[カラー図解]海底探検の科学
- 後藤忠徳 著
- 定価
- 2,640円(本体2,400円+税10%)
- 発売日
- 2023.6.28
- 判型
- B5
- 頁数
- 112ページ
- ISBN
- 978-4-297-13607-9
サポート情報
概要
最新の海底調査技術を杖に,深い深い海の底の世界を探検しよう!読めばきっとあなたの海底探検のイメージが変わる!?海底研究のプロフェッショナル達へのインタビューも収録!
こんな方にオススメ
- 最新の海底調査技術を一通り知りたいサイエンスファン
目次
第1章 最新の海洋探査 ― 海洋・海底探査技術のすべて
- [特別講義]宇宙天文学/惑星科学/地質学
- [コラム]話題の「チバニアン」って何?
- ~ 海の中はどのような場所か ~
- 海のジパング計画
- 海底鉱物資源の採掘
- メタンハイドレートの開発
- 海底の「お宝」を電気で探る!
- [コラム]海底財宝を「科学的」に探す!
- 超深海に魚がいた!
- 海底資源を育てる新発想
- 新たな探査技術
- 海底を自由に歩きたい
- ようこそ! 海中ロボットの時代へ
- [コラム]深海探査の切り札「しんかい6500」
第2章 地震と火山と海の底 ― 海の底のさらに下を探る
- [特別講義]火山と地震
- ~ 地球の中をどうやって知るのか ~
- 東北地方太平洋沖地震
- 巨大地震の発生メカニズム
- 迫る巨大地震の解明「南海トラフ」
- 地球を調べることと健康診断は似ている
- 海底にも地震計を!
- 何度も起こるスロースリップ
- 地震防災への備え
- 海底活動は火山にも関係する
- マントルを掘る!
- マントルが地球の運命を握っている
- [コラム]地球を掘る「ちきゅう」
第3章 海から知る地球生命と気象 ― 海と生物,環境のかかわり
- [特別講義]海と生物の関係
- ~ 海の生命をもっと知りたい ~
- 海の生物の多様性
- 第三の生命体
- 電気を食って増える生物
- 生命の起源を探る
- 生き物を利用する海洋探査
- 大気汚染と海洋生物
- 海のすべての領域を知りたい!
- 海は大気に,大気は海に
プロフィール
後藤忠徳
大阪府生まれ。兵庫県立大学大学院理学研究科教授。1991年神戸大学理学部卒,93年同大学大学院修士課程修了(理学研究科地球科学専攻)。97年京都大学大学院理学研究科にて博士(理学)学位取得。東京大学地震研究所,愛知教育大学総合科学課程地球環境科学領域助手,海洋科学技術センター深海研究部研究員,海洋研究開発機構技術研究主任,京都大学大学院工学研究科准教授などを経て現職。
光の届かない地下や海底下を,電磁探査を使って“照らしだし”,巨大地震発生域のイメージ化,石油・天然ガス・メタンハイドレート・地熱エネルギー・金属鉱床などの地下資源の探査,地下環境変動のモニタリング技術の研究などを行っている。海や陸の調査観測だけではなく,数値シミュレーション技術や観測装置の開発にも力を入れている。
海洋研究開発機構研究開発功績賞,物理探査学会運営功績賞を受賞。
著書に『海の授業』(幻冬舎),『地底の科学』(ベレ出版),『日本列島大変動』(ポプラ新書)がある。趣味はバイクとお酒と美術鑑賞。