文章を書くのがラクになる100の技
2013年11月26日紙版発売
2013年11月26日電子版発売
佐久間功 著
四六判/224ページ
定価1,628円(本体1,480円+税10%)
ISBN 978-4-7741-6103-7
ただいま弊社在庫はございません。
書籍の概要
この本の概要
「今日こそ書こう,と思いつつどんどん先延ばしに……」
「すぐ仕上げられると思ったのに,時間がかかってイライラする……」
「せっかく書き上げたけど,ダメ出しでやり直し……」
そんなことばかりで,文章を書くのがツラいと感じていませんか?
多くの人に誤解なく的確に情報が伝わるような文章を,あるときは1日あたり数千から数万文字,またあるときは200文字程度の短い原稿を1日100本近く,タイトな締め切りに向けて,連日コンスタントに書いてきた著者の「秘密」をはじめて明かします。
「作業スピードが断然変わるアナログ×デジタルツール活用法」
「いつまでも書けないのを防ぐ時間管理術」
「読み手にツッコまれやすい落とし穴」
「読ませる構成のデザインパターン」
「手戻りを最小限に抑えるチェックポイント」
など,かつてない実践的なノウハウが満載!
こんな方におすすめ
- 文章がなかなか書けない方
著者の一言
勤務先で,企画書,報告書,広報資料,解説書……といった文章を書く。憂鬱でめんどうなことだと思っていませんか?読むのは一瞬なのに,書くために必要な時間の長さといったら,それはもう耐えられないほど。いや,ビジネス文書だけではありません。個人のブログ,そしてFacebookなどのソーシャルネットワークであっても「書きたいことはあるけれども,実際に書くとなると……」ということは,よくあるのではないでしょうか。
その一方で,毎日押し寄せる膨大なニュース,リリース,広告,企業案内,情報記事,ハウツー……。ひとつひとつの文章はそれほど長くはないのですが,その莫大な総量を考えると「こういうものはいったいだれが書いているのだろう」と思いませんか?
これらの文章は,「作品」ではなく「消費される情報」としての文章を書く人たち=雑誌記者を含む,いわゆる「ライター」と呼ばれる人々が書いたものです。多くは基本的に消えて行くもの(書籍企画や,後日まとめて書籍になることもありますが)ですから,支払いは印刷部数に応じて支払われる「印税」ではなく,「買い切り」=1回勝負のものがほとんど。コストはあまり掛けてもらえません。
さらに執筆内容も,ライター個人の好きなモノ,くわしいコトとは限りません。渡された資料を元に「右も左もわからないジャンルの原稿を,希望に合わせて短時間で書き綴る」指示も普通にあります。
となれば,作家さんのように「じっくりと考え,美しい文章を紡ぐ」という余裕はありません。その代わり,多くの人に誤解なく的確に情報が伝わるような文章を,あるときは1日あたり数千から数万文字,またあるときは200文字程度で1日100本近く,それもタイトな締め切りに向けて,連日コンスタントに書くのです。
これは,文章が苦手という人には信じられない世界でしょう。
世の中には,作家などの文章の達人たちによる,数多くの文章術の本があります。彼らの文章術はもちろん優れたものですし,文章も美しい。ガジェットやソフトウェアの選定,使いこなしも参考にはなります。
しかし日常では,彼らの書くような「長文」で「自身に執筆動機のある」文章を書かねばならない機会は,まずあり得ません。むしろ,書くべき内容はガッチリ決まっているうえに,長さも数百文字から4000文字程度=A4用紙にプリントして1枚から3枚くらいの量,というのがポピュラーではないでしょうか。これは彼ら作家的な人たちの活動とは違います。むしろライターの仕事に近いものです。もちろんこの内容や文字量については,個人的なブログやソーシャルネットといったものにも通じる話です。
本書では,そういった「ビジネス/ライフスタイルの現場」において「現実的な文章を作成する」というシチュエーションを想定し,ライター,そして編集者という仕事に30年近く関わってきた私が使う,「わかりやすい文章」を「ストレスを溜め込まず」「できる限り速く書く」ための実践的なテクニックについて,解説していきます。とは言っても,特殊なものではありません。高価なガジェットも必要ありません。あなたでも今日,いや今からでもできます。
経験から編み出されたテクニックやヒントの数々,楽しみながら,お読みください。
この書籍に関連する記事があります!
- 第1回 なぜか文章が書けない5つのパターン
- 「文章を書くのは苦手……」「書こうとしても,時間がかかって……」そういう方に「どうして文章が書けないんですか?」と尋ねると,さまざまな答えが返ってきます。
- 第2回 イベントレポートをかんたんにまとめる方法
- 「イベント」と言ってもいくつかあります。講演会,討論会,競技会,展示会・見本市。さらに,主催者だったり,参加者,出展者だったり,見る側だったりと,立場もいろいろですね。
- 第3回 もう締切に遅れない!進行マネジメントの極意
- ある本の仕事で,私は工作中に左手人差し指の先を二針縫う大ケガをしました。
- 「今日こそ書こう」「すぐ仕上げられるはず」と思いつついつまでも書けない人と,1日数千から数万字も書ける人,違いはどこにあるのか?
- 「プログラマの生産性は,人によって10倍,場合によっては100倍,1000倍も違う」という話をよく聞きます。
この本に関連する書籍
-
<文章嫌いではすまされない!> エンジニアのための 伝わる書き方講座
文書作成でお悩みですか? ビジネスで使う文書を作るのに,文筆家が書くような「うまい文章」の書き方を修得する必要はありません。エンジニアに必要なのは,難しくな...
-
なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか? ~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術
締切まで余裕があると思っていたら,いつの間にか時間がなかった。 締切ギリギリにならないと,やる気が出ない。 集中していたのに話しかけられて,集中力が一瞬で途...
-
10倍ラクするスマートフォン仕事術 ~シンプルで効率的なiPhone・Androidの使い方
「スマートフォンを使い始めたけど,あれもこれもアプリや機能があって,何をすればいいかわからない……」 「いろいろできるのはわかるけど,あれこれやるのはめんどう...
-
すぐに使えてガンガン集客!WEBマーケティング111の技
「検索エンジン対策をうまくやればたくさん問い合わせがくるみたい!」 「最近はFacebookがいいらしいよ!」 で,何をどうすればいいの? SEO,リスティング広告,ブ...
-
明日からつかえるシンプル統計学 ~身近な事例でするする身につく最低限の知識とコツ
「カスタードケーキがチョコパイに勝つには『味の改良』『販促キャンペーンの強化』どちらが有効か?」 「あと500人お客さんを呼び込むにはいくら広告費が必要?」 ...