HTC製のAndroidスマートフォン「HTC J ISW13HT」(以下HTC J)は、auとがっちりタッグを組んで日本のために開発されたモデルです。これまで5回に渡ってHTC Sense 4.0によって洗練された特長的な機能や操作方法を紹介してきましたが、最終回となる今回はそれらを改めて振り返りながらHTC J全体の魅力をまとめていきたいと思います。
他を圧倒するカメラ機能「Amazing Camera」
2回目で紹介したカメラ機能「Amazing Camera」の最大の魅力といえば、設定不要で被写体にレンズを向け自動的にピントが合った瞬間にシャッターキーをタップするだけで圧倒的に綺麗な写真が撮影できます。
複雑な操作が必要のない点はだれでも使えるという意味では非常に魅力的です。さらにF値2.0の明るいレンズを搭載している点や明暗の強いシーンで威力を発揮するHDR撮影、風景撮影などで威力を発揮するパノラマ撮影などしっかり撮りたい派も充分満足できる機能も搭載されています。
HTC Jでのカメラ撮影を体験してしまうと他のスマートフォンのカメラには戻れません。
音を楽しむための「Authentic Sound」と「ビーツオーディオ」のテクノロジ
3回目で紹介した音楽機能「Authentic Sound」は、さまざまな音楽を簡単にかつ高音質で楽しむことができる点が最大の魅力です。付属する「ビーツオーディオ」のマイク付きイヤフォン(Beats by Dr.Dre urBeats In-Ear Headphones)は、信号処理による最適化によりHTC Jとベストマッチングです。リモコン操作により再生、一時停止、早送り、早戻しなども手元で行えるのも便利です。
また、音楽データの取り回しの簡単さや音楽アプリに搭載されている機能によりHTC Jを手にした瞬間からさまざまな音楽を楽しむことができる点もとても魅力的です。HTC Jの音に関する性能や機能は、音楽を気軽に楽しみたい方から追求して楽しみたい方まで、幅広いユーザーが満足できるといえるでしょう。
触れていて便利で楽しいカスタマイズ機能「Personalization」
4回目で紹介した「Personalization」は、ホーム画面やテーマ設定など、自分の利用シーンに近いカスタマイズを瞬時にできる点が魅力です。
常に持ち歩くスマートフォンだからこそ、自分流に便利で楽しく使えるカスタマイズをしたいですが、HTC Jをはじめて使う方でも簡単にカスタマイズができる工夫がされています。
さらに、HTCならではの豊富に用意されたウィジェットが、便利なだけでなく、グラフィカルな面でも楽しませてくれるのは非常に魅力的です。
通話機能もしっかり使えるジェスチャー機能
5回目で紹介した通話機能における「ジャスチャーコントロール」機能は、電話として使うために、HTC Jならではの動作によるコントロールでより快適な操作を行える点が魅力です。
HTC Jを裏向けるだけでサイレントやスピーカーホンとしてハンズフリーで通話ができるほかに、電話帳検索も快適操作で行えます。
日本のために搭載された機能
そして、1回目で紹介した、日本向け機能である「おサイフケータイ」「ワンセグ」「赤外線」をサポートしている点はやはり最大の魅力でしょう。
従来型のケータイからスマートフォンに乗り換える際は、これらの機能が搭載されているかどうかで随分と安心感が変わってくるのは事実でしょう。
これまでに発売されたHTC製のAndroidスマートフォンは海外モデルを日本で使える仕様に変更されたのに対し、HTC Jは日本のために開発されたという点が大きく異なります。
これまでも評価の高かったHTC製のスマートフォンが、auとの協業により、さらに日本でも使いやすいスマートフォンとして登場したのは、非常に意味のあることで、今後のHTC製スマートフォンに対する期待も高まることは間違いないでしょう。
そして、実はHTC Jの魅力的な機能はまだまだあります。是非実際にHTC Jを使ってみて、“直感的な操作”だけではなく“直感的な感動”も味わってください。