Software Design plusシリーズ[改訂新版]イラストでわかるDockerKubernetes

[表紙][改訂新版]イラストでわかるDockerとKubernetes

紙版発売
電子版発売

A5判/208ページ

定価2,860円(本体2,600円+税10%)

ISBN 978-4-297-14055-7

電子版

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書籍の概要

この本の概要

Dockerとkubernetesは,Webだけでなくさまざまなシステムで利用されています。OSの仮想化とは違う技術なので,エンジニアの皆さんもその本質を理解して,現場に応用していくのには意識を変えることが必要です。本書は,Dockerとkubernetesのしくみを筆者自らイラスト化しました。視覚的にわかるようになるので,その本質を理解しやすくなります。イラストで理解しながらコマンド入力をしてDockerとkubernetesの動作も試せる構成になっているので,本書は技術を身につける最短コースになっています。今回の改訂版でPodや各種コンテナランタイムなどの最新技術にもアップデート対応しました。

こんな方におすすめ

  • ネットワークエンジニア
  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • ソフトウェア開発者
  • クラウドエンジニア

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著者の一言/改訂版について

本書のサンプル

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目次

第1章 コンテナ技術の概要

  • 1-1 コンテナを見てみよう
    • 1-1-1 コンテナの実行
    • 1-1-2 コンテナイメージ
  • 1-2 コンテナ技術の基本的な特徴
    • 1-2-1 軽量な実行環境
    • 1-2-2 高いポータビリティ
    • 1-2-3 巨大なエコシステム
  • 1-3 本書で注目するDockerとKubernetes

第2章  Dockerの概要

  • 2-1 DockerによるBuild,Ship,Run
    • 2-1-1 Build:コンテナイメージの作成
    • 2-1-2 Run:コンテナの実行
    • 2-1-3 Ship:レジストリを用いたコンテナの配布
  • 2-2 いろいろなコンテナ実行方法
    • 2-2-1 ホストとコンテナ間でのファイル共有やデータの永続化
    • 2-2-2 コンテナのポートをホスト上で公開
    • 2-2-3 Compose:複数のコンテナをまとめて管理
  • 2-3 Dockerfile
    • 2-3-1 Dockerfileの基本的な文法
    • 2-3-2 マルチステージビルド
  • 2-4 コンテナのレイヤ構造
    • 2-4-1 コンテナイメージのレイヤ構造
    • 2-4-2 コンテナイメージの中身を見る
    • 2-4-3 コンテナのビルドとレイヤ構造
    • 2-4-4 コンテナの実行時のレイヤ構造
    • 2-4-5 レイヤ構造のイメージからのルートファイルシステム作成に用いられる要素技術
  • 2-5 DockerのアーキテクチャとOCIランタイム
  • 2-6 まとめ
  • Column Docker 25を用いてコンテナイメージの中身を見る

第3章 Kubernetesの概要

  • 3-1 Kubernetesの特徴
    • 3-1-1 ファイルを用いた宣言的管理
    • 3-1-2 広範なデプロイ形式のサポート
    • 3-1-3 拡張性の高いアーキテクチャとそれを取り巻く開発者コミュニティ
  • 3-2 Kubernetesクラスタとkubectl
  • 3-3 Kubernetesにおける基本的なデプロイ単位「Pod」
    • 3-3-1 Podとコンテナ
    • 3-3-2 ラベルとアノテーション
  • 3-4 アプリケーションのデプロイ
    • 3-4-1 Deployment
    • 3-4-2 StatefulSet
    • 3-4-3 DaemonSet
    • 3-4-4 JobとCronJob
  • 3-5 設定項目とボリューム
    • 3-5-1 ConfigMapとSecretによるアプリケーション設定の管理
    • 3-5-2 Volumeによるストレージ管理
  • 3-6 サービス公開
    • 3-6-1 Serviceを用いたPodへのアクセス
    • 3-6-2 Serviceを外部公開する
  • 3-7 KubernetesのPodとCRIコンテナランタイム
    • 3-7-1 kubeletによるPod管理
    • 3-7-2 CRIランタイム
    • 3-7-3 CNIプラグイン
    • 3-7-4 kube-proxy
    • 3-7-5 ノードコンポーネントの関係
  • 3-8 まとめ

第4章 コンテナランタイムとコンテナの標準仕様

  • 4-1 コンテナランタイムの概要
    • 4-1-1 Docker,Kubernetesとコンテナランタイムの関係
    • 4-1-2 ランタイムの2つのレイヤ
    • 4-1-3 CRIランタイム,OCIランタイムの連携とPodの作成の流れ
  • 4-2 いろいろな高レベルランタイム(Docker互換ランタイム)
    • 4-2-1 Docker
    • 4-2-2 Podman
  • 4-3 いろいろな高レベルランタイム(CRIランタイム)
    • 4-3-1 containerd
    • 4-3-2 CRI-O
  • 4-4 いろいろな低レベルランタイム
    • 4-4-1 runc
    • 4-4-2 gVisor
    • 4-4-3 Kata Containers
  • 4-5 OCIの標準仕様
    • 4-5-1 OCI Runtime Specification
    • 4-5-2 OCI Image Specification
    • 4-5-3 OCI Distribution Specification
  • 4-6 runcを用いたコンテナ実行
    • 4-6-1 コンテナイメージの取得とコンテナの「素」の作成
    • 4-6-2 コンテナの実行
    • 4-6-3 コンテナの停止,削除
  • 4-7 実行環境作成に用いられる要素技術
    • 4-7-1 namespace
    • 4-7-2 cgroup
  • 4-8 まとめ

著者プロフィール

徳永航平(とくながこうへい)

日本電信電話株式会社ソフトウェアイノベーションセンタ所属。入社以来,コンテナとオープンオソースソフトウェア(OSS)に関する活動に従事。CNCF containerdのレビュワ,MobyプロジェクトのBuildKitメンテナを務めながら,コンテナイメージを高速に配布する技術(lazy pulling)に取り組む。また,コンテナランタイムに焦点をあてたコミュニティミートアップContainer Runtime Meetupを共同運営している。学生時代からの趣味は楽器演奏(トロンボーン)。