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数字がわかれば見えてくるシリーズ『この数字で世界経済のことが10倍わかる』

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世界経済超入門!まずは数字を"実感"してみる

世界経済というと,GDPや人口,失業率等々のランキングや割合がよく取り上げられます。本書では,現状の世界・日本の経済に大きな影響を与えるさまざまな「数字」をいろいろな角度から眺めてみます。たとえば,現預金額を取り上げてみましょう。日本は世界1位の多さですが,国民生活基礎調査の「生活実感」という別のモノサシで見てみると,全体のうち6割近い人が「生活は苦しい」という結果が出ています。この結果はもしかしたら国民幸福度(日本は36か国中21位)や国民総幸福量(日本は178か国中125位)とも関係しているかもしれません。このように,モノサシを変えてその数字の背景に潜む事実を探っていくと,日本,世界の本当の状況が見えてきます。

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複数のモノサシを持とう!

本書では,世界経済を中心に,今後日本経済に重要な影響を与えるであろう「日本経済」⁠業界動向」⁠企業」⁠個人」⁠社会問題」を大きな柱として,合計37テーマを取り上げています。"世界経済ってこういうことを考えるものなんだ"と思ってもらえる1冊です。

モノサシを変えると必然的に扱う経済用語も増えてきますが,適宜解説を入れていますので,臆することなく読み進めることができるでしょう。