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日本語の文章の生産性も,人によって10倍以上の差が出る
- 「プログラマの生産性は,人によって10倍,場合によっては100倍,1000倍も違う」
という話をよく聞きます。数字の違いはさておき,「これって,日本語の文章にもあてはまるよなぁ」と思います。
「うーん,書き出しがどうしても決まらない……」と唸るだけで,あっという間に時間を浪費してしまう人。
「まだ締切じゃないから」と余裕を見せながら,一夜漬けで仕上げようとしてうまくいかず,結局締切に遅れてまわりに迷惑をかける人。
規定の分量をオーバーしすぎて削るのにかえって時間がかかったり,量はあるけど読みにくかったりまちがいが多い人。
あなたの身のまわりにもいないでしょうか?
そういえば,プログラミングはものすごく速いのに,日本語の文章を書くのはすごく苦手,という方も少なからずいらっしゃって,いつも「なんでだろう」と思っています。
そんな余談はさておき,仕事で文章を書く機会は,多かれ少なかれ,だれにでもあると思います。単純な連絡から,しっかりした企画書,はてはネットでの宣伝文まで,種類はいろいろありますが,「仕事は文章で動く」という面があります。その文章を提出するのが遅かったり,内容がまずかったりしては,たとえ短い文章であっても,会社の印象が大幅にダウンすることはめずらしくありません。「大事だからこそ,いろいろ身構えちゃうんだよね……」という気持ちになるのも仕方がないのですが。
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一方で,世の中には,大量の,そしてわかりやすい文章を,苦もなく書けてしまう人がいます。その象徴が,プロのライター。1日に数千字,場合によっては数万字を書き上げることも。しかも,自分の得意分野でなくても,です。
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