先送り0(ゼロ)
―「今日もできなかった」から抜け出す[1日3分!]最強時間術
- jMatsuzaki,佐々木正悟 著
- 定価
- 1,760円(本体1,600円+税10%)
- 発売日
- 2024.2.24
- 判型
- 四六
- 頁数
- 296ページ
- ISBN
- 978-4-297-13995-7 978-4-297-13996-4
概要
とことん「現在」にフォーカスすることでさまざまなタスクの「先送り」をゼロにする。そしてそれを,1日3分でできる「3つのルール」の習慣化で実現。これが本書で習得できる「先送りゼロ」の時間術です。
3つのルールとは,
- 1日の初めに今日やることを決める
- 1日の終わりにその中で先送りしたものの数を数える
- 1分でも手をつけたら「先送り」とはしない
というもの。この実にシンプルなルールで,たまりに溜まった先送りしてきたこともゼロにできます。そしてもっと大切なことは,先が見えない将来を目標に置くのではなく,あるいは過去のつらい経験や,すでに「昔」の成功体験にとらわれるのでもなく,「いま現在」を大切に,今に集中して生きること,生活すること,仕事することができるようになるということ。
裏付けとなるのは,これまで20年間にわたって培われてきた「タスクシュート」と呼ばれる時間管理術です。PCやスマホのツールとして登場,進化し,一般社団法人タスクシュート協会のもと,時間管理の考え方は体系化されて現在に至ります。昨年から開始の,先送りゼロに挑戦するオンラインプログラム「100日チャレンジ」にはすでに延べ1,000人以上が参加,体系的な時間管理術を実践しています。また「タスクシュート」はデジタルツールだけでなくこのほど紙の手帳も登場の予定で,まさに実践したいあらゆる人が気軽に使えるツールとなっています。
この書籍では,「タスクシュート」の時間術を,(ツールの使い方レベルではなく)考え方として理解し,習得するための解説をしています。
付録として,紙版タスクシュート手帳のテンプレート,最新版デジタルツール「TaskChute Cloud 2」の利用クーポン(3ヶ月間有料プランが無料)も収録。
あなたの人生を今日から変える,唯一無二の時間術をこの本で手に入れてください。
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こんな方にオススメ
- やるべきこと,やりたいことが多すぎて時間の使い方に困っている人
- 小手先でない仕事の効率化,生産性のアップをしてみたい人
目次
時間は「ある」
- 先送りは時間管理の問題ではない
- 先送りの真の原因
- 先送りが1つ減ると,「時間がある」証拠が1つ増える
序章 時間に追われ,先送り癖に悩まされている人へ
- 時間よ,はやく過ぎ去ってくれ!
- 破綻からわかった「思考はコントロールできない」
- 「現在」にフォーカスすることですべてがうまく回り始めた
- タスクシュートで人生が変わった人たち
- 本書の構成
第1章 先送りゼロを習慣化するための3つのルール
- 先送りゼロの新習慣
- 先送りを続けることで生まれる負のスパイラル
- 先送りの2つの特徴「ぐずぐず」と「ついつい」
- 先送りを発生させる3つの原因
- 先送り癖と永遠に決別する3つのアプローチ
- 先送りを「見える化」する
- 1分でも着手するとなぜ先送りがなくなるのか
- 先送りゼロは「逆算」ではなく「順算」アプローチ
- 先送りゼロの習慣がもたらす3つの効果
- タスクシュートで人生が変わった人たち①
- 整理だけで終わらず,実行を後押ししてくれるしくみ
第2章 先送りゼロを支えるメソッド「タスクシュート」
- 日本発のメソッド「タスクシュート」とは何か?
- タスクシュートを構成する3要素「タスクシュート・サイクル」
- 便利なツールを使うのではなく,優れたシステムを作る
- タスクシュートで人生が変わった人たち②
- 目標達成に執着するより,今この瞬間に意識を込める
第3章 先送りゼロを実現するシステムの全容
- 先送りゼロを実現する流れ
- 実行できるプランがあると「その気」になる
- 現実的なプランを作るためのポイント
- プランが予定どおり進むことはあり得ない
- 記憶ではなく記録に頼る
- 実績からルーチンを構築すると定着しやすい
- 先送りゼロを目指してプランを実行する
- ルーチンの調整がレビューの目的
- ルーチンからさらに現実的なプランを作る
- ログとルーチンがタスク管理の限界を突破する
- 時間をかけてリストを育てる
- タスクシュートで人生が変わった人たち③
- 「時間がぐちゃぐちゃ」から右肩上がりの人生へ
第4章 スモールスタートで先送りゼロの成功体験を重ねる
- 「スモールスタート」と「スモールウィン」が習慣化の鍵
- プランは3つ以下でスモールスタートする
- 先送りゼロのスモールウィンを糧に続ける
- 先送りゼロの習慣を軌道に乗せる
- Column コミュニティの力を借りて効果的に習慣化する
第5章 先送りゼロを実現する考え方のポイント
- なるべく早く手を付けて少しずつ進める
- 1日のプランは「滑り台」を描く
- 午前が勝負!午後は「ウィニングラン」で過ごす
- 仕事は常に「やりかけ」にする
- いきなり作業の核心に手をつける
- プランから脱線したくなったとき
- 外出先でログの記録を続けるコツ
- タスクシュートで人生が変わった人たち④
- 「今日1日何もできなかった」がなくなった
第6章 長続きする習慣を支えるログの活用法
- スモールスタート・スモールウィン・インベストメント
- ログが未来の自分を助ける
- 未来に役立つログを充実させていく順序
- 日次レビューで先送りゼロの難度を調整をする
- テンプレートを作って日次レビューのゴールを定める
- 日次レビューで1日の満足度を採点する
- ログを生かして1日の満足度を高めるコツ
- プランよりログのほうが正しい
- タスクシュートで人生が変わった人たち⑤
- 「お母さんはいつも忙しそう」
第7章 複数のタスクからなるプロジェクトで先送りゼロを実現するには
- 特定のゴールに向けたプロジェクト管理
- 1日をうまく過ごせるとプロジェクトも進む
- なるべく早く手をつけて少しずつ進める
- 「プロジェクト・ノート」を使う
- プロジェクト・ノートで記憶を補完する流れ
- プロジェクト・ノートに最適なNotionとの連携例
- プロジェクトが期限ぴったりに終わる
- タスクシュートで人生が変わった人たち⑥
- 現実の自分を受け入れて,自責の念から解放される
第8章 うまくいかないときのために
- 先送りタスクが増えてきた
- 大きなイベントの後,つい時間を浪費してしまう
- 体調やメンタルに大きく左右され,タスク管理がうまくいかない
- やることが多すぎて「何をやってるんだっけ」と混乱する
- おわりに
プロフィール
jMatsuzaki
1986年生まれ。クラウドサービス「TaskChute Cloud」開発者。jMatsuzaki株式会社 /jMatsuzaki Deutschland UG代表取締役。一般社団法人タスクシュート協会 理事。
システム系の専門学校を卒業後,システムエンジニアとして6年半の会社員生活を経て独立。会社員時代にjMatsuzakiの名で始めたブログが「熱くて有益」と人気を博し,最高で月間80万PVに達する。現在は会社経営のかたわら,サービス開発や執筆,講演活動をしている。2018年よりドイツ在住。
佐々木正悟
1973年生まれ。一般社団法人タスクシュート協会 理事。ビジネス書作家。
著書に,ベストセラーとなったハックシリーズ『スピードハックス』『チームハックス』(日本実業出版社)のほか,『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』(KADOKAWA)『やめられなくなる,小さな習慣』(ソーテック)『不安ゼロで生きる技術』(知的生き方文庫)『つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法』(技術評論社)など。