書籍概要

はじめてのPower Automate Desktop
―無料&ノーコードRPAではじめる業務自動化

著者
発売日
更新日

概要

最初に読みたい,Power Automate Desktopの入門書です。基本と実用例がしっかり載った,業務自動化の第一歩になる本です。

Power Automate Desktop は,RPA ツールとして国内では今までにない注目を集め,急速に利用が広まっています。本書ではよく使うExcelやWeb操作の自動化などを中心に,幅広い機能を解説します。

こんな方におすすめ

  • RPAツール導入に興味のある方
  • Power Automate Desktopの基礎知識を身につけたい方
  • Power Automate Desktopを実際に動かしてみたい方

サンプル

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目次

第1章 RPAとは

  • 1-1 RPAの概要
  • 1-2 RPAの種類
  • 1-3 RPAの導入

第2章 Power Automate Desktopの基本

  • 2-1 Power Automate Desktopとは
  • 2-2 Power Automate Desktopのライセンス
  • 2-3 Microsoftアカウントの準備
  • 2-4 Power Automate Desktopの導入
  • 2-5 Power Automate Desktopの画面構成

第3章 基本機能と概要

  • 3-1 フローの作成
  • 3-2 アクション
  • 3-3 変数
  • 3-4 データ型とプロパティ
  • 3-5 条件分岐
  • 3-6 ループアクション
  • 3-7 レコーダー機能

第4章 Webの操作

  • 4-1 Web操作の基本アクション
  • 4-2 Webブラウザーの起動
  • 4-3 Webブラウザーのスクリーンショットの撮影
  • 4-4 UI要素
  • 4-5 Webページの操作
  • 4-6 Web ページのデータ抽出
  • 4-7 Webページを移動したデータ抽出
  • 4-8 条件分岐でのデータの絞り込み
  • 4-9 データの取得結果のメッセージ表示

第5章 Excelの操作

  • 5-1 Power Automate DesktopによるExcel操作の概要
  • 5-2 Excelの起動とワークシートの選択
  • 5-3 対象データの抽出
  • 5-4 Excel間の転記
  • 5-5 Excelを保存して閉じる

第6章 UIアプリケーションの操作

  • 6-1 UI操作の概要
  • 6-2 アプリケーションの起動とログイン
  • 6-3 明細情報入力
  • 6-4 PDFの出力
  • 6-5 アプリケーション操作におけるテクニック
  • 6-6 画像認識でのUI操作
  • 6-7 デスクトップレコーダーを使ったUIの自動化
  • 6-8 実践フロー演習問題

第7章 よく使われる便利な操作

  • 7-1 日付の操作
  • 7-2 ファイルやフォルダーの操作
  • 7-3 都道府県や部署による分岐

第8章 応用機能と概要

  • 8-1 UI要素の編集
  • 8-2 UI要素の修正が発生する場合
  • 8-3 外部サービス連携
  • 8-4 例外処理
  • 8-5 フローの部品化
  • 8-6 有償ライセンスを使った自動化の実践例

サポート

ダウンロード

サンプルファイルのダウンロード

サンプルファイルを提供しています。下記のリンクからダウンロードし,展開してご利用ください。書籍中で「Asahi.Learning.App.zip」内収録となっている「Asahi.Learning.App」も含め,すべてのサンプルファイルが下記に収録されています。
なお,Power Automate Desktopのバージョンアップに伴い,サンプルファイルの内容を変更しました。2021年11月24日よりも前にダウンロードされた方は,再度ダウンロードしてください。

ダウンロード
サンプルファイル:Sample_2021-11-22.zip
(2021年11月24日更新)
サンプルファイル内のテキストファイルについて

Power Automate Desktopではフローをテキストの形式でも共有できます。 サンプルファイル内に保存しているテキストファイル(第4章_実践フロー_Webの操作.txtなど)は,フローを保存したファイルです。

以下に利用方法を示します。

  1. テキストファイルをテキストエディター(メモ帳など)で開いて内容をコピーする
  2. Power Automate Desktopのフローデザイナーに,Ctrl+Vキーを押してコピーした内容を貼り付ける
  3. 貼り付けられたフローを確認し,ユーザー名・ファイル名などを適宜編集する

補足情報

P.125~P.126ほか UI要素が取得できない

(2022年9月12日更新)

Power Automate for desktopの最新バージョン(2.23系)で,Webページの特定の要素をUI要素として取得できない不具合がMicrosoft社より報告されております。すべてのWebページというわけではなく,一部WebページということでEdgeでもChromeでも同様の事象が発生しています。

現時点での対策としては,個別でUI要素を取得しようとする際に発生する不具合ですのでレコーダー機能を使っていただくことが考えられます。

もしくは,Power Automate for desktopのバージョンを2.22系に戻していただくしか手段はございません。ただし,バージョンを2.22に戻す対応を実施した際,2.23で作成したフローは2.22のバージョンでは表示(編集)させることができません。再度2.23に戻していただくことで表示は可能になります。この点ご了承いただき対処いただければと存じます。

現状,弊社および著者でもその他の回避策や修正予定は把握できておりません。把握でき次第,情報を追記いたします。

なお,デスクトップアプリのUI要素は影響ありません。

P.69 Webオートメーショングループの説明

(2021年12月9日更新)

現在のPower Automate for desktopでは「Webオートメーショングループ」の表記が変わっています。
本文の末尾に次の情報を付け加えて読んでください。

なお、Power Automate Desktopのバージョンによっては、Webページに関する操作のアクショングループ名が「ブラウザー自動化」と表現されています。

P.135 手順1の操作の説明

(2021年12月9日更新)

Power Automate for desktopのアップデートに伴い,「遅延」が出てくる箇所が変わっています。
手順1の操作の末尾に以下の情報を付け加えて読んでください。

Power Automate Desktopのバージョン違いで、グループ名や、アクションの所属するグループが変更されている場合があります。使いたいアクションが見つからない場合は、「アクションの検索」から検索してください。

Windows 11に「Power Automate for desktop」を導入する場合

(2021年11月10日更新)

Windows 11にはPower Automate for desktop(旧称Power Automate Desktop)が最初から導入されています。下記手順で有効にして,利用できます。

  1. WindowsキーとSキーを同時に押して,検索ボックスを開きます。
  2. 検索ボックスに「Power Automate」と入力します。
  3. 検索結果に「Power Automate」が表示されたら,クリックします。
  4. Power Automate for Desktopが起動し,更新をダウンロードします。
  5. 書籍の「2-4 Power Automate Desktopの導入」を参考に初回の設定を進めます。

検索ボックスでPower Automateと入力したときの画面

検索ボックスでPower Automateと入力したときの画面

  • 画像をクリックすると大きく表示できます。

「メール」アクションの設定(Outlook.com)

(2021年9月17日更新)

「メール」アクションの利用に際しては,利用するメールアドレスのIMAP/SMTPに関する情報が必要です。
ここでは,Outlook.comの設定例を紹介します。詳細については[公式のドキュメント]を参照してください。

メール受信時は下記の表のIMAPの情報が必要です。

Outlook_受信設定
IMAPサーバーoutlook.office365.com
IMAPポート993
SSLを有効にするオン
ユーザー名Outlook.comのメールアドレス
パスワードOutlook.comのパスワード

メール送信時は下記の表のSMTPの情報が必要です。

Outlook_送信設定
SMTPサーバー名smtp-mail.outlook.com
SMTPポート587
SSLを有効にするオン
SMTPサーバーには認証が必要オン
ユーザー名Outlook.comのメールアドレス
パスワードOutlook.comのパスワード

「メール」アクションの設定(Gmail.com)

「メール」アクションの利用に際しては,利用するメールアドレスのIMAP/SMTPに関する情報が必要です。
ここでは,Gmailの設定例を紹介します。詳細については[公式のドキュメント]を参照してください。

メール受信時は下記の表のIMAPの情報が必要です。IMAP機能をGmailで有効にします。

Gmail_受信設定
IMAPサーバーimap.gmail.com
IMAPポート993
SSLを有効にするオン
ユーザー名Googleのメールアドレス
パスワードGoogleのパスワード(2段階認証の場合はアプリパスワード)

メール送信時は下記の表のSMTPの情報が必要です。

Gmail_送信設定
SMTPサーバー名smtp.gmail.com
SMTPポート465
SSLを有効にするオン
SMTPサーバーには認証が必要オン
ユーザー名Googleのメールアドレス
パスワードGoogleのパスワード(2段階認証の場合はアプリパスワード)

なお,二段階認証を利用している場合は,アプリパスワードの設定が必要になります。
[アプリパスワードの作成のドキュメント]を読んでご確認ください。

正誤表

本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

(2022年1月24日最終更新)

P.155 データテーブルの読み込みに関する箇所

「%Tokuisaki_Data[9][1]%」
「%Tokuisaki_Data[8][1]%」

(以下2021年12月9日更新)

P.26 クラウドフロー=DPAの説明図中のサービス名

free会計
freee会計

P.67 COLUMN内の説明

本来コラムの末尾に下記の文言が入るべきでした。

本COLUMN末に示すサイトで、全アクションを確認できます。なお、アクションの所属するグループは変更されることがあります。アクションが見つからない場合は検索してください(P.59参照)。

P.157 手順11の操作の説明

本来手順11の冒頭にあるべき,下記操作の説明が抜けていました。

ブレークポイントで止まったら、「実行」ボタン(もしくは「次のステップの実行」ボタン)をクリックしてフローを実行します。

P.229 COLUMNの内容

COLUMNの内容,オフセットの説明が誤っていました。本来は下記の内容が入ります。

「ウィンドウの UI 要素をクリックする」アクションでは設定項目の「詳細」にある「UI 要素に対するマウスの相対位置」でUI 要素をクリックする位置を調整することが可能です。
「UI 要素に対するマウスの相対位置」は、チェックを付けた箇所を起点とし、「オフセット X」、「オフセットY」の値だけ移動した箇所をクリックさせます。
入力する値は「オフセット X」は右側がプラス値、左側がマイナス値、「オフセット Y」は上側がマイナス値、下側がプラス値となります。
例として⑦にチェックをいれた場合、左下を起点として、オフセットX、オフセットYの値が加算され、移動した場所がクリックされます。

スライド1

スライド2

スライド3

(以下2021年11月10日更新)

P.176 5-3の「ワークシートからデータを読み取る」内の手順2の説明

「Excelワークシートから最初の空の列や行を取得」
「Excelワークシートから読み取り

アクション名の指定が間違っていました。

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