概要
電気工学の基礎である電子回路を,大学の講義のサブテキストとなるようわかりやすい解説文と豊富な例題を交えて解説します。章は15章立てで,大学授業の講義数とリンクさせているので,授業の予習復習用のサブテキストとしても最適です。
こんな方におすすめ
- 工学系の大学生,高専の学生,その他再学習を希望する技術者
著者から一言
本書は,工科高校(または高専) 3 年生から大学(または,高専・高学年)までの電子回路を学習するために執筆しました。電子回路初心者は,1 章から読み進んでください。13章以降は大学生向けに少し難しい回路(でも,1 章から内容を理解していたら,問題なくわかる回路です)があり,ページ数もほかの章に比べて多いので,前半だけ理解してください。また,ある程度回路を勉強してきた人は,1 章から3 章までを簡単に目を通して,13章以降を重点的に学習してもかまいません。
本書を通して,電子回路を基本的な動作を理解し,電子回路を使ってモノづくりができる者(特に,学生)が増えれば,筆者としてこれほどうれしいことはありません。