Software Design plusシリーズsystemdの思想と機能
Linuxを支えるシステム管理のためのソフトウェアスイート

[表紙]systemdの思想と機能 ―Linuxを支えるシステム管理のためのソフトウェアスイート

紙版発売
電子版発売

B5変形判/216ページ

定価3,080円(本体2,800円+税10%)

ISBN 978-4-297-13893-6

電子版

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この本の概要

systemd(システムディー)はLinuxの基本的な構成要素を提供するソフトウェア群です。システムやサービスの管理機能を中心として,ハードウェアの管理,ログの管理などを行う多数の独立したソフトウェアからなっています。

Linuxでシステム管理を行うときにはsystemdの知識が必要になります。systemdに関するオンラインマニュアルなどは充実しているものの,systemdがどんな機能を提供しているかを知らなければ「どのドキュメントを読めばいいのか」「何を探すべきなのか」の見当がつかないでしょう。

本書はsystemdの概要をつかみ,マニュアルなどを適切に参照できるようになることを目的としています。systemdの設定変更や,設定ファイル(unit file)の解釈/作成/変更,systemdが記録したログの読解などのシーンで役立つトピックを解説します。また,systemdの機能に対応するLinuxカーネルの機能を知ることができます。Red Hat Enterprise Linux 8と9を題材にして解説しますが,多くの内容は他のディストリビューション(Debian,Ubuntu,openSUSEなど)でも活用できます。

※本書は雑誌『Software Design』の2021年6月号~2022年11月号に掲載された連載記事「systemd詳解」を再編集した書籍です。

こんな方におすすめ

  • Linuxユーザー
  • Linuxシステム管理者

本書のサンプル

本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。

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著者プロフィール

森若和雄(もりわかかずお)

レッドハット株式会社所属(2023年10月現在)の自称RHELおじさん。1976年生まれ。Linuxとの出会いは1996年から。

2007年の入社以来Red Hat Enterprise Linuxのプリセールスエンジニアとして技術支援および情報発信などに従事。サーバ仮想化に利用するXen,KVMや,Linuxカーネルのトレーニングの作成/実施,ファイルシステム実装の調査報告なども行いました。

systemdとのかかわりでは,当初,日常的にDebian,Fedora,RHELを扱っている中で,systemdにより幅広い設定や管理が統一されて感動しました。その後,スライド資料「systemdエッセンシャル」を作成/公開し,IT月刊誌『Software Design』に「systemd詳解」を連載。2023年からテクニカルサポート部門に異動したのちは,今まで以上にsystemdの知見が活用できています。本書にも各種のトラブル対応から得た知見をできるだけ反映しました。