【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド
[改訂第5版]

[表紙]【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド[改訂第5版]

紙版発売
電子版発売

A5判/480ページ

定価2,640円(本体2,400円+税10%)

ISBN 978-4-297-14204-9

電子版

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書籍の概要

この本の概要

「技術の背景,価値,そのつながりまでも一望できる」累計7万部のロングセラーが大改訂!

知らないでは済まされない生成AIの基礎知識から,あらためて問うDXの本質まで,新規項目を大幅追加。もちろんクラウド,サイバーセキュリティ,IoTなど,変わらず重要であり続けるITトピックも,時流に合わせて見直しています。デジタル前提のビジネスに適応し,さらに一歩先んじるための知識がコレ1冊で身に付きます!

【特典】図版はすべてPowerPointデータで提供,ロイヤリティフリーで利用可能! 研修教材や提案書などで,学んだ知識を活かす際にご活用ください。

こんな方におすすめ

  • IT業界全体のトレンドを知りたい就活生/エンジニアの方
  • トレンドをビジネスに活用していきたい社会人の方

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著者の一言
ビジネスの潮流を見通すための,デジタル・リテラシーを身につける
現代,ITの専門職ではないビジネスパーソンにも,一定のIT知識が求められるようになりました。DXを重要な経営課題として取り組む企業も,年々増加の一途を辿っています。しかし,充分な理解のないままにDXなどに取り組んでしまうと,思わぬ失敗が待っているかもしれません。

本書のサンプル

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目次

  • はじめに

第1章 デジタルの基礎知識~デジタルの本来の意味と役割を理解する

  • 接点となるUI,体験をもたらすUX
  • 具体例からひも解くUIとUXの関係性
  • データとUXとサービスの関係
  • ソフトウェアで世界を再構築する
  • デジタルとITの関係
  • 「デジタル」と「IT」に必要な能力の違い
  • 2つのデジタル化:デジタイゼーションとデジタライゼーション
  • なぜデジタル化しなければならないのか:「レイヤー構造化」と「抽象化」
  • 「レイヤー構造化」と「抽象化」をどうやって実現するか
  • 経営資源の一元管理を目指すERP/ERPシステム/ERPパッケージ
  • 変化に俊敏に対応するために,業務プロセスを階層化する
  • イノベーションを加速するデジタル化
  • デジタルが支える2つの経営基盤

第2章 DX/デジタル・トランスフォーメーション~デジタル前提の社会に適応するために会社を作り変える

  • デジタル・ネイティブ企業が既存の業界を破壊できる理由
  • デジタル・ネイティブ企業の発想
  • 私たちが直面している「VUCA」とは
  • VUCAがもたらすハイパーコンペティション
  • ビジネスの前提となる時間感覚の変化
  • VUCA時代に生き残るための価値観
  • 高頻度な「Try and Learn」で,圧倒的なスピードを実現する
  • パラダイムの変遷とDX
  • デジタルがリアルを包括する社会
  • 「社会」と「事業」の視点からひも解くDXの定義
  • DXとは何をすることか
  • パーパスに根差したDXへ
  • DXを支える4つの体験(Experience)
  • コラム:DXとは人間との共生を推し進める変革
  • 2つのデジタル化とDXの関係
  • デジタル活用の2つのベクトル
  • コラム:私たちがいまやっていることはDX?
  • サイバー・フィジカル・システムとDX
  • DXを支えるテクノロジー・トライアングル
  • DXのメカニズム
  • DXとは「デジタル力」と「人間力」の合わせ技
  • デジタルの渦に巻き込まれるビジネス
  • コラム:DXの2つの系譜と今使われている解釈

第3章 ITインフラストラクチャー~変化に俊敏に対処できるITの実現

  • 情報システムの3層構造
  • 仮想化の本当の意味
  • 仮想化の3タイプ
  • 汎用機を専用機に変身させる「ソフトウェア化」
  • ITインフラにおけるソフトウェア化:「SDI」
  • ソフトウェア化とクラウド・コンピューティング
  • 仮想化/コンテナの歴史的変遷
  • サーバー仮想化
  • サーバー仮想化とコンテナ
  • コンテナ管理ソフトウェア/コンテナ・エンジン
  • 実行場所を選ばず処理能力をかんたんに増減できるコンテナ
  • コンテナを一元管理するコンテナ・オーケストレーションツール:Kubernetes
  • 仮想化の種類

第4章 クラウド・コンピューティング~所有せずに使用するITのこれからの常識

  • 「自家発電モデル」から「発電所モデル」へ
  • 「所有するIT」から「使用するIT」へ
  • クラウドならではの費用対効果の考え方
  • クラウド登場の歴史的背景
  • 情報システムの現状から考えるクラウドへの期待
  • クラウドの起源と定義
  • クラウドの定義:サービス・モデル
  • 多様化するクラウドのサービス区分
  • クラウドの定義:配置モデル
  • パブリックとプライベートを組み合わせた「ハイブリッド・クラウド」
  • ハイブリッド・クラウドとマルチ・クラウド
  • クラウドに欠かせない5つの特徴
  • クラウドを使う4つの理由
  • パブリック・クラウドの不得意なところ
  • コラム 市場を席巻する3大クラウド事業者と生成AI戦略
  • クラウド・コンピューティングのビジネス・モデル
  • パブリック・クラウドはセキュリティ対策の外部委託
  • 日米のビジネス文化の違いとクラウド
  • クラウド・バイ・デフォルト原則
  • 所有しているシステムをパブリックへ移行するための勘所
  • クラウドに吸収されるITビジネス

第5章 サイバー・セキュリティ~デジタル化が進む事業基盤の安全対策は重要な経営課題

  • セキュリティの区分と脅威
  • 情報セキュリティの3要素と7要素
  • コラム:PPAP
  • リスク・マネージメントの考え方
  • コラム:マルウェア
  • 不正アクセス対策の基本となるアクセス制御
  • 認証方法と多要素認証
  • パスワードレスとFIDO2
  • パスワードを使わないでログインできるパスキー
  • 認証連携とシングル・サインオン
  • 「境界防衛」型セキュリティの破堤とゼロトラスト・ネットワーク
  • ゼロトラストとは何か
  • サイバー・ハイジーン
  • 常に信頼できる状態を維持するための動的ポリシー
  • ゼロトラストのまとめ
  • コラム:ランサムウェア
  • サイバー攻撃への対策を担う中核組織:CSIRT

第6章 IoT/モノのインターネット~現実世界と仮想世界の狭間をつなぐゲートウェイ

  • IoTにできる3つのこと
  • IoTで変わる現実の捉え方
  • 「狭義のIoT」と「広義のIoT」
  • 「広義のIoT」が価値を生みだす2つのループ
  • デジタル・ツインと3つのバーチャル世界
  • コラム:ムーアの法則
  • IoTがもたらす2つのパラダイムシフト
  • デジタル・ツインの活用①:現実世界の最適化
  • デジタル・ツインの活用②:サービス間連携による新たな価値の創出
  • IoTが実現させる「モノのサービス化」
  • モノのサービス化のメカニズム
  • IoTの3層構造
  • IoTのセキュリティ
  • 超分散の時代
  • コラム:メトカーフの法則
  • 5G/第5世代移動通信システム:3つの特徴
  • ローカル5G
  • ネットワークのサービス品質によって分割するネットワーク・スライシング
  • NEFで連携するネットワークとアプリケーション
  • 次世代情報通信基盤IOWN(アイオン)

第7章 AI/人工知能~人間の知的能力を拡張するコンパニオン

  • AIとは何か
  • 脳とAIの関係
  • AIの分類方法(1):AIとAGI
  • AIの分類方法(2):弱いAIと強いAI
  • AIと機械学習の関係
  • コラム:AIはノーベル賞を取れるか
  • 機械学習とその活用
  • 機械学習が担う「学習」と「推論」
  • 「学習」プロセスで使われる3つの基本手法
  • ニューラル・ネットワークとディープラーニング
  • ディープラーニングにおける「学習」と課題
  • 従来の機械学習とディープラーニングの違い
  • 機械学習とAIアプリケーション
  • 機械学習の応用(1)
  • 機械学習の応用(2)
  • 生成AIが代替する「人間の知的作業」
  • さまざまなタスクに対応するための「基盤モデル」
  • 基盤モデル・大規模言語モデル・生成AIの関係
  • Googleによる自然言語処理モデル:トランスフォーマー
  • トランスフォーマーの中核技術:自己注意機構
  • トランスフォーマーにおける自己教師あり学習
  • 生成AIは何を変えたのか
  • ハルシネーション(幻覚)とその対策
  • 生成AIが現状抱える課題の解決策
  • RLHF:人間のフィードバックによる強化学習
  • AIエージェント
  • AIエージェントが担うデータ取得のフロントエンド
  • コラム:ドラえもんはAGIかAIエージェントかそれとも?
  • AIエージェントにできること
  • 生成AI活用の発展段階
  • AIと人間の知能の違い:効率
  • AIと人間の知能の違い:身体性
  • AIとともに働く時代
  • AIにできることと人間に求められる能力
  • データ・サイエンス
  • データ・サイエンティスト
  • データ活用の実践プロセス

第8章 開発と運用~できるだけ作らずにITサービスを実現する

  • システムの「開発」「運用」「保守」の役割の違い
  • できるだけ作らないでITサービスを実現する
  • 作らない技術
  • コラム:技術的負債
  • 変化に即応するためのアジャイル開発(1)
  • 変化に即応するためのアジャイル開発(2):TDD
  • アジャイル開発のメリットと狙い
  • システムのワークロードとライフタイム
  • 生成AIで変わるシステム開発の常識
  • システム開発をビジネスの現場に近づけるノーコード/ローコード開発
  • 生成AIとノーコード/ローコード開発ツールの組合せ
  • AIOps:AIを使ったITシステムの運用
  • RPA:PC操作の自動化ツール
  • RPAの課題や制約とその対処法
  • 開発と運用の協調・連携を実現するDevOps
  • DevOps×コンテナで圧倒的なスピードを実現する
  • イミュータブル・インフラストラクチャとインフラストラクチャ・アズ・コード
  • 変化への俊敏な対応を実現するマイクロサービス・アーキテクチャ
  • サーバーレスとFaaS
  • アプリケーション開発に集中するためのクラウド・ネイティブ
  • アプリケーションの付加価値を高めるAPIエコノミー
  • システム開発とクラウド・サービスの役割分担
  • これからの運用技術者とSRE

第9章 いま注目しておきたいテクノロジー~留まることのない進化,置き換わる常識に目を向ける

  • ITと人との係わり方を大きく変えるxR/VRとARとMR
  • スマート・グラスが実現する没入感とモビリティの統合
  • 第三者機関に頼らなくても取引の正当性を保証するブロックチェーン
  • ブロックチェーンが改ざんを防ぐしくみ
  • ブロックチェーンで実現されるアプリケーション
  • 通貨と同等の価値を持つ「デジタル通貨」
  • 自律分散型インターネットを目指すWeb3
  • Web3時代の組織形態であるDAO(自律分散型組織)
  • デジタル・データに資産価値を与えるNFT(非代替性トークン)
  • 現実世界と仮想世界を融合するメタバース
  • コンピュータの新しい形であるニューロ・モーフィック・コンピュータ
  • 量子コンピュータが必要とされる理由
  • 量子コンピュータと古典コンピュータ
  • 3種類の量子コンピュータ
  • 量子コンピュータが高速である理由

巻末 DXの実践~まずは「いま」を終わらせることから始める

  • DXという魔法の杖はない
  • DX実践の3つのステップ
  • DXに至る3つのステージ
  • 現場からの変革
  • コラム:他人は変えられない,変えられるのは自分だけ
  • DX推進組織の役割
  • 変革は「いま」を終わらせることから始める
  • DX人材
  • コラム:DXとリスキリング
  • DXの実現を支える4つの手法と考え方
  • 最適な解決策を見つけ出すためのデザイン思考
  • 新規事業の成功確率を高めるリーン・スタートアップ
  • 自然界とビジネス界では大きく異なるエコシステム
  • コラム:DXの実践と生成AI
  • おわりに
  • 特典ダウンロードのご案内
  • 索引

著者プロフィール

斎藤昌義(さいとうまさのり)

1982年,日本IBM に入社,営業として一部上場の電気電子関連企業を担当。その後営業企画部門に在籍した後,同社を退職。1995年,ネットコマース株式会社を設立,代表取締役に就任。産学連携事業やベンチャー企業の立ち上げのプロデュース,大手ITソリューションベンダーの事業戦略の策定,営業組織の改革支援,人材育成やビジネスコーチング,ユーザー企業の情報システムの企画・戦略の策定などに従事。IT関係者による災害ボランティア団体「一般社団法人・情報支援レスキュー隊」代表理事。

『未来を味方にする技術』『システムインテグレーション再生の戦略』『システムインテグレーション崩壊』(すべて技術評論社 刊)ほかの著書,雑誌寄稿や取材記事,講義・講演など多数。

【ホームページ】https://netcommerce.co.jp/
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