この記事を読むのに必要な時間:およそ 0.5 分
突然のテレワーク,あなたは備えていましたか?
2020年,新型コロナウィルスの流行は世界中に激震をもたらしました。日本も例外ではありません。緊急事態宣言の発令,大都市圏を中心とした外出自粛の要請など,史上初ともいえる感染対策のための生活を送ることとなりました。
この大きな動きの中,注目されている働き方が「テレワーク」です。テレワークとは,ITを活用して自宅などオフィス以外の遠隔地で働く,新しい働き方です。仕事を自宅で行う「在宅勤務」はテレワークの代表例です。
2010年代から技術的な進展で利用が少しずつ増えていましたが,2020年,新型コロナウィルスの流行に伴って爆発的に広がります。
テレワークはどうやってはじめればいい?
テレワーク,新しい働き方というとどうしても特別な機器や予算が必要に感じてしまうかもしれません。しかし,実際は無料もしくはかなり安価に導入できるのです。
テレワークで普段のオフィスと遜色ない働き方をするためには,複数の拠点間で動画・音声のやりとりがリアルタイムでできるビデオ会議,すばやくテキストコミュニケーションができるビジネスチャットなどのツールが必要になります。実はこれらは,利用条件にもよりますが,多くが無料もしくは安価に導入できます。
例えば,Googleの提供するG Suiteというビジネス向けサービスを導入すれば,一人あたり月数百円でメールやテレビ会議,ビジネスチャットなどを兼ね備えた環境が手に入ります。
ノートパソコンとインターネット回線さえあれば,後はかなり少ない予算で,テレワークを導入できるのです。
テレワークって生産性は落ちないの?
テレワークを導入すると気になるのが,生産性の問題。オフィスから離れて自宅で働くとなると,さぼる人がでてきたり,効率の落ちる人が出てしまったりするのではないかと不安になります。
しかし,実際のところ,各種調査によるとむしろテレワーク導入は効率アップに寄与するというデータが数多く出ています。導入すると通勤の必要がなくなり,その分を家庭や趣味に回せるため,社員が仕事により一層専心できるなどポジティブな効果はいくつも報告されています。
かつてはテレワークとなるとコミュニケーションが最大の懸念点でしたが,近年はビデオ通話まで簡単に実現できるようになるなど,生産性低下の要因が年々減ってきています。
テレワークを効率的にするには
テレワークは生産性を落とさず,低予算で導入できます。もはや迷う段階ではなく,積極的に導入するべき段階にきています。
「テレワークをはじめよう」では基本の知識や最低限押さえておきたい法律などをカバーしています。この一冊とともにテレワークをはじめてみませんか?