組込みプレス Vol.5
- 定価
- 1,848円(本体1,680円+税10%)
- 発売日
- 2006.11.3[在庫なし]
- 判型
- B5
- 頁数
- 216ページ
- ISBN
- 4-7741-2926-7
概要
特集1
組込みエンジニアのための
「品質」を考える技術
昨今、製品のリコールや回収騒ぎなどが連日報道されてていますが、本来「品質」とは安全性や信頼性といった面から機器の使い勝手にいたるまで幅広い領域を指します。そこで本特集では「品質を向上させる」という課題に対して、組込みシステムにおける品質とは何かを整理するとともに、品質にかんするノウハウと対応付けながらやさしく解説していきます。ずばり「品質向上のノウハウ」を武器にできる企画です。
特集2
文系エンジニアのためのハードウェア講座
電子回路を‘読む’
電子回路にはさまざまな先人の知恵と経験が詰め込まれています。この特集では、組込みシステムの基礎となる入力回路、出力回路、電源回路について定番の回路構成を手本に、そこにどのような意図があるのか、どうしてそのように設計されたのかを噛みしめながら紹介していきます。
特集3
その違いから開発手法まで全部見せます!
アーキテクチャの作り方、描き方Windows CE/XP Embedded徹底入門
本特集では、組込みシステムにおけるプラットフォームとしての「Windows」を取り上げます。Windows CEとWindows XP Embeddedの違いのような素朴な疑問から、開発環境の整備やVisual Studio 2005による開発まで、すべてお見せします。
特別企画1
未来志向の業務改善
プロダクトライン開発実践マニュアル
本特集では、現場の開発者が導入するときに役立つ、ソフトウェア開発者よるに開発者のための「プロダクトライン開発」の取り組み方法を解説します。本誌前号(Vol.4)の特別企画1ではプロダクトラインの目的と活動について、米国カーネギーメロン大学祖父等ケア工学研究所(SEI)の定義にしたがってひと通り理科されたことと思います。しかしながら、SEIの活動は網羅的かつ汎用的な解説であるため、これだけでプロダクトライン開発を実践していくのは容易ではありません。そこで本特集では、実際の開発現場での筆者の経験に基づいた、具体的な取り組み方法を紹介します。みなさんが各々の組織でプロダクトライン開発に一歩踏み出して頂くことを目的としています。
特別企画2
WideStudio/MWTの最新事情
Eclipseではじめるマルチプラットフォーム開発
最近組込みシステムにおいても用いられるようになってきたEclipse。本特別企画では今年6月にEclipseプラグインとして登場した Eclipse/NAB(ネイティブアプリケーションビルダー)による開発手順を、開発者自身が図解満載で解説します。マルチプラットフォームなネイティブアプリケーションを効率よく開発してみませんか?
トリロジー企画
オブジェクト指向技術による
実践!モデル駆動開発 シーズンI~要件定義編~
オブジェクト指向によるMDD(Model Driven Development;モデル駆動開発)では、開発および管理プロセスが重要になってきます。近年は、開発・管理プロセスが非常に重要視されており、効果的な開発を期待するには、適切な開発・管理プロセスを用いることが重要です。今回の企画にあたり、詳細に開発・管理プロセスを1度に解説していくことは誌面の都合上、困難ですので、オブジェクト指向によるMDDを3回に分けて解説していくことにします。
目次
特集1
組込みエンジニアのための
「品質」を考える技術
- 1章:考え方と技術を身につけるために
悪循環から抜け出して好循環へにステージへ - 2章:「品質」ってなあに?
場面や立場によって異なる捉え方 - 3章:ソフトウェア品質の要求定義と評価
高品質へ結びつけるポイント - 4章:組込みソフトウェアアーキテクチャの標準化動向
課題とその取り組み - Appendix:ソフトウェア品質に関する知識体系のガイド
- Column:ハードウェアの信頼性評価から学ぶ
特集2
文系エンジニアのためのハードウェア講座
電子回路を‘読む’
- 1章:回路図の基本構成と約束事
回路図記号と暗黙の了解を頭に入れる - 2章:システムへの入力回路
アナログとデジタルの交差点 - 3章:処理結果を出力する回路
低出力から大出力、モータ制御まで - 4章:電源供給のための回路
誤動作や破壊を防ぐ工夫の数々 - Appendix:実践入門!電子回路シミュレータ
シミュレータを使った組込み開発現場の“現状”
特集3
その違いから開発手法まで全部見せます!
Windows CE/XP Embedded徹底入門
- 1章:概論
組込みOSとして求められること - Part 1:Windows CE編
- 2章:Windows CEのアーキテクチャ
プロセス/スレッド/メモリ管理 - 3章:開発環境とOSイメージの構築
Platform Builderの基本からデバッグ、リモートツールまで - 4章:OALとデバイスドライバの開発
ターゲットハードウェア上で動作させるために - 5章:VS2005を利用したアプリケーション開発
製品の差別化を図る重要なポイント - Part 2:Windows XP Embedded編
- 6章:速習!Windows XP Embedded
ハイエンドな組込み製品向けOS
特別企画1
未来志向の業務改善
プロダクトライン開発実践マニュアル
- 1章:プロダクトライン開発とは?
戦略志向で製品開発力を強化する - 2章:体系的な再利用
ツールの活用で実現する - 3章:既存の開発プロセスとの対応付け
現状を最大限に活かす - 4章:商品戦略に基づく要求分析
戦略ゴールを実現する - 5章:アーキテクチャの構築とコア資産開発
既存ソフトウェアの活用からドメイン分析まで
特別企画2
WideStudio/MWTの最新事情
Eclipseではじめるマルチプラットフォーム開発
- 1章:組込みシステム開発でのEclipseの現状
開発プラットフォームへの適用事例紹介 - 2章:異なるプラットフォーム上での実行環境“共通化”事例
汎用機器、携帯端末~リアルタイム制御系まで - 3章:NAB/MWTではじめるGUI開発
導入方法から開発の流れまで
一般記事
- 組込み業界を支える女性たち「今日も晴れるかな」
【第2回】マイノリティの立場を強みに - 組込みJavaテクニカルレシピ
素材を知り尽くして開発に活かす - SWEST8レポート
「愛ある組込みシステム開発」 - 世界に拡がるARM32ビットRISCプロセッサ、その理由とは
【第3回】ARMコアをサポートしているOS - 大規模航空機開発における
要求仕様からテストへのトレーサビリティと検証