クラフトマウス ~パソコンで作る四季の手作りクラフト

第41回『動くおばけやしき・その2』

どんなオバケにしようかなあ……てなことを考えながら眠りについたら、夢の中にしっかりとオバケたちが現れました。

その中の一人が、⁠龍だったら、おいどんのほうがゆらゆらにむいていると思いますばい」と訴えてきます。

言われてみればそのとおり。

かくして、ゆらゆらは一反木綿に担当していただくことにしました。

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作例は、A4サイズでプリントするように作ってあります。

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参考文献
たのしい紙こうさく2・紙でつくるおもちゃ』小峰書店
『たのしい紙こうさく6・紙でつくるかざり』小峰書店

オバケたちを作画してみましょう

ホバークラフト・オバケ

ホバークラフト・オバケからいきます。

  1. 前回作ったダミー。大切にとってありますよね。

    まずはそいつをスキャンしてください。スキャナのない方は三脚とデジカメでも大丈夫ですよ。

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  2. それをテンプレートにして、オバケのボディをトレースします。

    アートワーク画面にしてやると、円の中心が表示されるので、のりしろや切り取る部分を描くときはそうしてください。

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  3. ホバーオバケの展開図が出来ました。

    顔と手の部分は輪郭も自由に考えてください。

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    猫オバケにしたり、ロボットオバケ(?)なんていうのも楽しいですね。

一反木綿

ゆらゆ一反木綿です。

    胴体部分の長方形をコピーするときは、選択ツールをダブルクリックして移動ダイアログを呼びだしてやるとラインをぴったり合わせて複製できますから、一度にカッティングできて、工作の手間を省くことが出来ます。

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  1. 一反木綿の顔の部分です。

    長方形の一辺を拡大して台形にします。

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  2. 台形の短い辺に接するよう、正方形を描きます。この正方形のサイズは胴体の帯の短い辺の長さと一緒です。

    こうしておけば、あとで胴体と頭、しっぽの接着面が同じサイズの正方形になります。

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  3. この台形を斜めの辺が重なるようにして更に拡大コピー。

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  4. そしてセンターの正方形を基準にして反転します。

  5. 目と手を加えて一反木綿の顔が出来ました。

    しっぽも作っておきましょう。

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    なぜ右と左で長さを変えているのかというと、後で組みたてるとき顔としっぽが反り上がっているようにしたいからです。

一つ目小僧

あかんべー一つ目小僧にいきましょう。

  1. 顔と胴体のパーツを描いて、パスファインダーなどで一体化しておきます。

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  2. 手足を描いていきます。

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  3. 片側だけ描いたら反転コピーしましょう。

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    右手と左手の仕草を変えたいときも、反転コピーした物をベースにして変形させた方がいいでしょう。

  4. 大きな目玉をどーん。

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  5. チャームポイントの舌もレイヤーを分けて描いておきます。

    舌のサイズは、横幅は口の中でスムーズに動くよう。

    長さは引っ込めたとき、頭の上からでないサイズにしましょう。

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    あ、舌の上のところに仕掛けを作ることを忘れないでくださいね。

    せっかく作ったダミーがあるのですから、横に置いて確認しながらデザインしていってください。

オバケたちを組み立てていきましょう

  1. さあ、全員の展開図がそろったところでプリントします。

    一反木綿の胴体だけ、薄手の用紙(コピー用紙を使いました)にプリントすることを忘れないようにダミーで確認済みですね⁠。

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  2. オバケのパーツを切り取りました。

    サークルカッターを使いたいときは、展開図に中心点を入れておきます。

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  3. 組みたてました。

    うん、なかなかいい表情をしております。

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  4. 接地面もグッドですね。

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  5. 一反木綿のパーツです。

    胴体の帯は二つに分けて貼りつなげて、二本のテープを作っておいてください。

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  6. 一反木綿の頭としっぽです。

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  7. 反り身なった長い部分を短い方が引っ張り上げている感じで接着します。

    反りをつけるときは、太めのサインペンの軸などを使うとうまくいきます。

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  8. 胴体を作ります。

    はじっこを貼り合わせて、あとはなるべく正方形を保ちながら折々していきます。

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  9. 最後の部分も貼り合わせて、少し余った部分は切り取ってしまいます。

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  10. 両端にそれぞれ頭としっぽをつけます。

    接着面の頭としっぼの正方形と胴体の端の正方形はほとんど同じサイズになっていますね。

  11. 吊りヒモを、頭の真ん中より少し上の当たりと、胴体部分の端と端の折目に取り付けます。

    吊りヒモの止めには、たこヒモに竹ひごをむすびつけています。

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    頭の部分の吊りヒモの位置を決めるときは、セロテープで仮止めして、一番動きのいいところを探してください。

  12. はい!

    一反木綿がゆらゆらと飛び始めました。

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    吊りヒモは長い竹ひごに取り付けてやると、より不思議なゆらゆら感になります。

  1. あかんべー一つ目小僧です。

    プリントアウト用のクラフト用紙では、少し心許ない厚みだったので、工作用紙にプリントした物を貼り付けました。

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  2. 貼り合わせたパーツを切り取ったところです。

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  3. 一つ目小僧の組み立ては、前回のダミーづくりでお話しした工程の繰り返しになりますから写真をみていただくだけにしておきます。

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  4. パーツの形状によってダミー通りではうまく動いてくれなくて、パーツの増やしたりする場合が出てきます。

    上部の吊りヒモと、両頬の部分にある腕が上がりすぎないようにするストッパーはダミーにはありませんでしたね。

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  5. 出来ました!

    うれしそうな顔をしていますねえ。

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オバケたちを動かしてみましょう

遊んでみましょう!

ホバーオバケは、うん、なかなかスムーズに動いてくれます。

我が家の猫もとても気になるようです。

ニコニコ動画:https://www.nicovideo.jp/watch/sm7788739

一反木綿。

いい動きをしております。

風鈴の横にぶら下げておくのも涼しげでいいかもしれません。

ニコニコ動画:https://www.nicovideo.jp/watch/sm7789358

うひょお、うひょお、という声が聞こえてきそうです。

ニコニコ動画:https://www.nicovideo.jp/watch/sm7789414

余力があれば、彼らの活躍するステージ「オバケ屋敷」を作ってやれば見栄えのいい自由工作になりますよ。

やっぱり、しっかりとダミーを作ってからだと、デザインとクラフトの間でウロウロすることがほとんど無くて、いいですねえ。

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デザイン重視のクラフトなのか、動きやしかけ重視なのか、ぞれによって手順は変わってきますが、いずれにしてもダミーづくりは大切です。

と、心しつつ、次回は秋の夜長にパズルはいかが、です。

お楽しみに!

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