まなびのずかん 世界と日本の鉄道史
- 川辺謙一 著
- 定価
- 2,948円(本体2,680円+税10%)
- 発売日
- 2022.10.14
- 判型
- B5
- 頁数
- 128ページ
- ISBN
- 978-4-297-13107-4
サポート情報
概要
「移動・輸送の始まり」や「車輪の発明」から、現在までの5000年の歴史がまるわかり!日本の鉄道150周年を機に、世界という広い視野で見つめ直す、本当の「鉄道入門」図鑑。
【本書のポイント】
- 日本が海外から鉄道技術を学んだ流れが理解できる
- 他交通(自動車・航空・船舶)との関係がわかる
- 社会とのつながりが見えてくる(生活水準の変化、戦争、輸送体系の変化、人口減少)
- 旬の話題もしっかりフォロー(持続可能な社会への取り組み、MaaS、モビリティ変革)
こんな方にオススメ
- 日本の鉄道を世界という広い視野から把握したい入門者
目次
第1章 鉄道とは何か
- 鉄道には道具以上の顔がある
- 鉄道の強みと弱み
- 鉄道がもっとも発達した国
第2章 世界の鉄道史
- 移動と輸送の始まり
- 鉄道の起源
- 馬車鉄道の誕生
- 蒸気機関車の誕生
- 営業鉄道の誕生
- 国家統一と植民地支配
- 都市鉄道の誕生
- 地下鉄の誕生
- 電気鉄道の始まり
- 電車の発達と進化
- 内燃機関の導入
- 「走るホテル」の誕生
- 流線型ブーム
- 戦争と悲劇
- 他交通の発達による衰退
- 新幹線と新時代の幕開け
- もっと速く・もっと遠くへ
- 路面電車の復活
第3章 日本の鉄道史
- 陸上交通の発達が遅れた日本
- 日本と鉄道の出会い
- 日本最初の鉄道開業
- 鉄道網の拡大と国有化
- 日本と電車 出会いと発展
- 東京の高架鉄道と東京駅
- 優等列車の誕生
- 電化のはじまり
- 日本初の地下鉄開業
- 「デゴイチ」と技術的な自立
- 戦争と鉄道
- 黄金期の鉄道と荒れた道路
- 電車の近代化
- 電車特急と寝台特急
- デラックスの時代
- なぜ新幹線が生まれたか
- 全国特急網の構築
- 自動車の発達と貨物鉄道の衰退
- 動力近代化と蒸気機関車の消滅
- 路面電車から地下鉄へ
- 行き詰まった国鉄
- JRグループの発足
- 鉄道の再生
- きっぷと自動改札システム
- 海外の鉄道の発展を支える
- 社会変化への対応
第4章 これからの鉄道
- 広がり続ける鉄道
- 人や環境にやさしく
- 次のステージへ
プロフィール
川辺謙一
交通技術ライター。1970年生まれ。東北大学工学部卒、東北大学大学院工学研究科修了。メーカーで半導体材料などの研究開発に従事した後に独立。鉄道・道路・都市に関する高度化した技術を一般向けに翻訳・解説している。おもな著書に『図解・地下鉄の科学』『図解・首都高速の科学』『図解・燃料電池自動車のメカニズム』(講談社ブルーバックス)、『東京総合指令室』『図でわかる電車入門』(交通新聞社)、『東京道路奇景』『日本の鉄道は世界で戦えるか』『東京 上がる街下がる街』(草思社)などがある。