この記事を読むのに必要な時間:およそ 1 分
あなたの働いている会社は,Webサイトを持っていますか? 「持っていない」と答える方は,ごくわずかなのではないでしょうか? そんな質問が意味をなさないくらい,今では,Webサイトは会社になくてはならないツールとなっています。そして,会社のWebサイトの目的は,主に次の3つからなっています。
- ① 情報を伝える
- ② 行動を起こしてもらう
- ③ コミュニケーションをする
①は,会社や商品の情報を伝え,相手に「どんな会社なのか?」「どんな商品なのか?」を理解してもらうことです。②は,商品やサービスを購入,契約するといった行動を起こしてもらうことです。③は,Webサイトを介してお客さんと交流を図ることです。
これらのうち,どの目的を中心としているかは,Webサイトによってまちまちです。たとえば商品の販売を目的とするサイトであれば②が,コミュニケーションを意図するサイトであれば,③が主な目的となります。ですが,会社のWebサイトであれば,少なくともこれら3つのうちの1つかそれ以上の目的を持っていることはまちがいありません。
それでは,これらの目的を果たすために,もっとも重要な要素はなんでしょうか? デザイン? いいえ! 画像? いいえ! スバリ,それは
なのです。Webサイトというと,デザインや写真といった,見た目のことに意識が向きがちかもしれません。しかしWebサイトを構成する要素の中でもっとも重要なのは,実は「文章」です。なぜなら,Webサイトの目的が「①情報を伝える」「②行動を起こしてもらう」「③コミュニケーションをする」という3つのことである以上,そこには必ず「言葉」が必要となるからです。
もしあなたの会社のWebサイトに掲載されている文章が,わかりにくかったり,まちがいがあったりした場合,①②③の目的を果たすことは,難しくなります。それはすなわち,「伝わらない文章」「売れない文章」「交流できない文章」になってしまうからです。
こうしたことから,Webサイトにとって,文章がいかに重要か,ということがわかります。そして,①②③のいずれにも,文章を読んでくれる「相手」が存在します。例えば会社の情報を伝えたいのであれば,その情報を伝えたい相手はどんな人なのか? 商品を売りたいのであれば,その売りたい相手はどんな人なのか? こうした,文章を読んでくれる相手をイメージして文章を書くことが,「読まれる→伝わる」Web文章を書くための秘訣ということです。
「Web文章の「書き方」入門教室」では,以上のような考え方を前提に,「商品紹介文」「サービス紹介文」「プロフィール文」などの具体的な文章の書き方を,5つのステップで解説していきます。皆さんの会社のWeb文章はいかがでしょうか? 本書で,「伝わる」文章の書き方を学んでみてください!