スピードマスター
スピードマスター
1時間でわかる トラブルフリーな 職場づくり
- 須田美貴,黒田英雄 著
- 定価
- 1,320円(本体1,200円+税10%)
- 発売日
- 2019.12.4[在庫なし]
- 判型
- 四六
- 頁数
- 160ページ
- ISBN
- 978-4-297-11043-7 978-4-297-11044-4
サポート情報
概要
会社における社員の雇用時・退職時の対処法や就業規則を、重要なポイントを1時間で理解できるようにまとめた書籍です。「働き方改革」によって労働基準法の改正などの社員を雇う側で新しい取り組みを進める必要があります。また雇用体系が多様化し、雇用時や退職時のトラブルにならないよう気をつけなければなりません。本書はトラブル別に事例・ポイントをまとめ、複雑な法律もわかりやすく理解できるようにしています。
こんな方にオススメ
- 小さな会社の経営者、管理職
目次
1章 「働き方改革」で変わること
- 01 働き方改革の「実態」とは?
- 02 正規雇用と非正規雇用の格差を廃止
- 03 長時間労働をさせない体制づくりが必要
- 04 育児休暇の取得は当たり前にする
- 05 高齢者の雇用で会社の可能性を高める
- 06 労働に関するさまざまな法律
- Column1 なぜ今「働き方改革」を行うのか
2章 トラブらない就業規則
- 01 就業規則は何のためにある?
- 02 就業規則は勝手に変更してよい?
- 03 30分未満の残業は切り捨てでもよい?
- 04 30分前の出社は時間外労働になる?
- 05 変形労働時間制は残業代の必要なし?
- 06 固定残業代の超過分は残業代を支払うべき?
- 07 みなし労働は何時間働いても給与同額?
- 08 遅刻・欠勤したら給与のカットはOK?
- 09 振替休日と代休って同じ?
- 10 会社が有給休暇の日を決めるのはNG?
- 11 仮眠は労働時間に含まなくてもよい?
- 12 社員の副業を禁止してもよい?
- 13 定年の年齢って法律で決まっているの?
- 14 仕事中のけがはすべて労災認定される?
- 15 異動を拒否されたら異動させられない?
- 16 ブランクのできた社員の待遇を下げてもよい?
- 17 労使協定って作る必要がある?
- 18 メンタルヘルスケアは会社の仕事?
- 19 ハラスメントは当事者たちの問題?
- 20 パワハラに当たる言動って何?
- Column2 トランスジェンダーへの配慮
3章 失敗しない採用の仕方
- 01 求人票はどのように書けばよい?
- 02 正社員は社会保険の加入が必須?
- 03 正社員とパートの差は会社が決めてもよい?
- 04 契約社員の諸手当は正社員とは別でよい?
- 05 派遣社員は何年間まで勤務させられる?
- 06 業務委託の場合も労働契約はある?
- 07 無期転換の申し込みは拒否できる?
- 08 基本給と手当の合計を求人票に書いてよい?
- 09 試用期間であっても社保加入が必要?
- 10 求人票と異なる条件で採用できる?
- 11 社員の休日は週に1日でOK?
- 12 面接で家族のことを聞いてもよい?
- 13 内定を取り消すことはできる?
- 14 労働条件通知書の作成は必須?
- Column3 病気の人を採用する
4章 退職時のトラブル対処法
- 01 退職届は提出させる必要がある?
- 02 退職願と退職届の違いって何?
- 03 退職届の宛名は誰宛てにする?
- 04 退職届を受け取らないことはできる?
- 05 退職時に残りの有休を消化させるべき?
- 06 上司の命令を聞かない社員を解雇できる?
- 07 暴力を振るった社員を懲戒処分できる?
- 08 社員に損害賠償を請求できる?
- 09 パワハラを理由に退職 自己都合にできる?
- 10 パワハラをした社員を解雇できる?
- 11 妊娠を理由に解雇してよい?
- 12 病気で休みがちな社員を解雇できる?
- 13 会社都合か自己都合 会社が決めてよい?
- Column4 労働法違反をしたらどうなる?
5章 労務トラブルの対処法
- 01 労働トラブルはどう対応する?
- 02 労働基準監督署はどんなことをしている?
- 03 労働基準監督署の調査は何をするの?
- 04 労働局の役割とは?
- 05 労働組合とは何をやっているの?
- 06 労働者と真っ向対立 どう対応する?
- 07 社会保険労務士は誰の味方?
プロフィール
須田美貴
特定社会保険労務士、労働相談須田事務所 所長
京都府出身。突然の解雇など自分自身の経験を活かし、労働相談須田事務所を開業。労働トラブルの解決を専門に、あっせんの代理、会社面談の同行、退職のサポート、休職からの復帰サポートなど年間200件以上の相談を受け、解決している。セミナー講師やテレビ、ラジオで労働問題についてのコメンテーターも務める。
黒田英雄
特定社会保険労務士、労働相談黒田社労士事務所 所長
埼玉県出身。会社員時代に入院・手術を経験したことから、休職や復職に関するトラブルを防止したいと思い、社会保険労務士に。労働局総合労働相談員、治療と仕事の両立支援コーディネーターを務める。労働者と経営者の間に入り、休職や復職、退職に関するトラブルの防止や解決を全国の事業場で行っている。