章 キャリア形成とコミュニケーション
1-1 キャリアの行程
1-2 就活対策と社会常識の結び付き
- ① 分け隔てない対応
 - ② 採用担当者の声
 - ③ 面接、書類選考 -自己PR-
 - ④ 面接、書類選考 -会話-
 
1-3 伸びる社会人、伸び悩む社会人 -直面するコミュニケーション事例
1-4 リーダーシップ
1-5 人前での話し方
- ① 雑音の排除
 - ② "間"
 - ③ 箇条書き話法
 - ④ キャッチフレーズ
 - ⑤ 結論を最初に
 - ⑥ 体の動き
 - ⑦ 声
 - ⑧ 視線合わせ
 - ⑨ 表情
 - ⑩ まずは表現
 
2章 社会に必要な情報セキュリティ
2-1 ビジネスコミュニケーションからみたコンピュータのしくみ
- 2-1-1 コンピュータのしくみ
 - 2-1-2 ハードウェアの基礎知識
- 1 パソコンのしくみ
 - 2 パソコン本体
 - 3 補助記憶装置
 
 - 2-1-3 ソフトウェアとは
- 1 ソフトウェアのしくみ
 - 2 オペレーティングシステムとは
 - 3 ソフトウェアのライフサイクル
 
 - 2-1-4 データとは
- 1 データの表現方法
 - 2 データの分類
 - 3 複雑な構造をもったデータ
 
 
2-2 ビジネスコミュニケーションからみたSNS
- 2-2-1 SNSとは?
 - 2-2-2 Twitter
 - 2-2-3 Facebook
 
2-3 社会に必要な情報セキュリティ
- 2-3-1 落とし穴に陥らないために
- 1 金庫とコンピュータ
 - 2 ハッカー
 - 3 ハッカーとクラッカー
 
 - 2-3-2 脅威と被害
- 1 たくさんの脅威
 - 2 ウィルスの被害
 - 3 ウィルス感染経路とその対策
 
 - 2-3-3 セキュリティ技術
- 1 安全のための防壁ファイアウォール
 - 2 ウィルス対策ソフト
 - 3 もっと安全に
 
 - 2-3-4 常時接続のセキュリティ
- 1 ブロードバンドの落とし穴
 - 2 IDSで監視
 
 - 2-3-5 自分の身は自分で守る
- 1 ファイアウォールの限界
 - 2 個人のセキュリティ意識
 - 3 パスワード管理
 - 4 著作権侵害
 
 
3章 ビジネスマンの心得・心構えとしてのビジネスコミュニケーション
3-1 ビジネスコミュニケーションからみた社会人・学生の心得リテラシー
- 3-1-1 社会人に必要な"ほうれんそう"
 - 3-1-2 社会人と学生の相違
 - 3-1-3 市場の変化についての流れ図
 - 3-1-4 学生と社会人の相違
 
3-2 ビジネスコミュニケーションからみた"手段と目的"と"必要な5つのS"
- 3-2-1 手段と目的の違い
 - 3-2-2 学生と社会人の相違の視点から、ビジネスコミュニケーションに必要な5つのS
 
4章 文学と漫画から学ぶコミュニケーション力
4-1 林芙美子の文学に描かれる多文化コミュニケーション
- 4-1-1 多種多様を求めて
 - 4-1-2 ロシア体験から見る多文化コミュニケーション
 - 4-1-3 インドネシア体験から見る多文化コミュニケーション
 - 4-1-4 コミュニケーションから文学へ
 
4-2 マンガとグローバルコミュニケーション
- 4-2-1 マンガに描かれるグローバルコミュニケーションについて
- マンガの特性
 
 - 4-2-2 「サイボーグ009」にみられるグローバルコミュニケーション
- 石ノ森章太郎について
 - マンガ「サイボーグ009」について
 
 - 4-2-3 マンガの可能性
- マンガで描くことのメリット
 - まとめ
 
 
4-3 コナン・ドイルの文学に見るコミュニケーション手法
- 4-3-1 コミュニケーションにおける「雑談」の役割と型
 - 4-3-2 シャーロック・ホームズ作品に描かれる「観察」という手法
 - 4-3-3 多文化コミュニケーションにおける「観察」と「雑談」への期待
 
5章 映像とコミュニケーション
5-1 映像の特徴とコミュニケーション
- 5-1-1 映像は記録
 - 5-1-2 映像は視覚情報の記録
- ある時空間の記録:記録性
 - 意図的に構成による作者の意思の伝達
 
 - 5-1-3 映像は視覚情報の動き(時間)の記録
 - 5-1-4 映像は意識的な動き(時間)の記録
 
5-2 映像表現とコミュニケーション
- 5-2-1 映像コミュニケーションとは
 - 5-2-2 映像コミュニケーションの実践
 
5-3 VR映像とコミュニケーション
- 5-3-1 様々なVR映像
 - 5-3-2 視覚情報の基礎
 - 5-3-3 VR映像から得られる視覚情報1「視点移動による情報」
 - 5-3-4 VR映像から得られる視覚情報2「能動的運動視差」
 - 5-3-5 VR映像から得られる視覚情報3「オプティカル・フロー」
 - 5-3-6 VR映像のコミュニケーション
 
第6章 若者文化とコミュニケーション ―サブカルチャーと宮沢賢治を例に
6-1 若者と文化
- 6-1-1 文化の創造者・伝達者としての若者
 - 6-1-2 現代の若者たちの特徴とコミュニケーション
 
6-2 現代のサブカルチャーとコミュニケーション
- 6-2-1 コミュニケーションツールとしてのサブカルチャー
 - 6-2-2 若者へのメッセージとしてのサブカルチャー
 
6-3 若者を取り巻く多様化するサブカルチャー
- 6-3-1 多様化するサブカルチャー
 - 6-3-2 サブカルチャーとしての宮沢賢治
 
6-4 流動化する人間関係に生きる若者とコミュニケーション
7章 国際的コミュニケーション能力の重要性
7-1 国際的に通用できる人間になるには -薬理学者として
- 人脈の形成の必要性
 - 自分の得意分野を見つける
 - アイスブレークから始まる人脈の形成
 - 出会いの不思議さ
 - コラボの必要性
 - 成功するための心構え
 
7-2 コミュニケーションの原型は細胞間・臓器間でもみられる -分子生物学者として
- 細胞間・臓器間コミュニケーション
 - コミュニケーションの意義
 
7-3 国際社会を生き抜くためのコミュニケーション ―経済学者の見地から
- 日本人はコミュニケーションが苦手?
 - 留学で得るものは何か?
 - マーケティングとコミュニケーション
 
7-4 通訳という仕事のやりがいと厳しさ -中国語通訳者として
- 通訳のふたつの形式と種類
 - 通訳者に必要なスキル
 - 通訳の仕事を受ける流れ
 
7-5 日本語の母語話者としての力を伸ばす -ことばの研究者として
- 母語とは何か
 - 母語は精神そのもの
 - 言語運用のメカニズム
 - 国際的コミュニケーション能力と母語の関わり
 
プロフィール
柴岡信一郎
1977年生まれ。1999年、日本大学芸術学部卒業。2005年、日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。博士(芸術学)。同年、学校法人タイケン学園グループ副理事長。2008年、日本ウェルネス高校校長。2009年、タイケン学園大学設置準備室室長。2012年、日本ウェルネススポーツ大学副学長。2014年、日本ウェルネス高校ゴルフ部を創部、部長として全国優勝5回・準優勝6回(2014-2017年)。
同年、日本ウェルネス高校野球部部長。専門はメディア論、コミュニケーション論。著書に『報道写真と対外宣伝』(日本経済評論社)、『プレゼンテーション概論』(朝倉書店)、『メディア活用能力とコミュニケーション』(大学図書出版)他多数。