知りたい!サイエンス 疫学とはなにか データと理論思考で探る病気の原因と予防

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著者
中村好一なかむらよしかず 著
定価
1,848円(本体1,680円+税10%)
発売日
2021.4.16 2021.4.13
判型
四六
頁数
152ページ
ISBN
978-4-297-11950-8 978-4-297-11951-5

概要

「病気の原因は何か」や「その病気の感染リスクはどれくらいあるのか」など、病気についての様々な疑問とそれに関係するデータが現代にはたくさんあります。疫学は病気と健康に関する課題に対してデータと調査を基に真実に迫っていく学問です。様々なデータがある中で、どのようにデータを見て偏り(バイアス)のない正しい因果関係を導き出すのかを実際の例とともに考えていきます。

こんな方にオススメ

  • 病気の原因や予防に興味のある人
  • 統計や調査と医学の関係に興味のある人

目次

第1章 疫学とはなにか

第2章 「人」「場所」「時間」を明らかにする記述疫学

第3章 長年の調査から明らかにする追跡研究

第4章 症例・対照研究(プリオン病を例に)

第5章 その他の疫学研究

第6章 その他の疫学研究(自験例より)

第7章 これからの疫学

プロフィール

中村好一なかむらよしかず

1982年自治医科大学 卒業。1992年テキサス大学公衆衛生学部卒業。1998年慶應義塾大学法学部卒業。1982~1989年に保健所・県庁衛生部に勤務。その後自治医科大学教員、1999年より教授。著書に『基礎から学ぶ楽しい疫学』、『基礎から学ぶ楽しい保健統計』(以上、医学書院)など